今年も開催が決まった、地区演劇部春季合同発表会。昨年同様、ザベリオ学園高校と大沼高校、会津の二つの演劇部との交流発表会だ。20日(日)は置農、高畠、米沢中央の地元3校、21日(月・祝)が招待2校の公演だ。
置農は時期から言っても、子どもミュージカルの新作だろう、『神さまのいうとおり』。今回は顧問から断末魔のうめき声が漏れてこないので、順調に進んでいるのかな。高畠は『勘違い』と『ヒメ会』、タイトルから見てもコントだろうな。昨年もコント2本で大いに笑わせてくれたことだし、期待してるよ。米沢中央も『リハーサル』と『ユメカタリ』、2本立てってことは、やっぱりコントか?どちらもコント?もし、秋のコント大会を見据えてのレパートリー作りだとしたら、嬉しいねぇ。みんな、頑張れ!昨年は、格段の実力をフルに見せつけてくれた会津の2校、今年もしっかり仕上げて来ることだろう。楽しみだ。
この発表会、フレンドリープラザの共催事業として行われる。共催と言うより、プラザの音頭とりと言った方が適切だろう。会場も費用も大部分プラザ持ちなんじゅないかな。去年はプラザに手取り足取りで実現できたみたいだが、今年は地元演劇部もちょっとは力が入ってきたみたいだ。チラシのイラスト見ればわかる。そう、せっかく、地域が応援してくれるんだもの、この素晴らしい機会を絶対自分たちのものにして欲しい。できれば、企画にもどんどんアイディアだして、春先の恒例行事に育てていって欲しいね。まずは、良い舞台を創る、次はお客さんをたくさん呼ぶ。これがぜひともし遂げなくちゃならない、地元高校演劇部諸君の任務だ。くれぐれもお声がかかったから、仕方ねえなぁやってやるか、なんておこがましい気持ちは禁物だかな。
そう言えば、山形市の遅筆堂分館、シベールアリーナも、高校生に力を貸してくれてたっけ。2月21日と、すでに終わってしまってるけど、『わたしたちの幕が上がる』、高校演劇合同発表会、山形市内の高校演劇部3,4校が発表させてもらったはずだ。これもありがたい。担当の遠藤さん、ありがとう、って僕が礼言う筋じゃないんだけど。
なんか、ここに来て、ようやく地域の方から高校生の演劇活動を応援しようって機運が盛り上がってきたみたいで、これはとっても喜ばしい兆候だ。高校生には力がある。もっともっと地域に引きずり出して、その力を活用してほしい。それが高校生を育てることにもなるし、地域の文化力を高めることにもつながっていく。
今、地域の側から強力な働きかけがあった。今度は、高校生の方から、どんどん地域に提案していく番じゃないかな。学校という小さなお家に引きこもらないで、お隣さんやご近所さんと積極的につながって行く努力が必要だ。くれぐれも学校という特殊隔離社会の常識にとらわれないことだ。試験間近だから、とか、夜遅いのは、とか、休日は、とか言い訳を先に考えない、そんな型破りが、新しい世界を切り開いていく鍵だと思うよ。