公演を一つ打ち通すってことは、並大抵のことじゃない。舞台をどう作るかってことも大きいけど、それ以前に出演者を全員そろえるってことが、そう!以外と大変なことなんだ。いつだって、ここで悩み苦しんできた。
今回の『Zenmai』だって同じ、途中交代が二人も!勘弁してよ!!一人は仕事が忙しくって、ごめんなさぁぁぁい!って泣きついてきた。も一人は、家庭が壊れます!おっとそれはいけない、残念だけど、了解。
で、この二人分の穴が、今回はすんなり埋まった。今年置農演劇部卒業のイクミと演劇部に一年間所属したトモエがすかっと引き受けてくれた。いやぁぁぁ、ありがたい!感謝!感謝!だ。
もちろん、穴が埋まったことも大きいんだけど、それ以上に嬉しいのは、若い二人が熱心に稽古に参加してくれていることだ。これは、大きい!!人間って不思議なもんで、後輩ができると頑張るものなんだ。だから、二人が居てくれるだけで、先輩たちは自ずと力が入る。良いとこ見せなくちゃって気持ちになんだろうね。
今回は若い奴らが中心の舞台、勢いってもんが何より大切だ。大人と違って、適当に力抜くってことしないから、常に全力勝負だ。この一週間、ほぼ毎日の稽古だったけど、出席率は極めて良好、気合いの入った稽古が続いている。
となると、演出の僕としてもおちおちしてらんないわけで、今日なんか、朝から6時間台本を読み続けていた。難しい作品だ!未だに、どういう意味かわからない所もある。でも、若い奴らが毎日頑張ってるんだもの、とことん、突き詰めていくしかないよね。
で、結論だ。やっぱ、若いって凄い!力をもらえる!稽古に集まる十数人のバイタリティ!!このエネルギーをしっかりと舞台に生かしていけば、きっといい作品になるに違いない。今日からは、ベテランエモちゃんも合流、いよいよ、最後の追い込みが始まった。
若さの爆発!若さの切なさ!若さのひたむきさを!をしっかりと歌い上げられる舞台にしよう。それが、僕の若さの証明だ!ええーーっ!?