うーん、どうにも書けない!
我がまま言って締め切りを2週間も延ばしてもらったが、まだ入り口付近で右往左往している。理由は・・・
出演者が足りないっ!
頭の中じゃぼんやりと、前回公演のメンバーはみな出演してくれるものと思い込んでいたんだが、
いざ、確認してみると、なんと!4人もいなくなるってことが判った。それに演出に回る一人も含めると半数近くが舞台には立てない。
しかも、しかもだ!公演は2チームで中編を競作ってことに決めちまってる!なんと、浅はかなことを!残った人数を半分に分けたら、4人と3人になっちまう。これじゃコントじゃないか!
もう、2本立てなんて止めるか?いやいや、もうすでにアイディアは掴んでる。今さら前言を翻すなんて、嫌なこった。
せめてもう一人いれば各チーム4人、これならなんとかなる。
思い余って、前回公演を見に来てくれていた若手に声を掛けて見た。フェースブックで。高校演劇の経験者だが、卒業してすでに5~6年経っていて、気持ちも暮らしぶりも安定しているようだし、何より度胸満点の行動派だってところが信頼できる。フェースブックの記事から私が尊敬する知人と古くからの知り合いであることも判った。これなら、大丈夫!突然の出演だってなんなく、とはいかなくても、頑張ってこなしてくれるだろう。
突然の出演依頼には大分驚いたようだが、半日ほど考えてから、やります!との返事をもらった。良かった!
これでぶつかっていた壁は乗り越えられる。大切なワンピースがかちっと嵌まった。彼女の役柄は、SNS狂いの下っ端探偵。行動的な性格だから、面白い役作りをしてくれることだろう。
出演者が固まった途端に、ストーリーがするする動き始めた!よしっ。
こういうもんなんだよ、満杯に貯めたタンクの水が、栓を抜いたら一気に流れ出すようなもんだ。台本書きには、こんな押し流すような力が必要なんだよ。