毎年、思うことだが”我が家のアサガオ、咲くのが遅くな~い?”。アサガオを子供の時に観察した経験のある人は多いと思うが、それは夏休み。9月ももう半ば、我が家のアサガオは今がピーク。蔓が巻くように作った柵を遥かに超え、高い位置で色とりどりに咲き乱れている。
そんな中、やっと咲き始めた似た花がある、ユウガオだ。暮れなずむころに咲き始めて朝には萎む一夜花。前から見るとアサガオに比べて少し大きいかと思うぐらいだが横顔が異なる。花茎がとても長い、美しいフォルムだ。
通りの面した場所で橙色の大きな花が咲き始めたクワンソウだ。以前に紹介したこのあるヤブカンゾウとよく似た花だ。近年、”良い睡眠”が話題に取り上げられることが多いがこのクワンソウに含まれる成分が効果が期待できるらしく研究・実用化が成されている。
1,2ヶ月前から鳥のホトトギス(不如帰・時鳥)の鳴き声が聞こえていたがここに来てホトトギスの花が咲き始めた。花弁の点々が不如帰の羽の模様に似ていることから付けられたホトトギスの花、これから次々と長く咲き続ける。
近くでツクツクボウシの鳴き声が。”どこどこ”と探したらいた!今年初めて見えたツクツクボウシだ。ニーニーゼミと同じぐらいの大きさで少しスマートに見える。羽がクマゼミと同じように透き通っている。美しい蝉だ。
そしてこちらは赤トンボだ。今頃の時期に現われる。赤トンボと言えば童謡”赤とんぼ”を思い出す。が、童謡に歌われたのはアキアカネかウスバキトンボではないかと言われているようだ。稲が実り始める初秋今頃、黄色のトンボがたくさん飛び始める。これがアキアカネだ。
明日9月13日(旧8月18日)は七十二候 白露次候 鶺鴒鳴(せきれい なく)だ。セキレイは”チチィ チチィ”と鳴くがこの声が聞こえてくる頃の意味だ。セキレイは人懐っこいところがあり、近づいても逃げない。尻尾を上下に世話しなく動かしていることからイワタカキ(岩叩き)など多くの異名があるようだ。故郷徳島県では似た名だがイシタタキ(石叩き)と呼んでいた。
ところで先に記したホトトギス(不如帰)、声は聞こえど姿は見えぬ、と言うやつでなかなか姿を拝めない。では鳴き声は、と言うと”キョッ、キョ、キョ、キョ、キョ”みたいな鳴き声だ。この鳴き声、子供の頃に教えられたのは”東京特許許可局(トウキョウ、トッカキョカキョク)”と鳴いていると。”キョ”が多いだけだが、不如帰らしい鳴き声が聞こえると頭の中で”東京特許許可局”と聞こえるか反芻してしまう。う~ん、無理すれば聞こえる。
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