花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

7月2日 夏至末候 半夏生 キササゲ ネムノキ アルストロメリアの原種 ブットレア 半夏(カラスビシャク)と半夏生

2022年07月01日 | 景色

 今週初め27日に東海地方は梅雨明けした。6月の梅雨明けも期間12日も早過ぎる・短か過ぎると思い調べてみた。最も早い梅雨明けは1963年の6月22日で2番目の早さのようだ、梅雨明けが6月と言うのはこの時と2度め、期間12日は今までの13日間を抜き、最短記録となったようだ。散歩道で見つけた楡(ニレ)の花だ。

  

 先日、2階の庇に付いているジャコウアゲハのサナギの状況を確認に行ったとき、眼下に花の咲いている木を発見した、キササゲだ。毎年晩秋時に剪定するとき、マメの実がぶら下がるのは知っていた。が、花は10年近く経ち始めて知った。キササゲは木大角豆で大角豆(ササゲ)と実が似ていることからの名だ。

  

 6月20日に紹介したアルストロメリアの原種と言われる花がフェンスの傍、紫陽花と並んで咲いている。鉢植えしていたのだが枯れたと思い、ここに土ごと、捨てたら蔓延り始めた。今は土手の一角を占めるまでになった。

  

 10日ほど前に撮ったくりの花だ。この白く見える花は雄花である。そして昨日写した栗。たくさん咲いていた白い花の根元に栗の実が出来ていた。白い花を両側にした茎の根元に一つの実が出来るようだ。

  

 黄色いトンボが来た。調べて見るとオオシオカラトンボの幼い雄のようだ。雄は成熟すると青く変化するようだ。近くのフェンスに留まるモズだ、こちらも幼い感じだ。モズは獰猛と聞くがこの状態で尻尾をゆっくり上下させる動きは愛らしい。また餌を木々に串刺しにするはやにえ(速贄)と言う習性も楽しい。

  

 子供の頃、家の畑にあったことから名を知っている花、鉄砲百合だ。子供の頃に他に知っていたのはコスモス・チューリップそしてヒマワリだろうか。あっ、赤い花サルビアも知っていた。これも近くにあったからだ。桔梗の大きな花が重たそうに咲いている。

  

 3mを超えるまでになったブットレアの花、蝶が好きと聞くがモンシロチョウを始め、色々な蝶が来ている。写真はジャコウアゲハだ。ジャコウアゲハは前回6月22日に紹介したカワミドリ・ブットレア、そして小さい花で道沿いに咲くヒメイワダレソウ(6月10日紹介)でもよく見る。

  

 今日から7月、今年は梅雨明けで猛暑の下での後半入りだ。明日2日は七十二候 夏至末候 半夏生(はんげ しょうず)だ。七十二候はここ4回 梅・ウツボグサ・菖蒲そして半夏生と花が続いた。それだけ咲く季節の花が多い時期なのかもしれない。が、七十二候 半夏生は葉の色が変わる半夏生ではなく”はんげ(からすびしゃく:烏柄杓) しょうず”のようだ。私はずっと葉色の変わるハンゲショウと思っていた。烏柄杓の乾燥させた茎根が半夏と言う生薬となることが間違い易くしているのかも知れない。最初の写真が抜いてきた烏柄杓(カラスビシャク)だ。これが生えるころまでに田植えを終えることの目安で”田植えが遅れても半夏生前ならば平年作の半分は獲れる”の教えのようだ。カラスビシャクは毒草で伸びたときは蛇が鎌首をもたげたような独特な格好になる。また成長したところを見つけたら紹介したい。では今どき葉が白くなる半夏生(ハンゲショウ)は?となる。半夏生(ハンゲショウ)は雑節9つある中の1つとしてある。七十二候と雑節の2つが同じ日に重なっているのだから両方を目安としても良い気がする。七十二候 半夏生(はんげ しょうず)はこの日までに田植えを終えること。雑節 半夏生(ハンゲショウ)は葉が白く半化粧する頃までに田植えの他、全ての農作業を終えることぐらいの区別だろうか。庭先の半夏生だ。今は色変わりの最盛期(?)、暑い夏のひと時を癒してくれる。

  

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