夏の間中、伸びるだけ伸びた草花がやっと花を付け始めた、菊芋だ。茎は優に3mを超える。キクイモは繁殖力が強いため、菊芋を収穫するために育てる目的の畑以外は植えない方が良いと聞く。我が家のここは木くず・もみ殻などを置いている場所だが毎年、花数が増えているように感じる。他所で芽が出ないように注意している。
先日、大津谷の谷沿いの道を歩いたとき、まだクサギの花が咲いているのを見つけた。クサギは早い所では7月ごろから咲き始める。クサギは漢字では臭木と書く。が、花は甘い匂いがするようだ。臭いのは葉のようで、一般にはカメムシのような匂いと言われている。
庭のみならず、あちこちで縦に並ぶように白い花が咲き始めた、ホトトギスの花だ。ホトトギスは2種植わっているが繁殖力の強い草花でどんどん増えている。
こちらが本来の杜鵑(不如帰・時鳥の漢字もある)の羽に似ていると言われるホトトギスだ。確かに斑点が不如帰の腹の模様に似ている。白い花と同じだが、花の付き方がまるで違う。
こちらも2色の花が咲くローゼルだ。ローゼルはハーブティーやシロップの材料等に使用される。我が家ではジャムにしている。
10月に入り、蝶の飛ぶ数がガクンと減った。まだモンシロチョウ・キアゲハなどは時々、見かけるがジャコウアゲハは全く見ない。先日まで餌のウマノスズクサに幼虫が群がり、餌が足らなくなるのを心配していたのだが。
写真は薪棚の後ろとベランダの天板に付いたジャコウアゲハのサナギである。サナギに成った後、10日間ぐらいで羽化する。8月の終わりぐらいまでは餌の直ぐ近くでサナギになり羽化した。が、9月終わりぐらいからのサナギは越冬し、来年4月初めぐらいに羽化が始まる。6ヶ月近くサナギで過ごすためだろうが、家屋の軒下など、越冬に相応しい場所まで移動しサナギに成る。不思議に思ったことがある。サナギは何故、自分が越冬するサナギに成ることがわかるのだろう?
調べてみると日照時間の長さで判断しているようだ。ジャコウアゲハの幼虫は毒性のあるウマノスズクサを食べているので他の虫などに襲われにくいと書かれていた。が、やっぱり狙われる。アリ・クモに始まり、蜂もサナギの胎内に卵を産み付けて中からサナギを食べて育つ蜂に育つのもいる。近年は越冬するサナギを探して収穫(?)し、菓子の空き箱に来年の3月末まで放り込んでおく。確保した8個のサナギ、♫眠れ眠れ 箱の中で・・・だ。
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