ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

米作りはドラマだ!出穂!

2013-08-06 09:44:17 | 農業
 雨、多いよなぁ!いつになったら梅雨明けんだぁぁ!

 先週まで台本書いてた身としては、涼しいことは、ラッキー!だった。でも、米にはなぁ。穂出るんだろうか?いもち病じわじわっと出てきてるし。と、もやもやもやのこのところ、出ましたねぇ、出穂です。

 まずは黒米!

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 黒米ってわからないか?じゃあ、これ。








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 なんか普通の米と変わらない?手前の葉っぱが少し紫色してるでしょ。よく見ると穂の輪郭もやや色づいているんです。ほぼ6割方の出穂。茎葉も元気だし、この調子だといい米とれそうだ。

 心配なのは普通米。平年だと7月末には始まるのに、遅れることすでに1週間、心配だ!って気を揉んでいたけど、自然は偽らない!ようやくだけど確実に出穂が始まった。

 



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 残るはコシヒカリだけ。これも穂が茎の中を上がってきているのが見えるので、ここ数日中には穂が出るだろう。遅れたものの、まずは着実に実りの秋に向かっている。これで暑い夏がきてくれれば、豊作間違いなしだ。

 米作りは毎年毎年がドラマだ。出芽がそろわずどうなることかと思った春先だったが、少ない苗を丁寧に補植したお陰で、その後の成長は順調だ。苗半作!やっぱり苗が良ければ米はとれる!肥料をやや多くしたことも効果を発揮しているようだ。

 今年の違いは、何と言っても、除草に頑張れたってことだろう。除草機を3回押し、その後ユーホーでの株元除草に2回入った。すべて終わったのは7月末。ほぼ2ヶ月近い草との闘いだった。なのに田んぼは雑草だらけ。取るそばから出てきちゃ大きく成っていくから。

 それでも、勤務の傍らやっつけ仕事でやっていた昨年までとは大違い、足下の雑草など者ともせず逞しく育っている。これなら自信をもって販売できる米がとれそうな気がする。そう!今年の目標は、米販売農家になる!!なんだから。

 さて、水田の除草に追い回されてたお陰で、手抜きになったのが畑。大豆畑など草が大豆を覆うほどになってしまった。ここから除草ってのは本当に大変なんだ。四つんばいになって豆と草の間をじわりじわりと這い進む。暑いしね、泥だらけになるしね、草を引っこ抜くから指も痛むしね!だから、適期作業が大切なんだ、って怒ってみても後の祭り。1日3時間、6列ずつなんてノルマを決めてどうにかこうにか終わらせることができた。

 その後、管理機で土寄せした畑のすがすがしいこと。こんなささやかな達成感も農業の醍醐味の一つなんですねぇぇ。





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コメント
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