日本三大祭の1つである京都伝承の祇園祭には、ヒオウギという植物が必ず飾られるという風習がある。悪霊退散を意味するもののようだ。ヒオウギはまだ咲かないがヒメヒオウギが咲き始めた▼写真1~3は1株だけ岩の間にあるヒメヒオウギ(姫檜扇)である。ヒメヒオウギも色々な種類があるようだがこの花はよく見るとピンク色の花弁の下側の3枚に赤い部分がある。私にはこれがおちょぼ口に見え、いつも見入ってしまう。思わず笑みが溢れる花である▼写真4、5はトウキ(当帰)の花である。薬用植物で根を乾燥させて漢方方剤に用いるようだ。セリ科シシウド属に属する通り、茎から葉がシシウドを連想させる▼写真6は静かに羽を休めるアゲハチョウである。子供の頃の昆虫採取ではこれと黒アゲハに憧れ捕まえたかったものだ▼揚羽蝶の家紋がある。家紋といえば水戸黄門でお馴染みの葵(三つ葉葵)の御紋が有名である。この他、豊臣秀吉の桐、真田家の六文銭 島津家の丸の中に十の字などを知っている。小牧・長久手の戦いで戦死した池田恒興の家紋が揚羽蝶である。
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