置農子どもミュージカル『”いただきます”見つけた!』が、東北農政局局長賞を受賞した。昨日はその授賞式に仙台まで行ってきた。『食育』活動優良事例表彰というもので、普及活動の部、教育実践の部、地場産品利用促進の部という三つの部門のうち、普及活動の部で最優秀と認めてもらったってわけだ。
元部長のコウキを連れて、車で往復5時間の授賞式参加だった。表彰状の授与、受賞者挨拶など、みんなコウキがお見事にさばいてくれたので、こちらはもっぱら記録係りだった。まったく、コウキの対応は日に日に巧みになっているなぁ。挨拶が上手くなっただけでも、演劇部やってきた甲斐があったってもんだ。
受賞については、年間14回もの公演活動を展開したんだから、なんかもらえるでしょ、とは思っていた。最高の局長賞てのは、ちょっとできすぎかな。でも、もらえて本当によかった。これで、子どもミュージカル、大会ともに賞を得たってことになる。今年一年の活動、やっぱ、たいしたもんだったんだって、証だ。
でも、生意気なようだけど、そんなに感激はしていない。いやいや、賞に不足があるわけじゃない。副賞が何もないってことに不満があるってわけでもない。あっ、なんか不満ぽい口ぶり!まあね、同じ顧問のNが研究論文で30万円もらったからね、むむむって気持ちが全然ないって言えば、嘘。冗談ですよ、東北農政局長さん。
そんなことじゃくなく、僕ら演技者だから、演技や芝居の質で評価されたかったって気持ちなんだよね。普及活動も狙いだから、当然、褒められて嬉しいんだけど、楽しい芝居だった、とか、面白かった、とか、台本良かった、とか、キャラクター最高、なんて言ってもらう方が、ずっとずっと嬉しい。
もっと言えば、ぜひ、今度うちの方でも上演して、とか、仙台でやってみないか、とか、そりゃ東京公演だろう、なんて言ってくれたらもう、感動、感激、感謝状ってもんなんだよ。だから、同じく表彰を受けた、一関の酒造会社の方から、他県では公演しないの?って言われた時は、ぞくっとしたね。まっ、社交辞令だろうけど。
今年も食育ミュージカル第2弾を制作中、だから、やってやれないことはない。でも、今年はなんてったって、全国大会あるから、公演引き受けは4カ所5公演で打ち止めだ。依頼を受けると、ついついぐらっとするけど、ダメ!ぜったいダメ!!ここはもう、心を石に固めてダメ!ってお断りする。
とは言うものの、もし、東京で、なんて話しがきたら、やっばりでれでれと引きうけちまうだろうね。そうなんだ、舞台が見たいって言ってもらうことが、何と言っても、一番のご褒美ってことなんだよなあ。