ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

こいつが老いってもんなんだ!

2024-07-31 13:27:54 | 老いる日々
麦茶用のガラスポットを割っちまった。

えっ、なぜ?どうして下に落ちたの?割れてるの?
って、決まってるだろ、自分で落としたんだよ。

ガラス瓶が手元にあることはわかってたんだ。なのに、
湯沸かし器点けて、何気なくふり向いたら、手に当たって来た、って、違うだろ、ぶつけてその拍子に落としたんだって!
誤魔化すんじゃねえの。

おかしいなぁ、当たるはずはなかったんだけど・・・

そう、それよそれ。
当たるはずじゃなかった、躓くはずじゃなかった、ぶつかるはずじゃなかった、つま先もっと上げてたはずなのに、横にあるって気付かなかった、

あるいは、
ちゃんと立ってるはずなのに、片足立ちできるつもりだったのに、腰は伸びてるはずなのに、この幅なら跨げると思ったのに、・・・



出来ると思ったことが出来ない!やってるつもりがやれてない!

体センサーが数本抜け落ちちまったんだ。
いや、摩耗して感度が著しく落ちてるんだ。

以前なら、無意識のうちに、視野の隅でとらえていたものが、視野から消えてなくなった。
以前なら、無意識のうちに、適切な足の上げ下げ、歩幅の調整が出来ていたのに、出来なくなった。
以前なら、しっかり掴んだ感覚は確実だったのに、今やするりと物を落とす、それも割れ物ばっかり!

だから、よろめく、躓く、こける、ものを落とす!

危険だ!
家での不祥事なら、食器などの破損で済むが、いやいや、家内だって危ないぞ。下手に転倒すれば、骨折、寝たきり、あの世行き、ってことだってあり得る。が、

外での事故ってことになったら、おぉ、池袋の上級国民ジイサンの二の舞だぜ。

だったら、免許返納で、

なぁんて、全然考えちゃいないから、ダメなんだよ、ジジイは。

この間違いなく進行する老化現象にどう対応するか?
とことん抗って神経の鋭敏さを保つ努力をするのか、どうやって?
衰えを認めて、常に失敗の尻拭いを考えて行動するか、できねえだろ、そんなこと!

そう、老いへの憤り、自分に対する苛立ちと、生きるとはすべて失われる過程、との達観のはざまで、揺れ動きながら時が過ぎて行くってことだろうな。
あ~ぁ・・・






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過去の蓄えで食いつなぐ日本!

2024-07-30 17:31:02 | 世の中へ
なんて我慢強いんだ、日本人って!

最低賃金は先進国中のほぼ最下位、
30年実質賃金下がりっぱなし、



収入の半分近くは国に持って行かれ、
半数近くが非正規雇用、



派遣会社も中抜き率も断トツトップ、



自殺者の多さも桁違い、
なのに、

文句は言わず、投票はせず、
デモやストには白い目向けて、
満員電車もじっと我慢で職場に向かい、
70超えてもひたすら働く・・・

もはや超希少種・従順自助人間!?

なぜなんだ?どうして、こうも素直で言いなり現状満足、成り行き任せなんだ。

理由は様々、事なかれの精神やら、横並び主義やら、苦難に対する忍耐力、それらを育んだもぐら叩き教育の効果、自民党政治の巧みな人心掌握、・・・どれもこれも考察すれば、それぞれ1冊の本になる。

見捨てられつつある田舎で暮らしていて思い当たるのは、
そこそこに暮らせてるじゃん、ってこと。

贅沢言ったらきりはない、軽じゃあっても車もある、いやいや、若い衆ローン組んでアルファードとか乗ってるし、
仕事もある、交代制で夜勤ありだけど、
ファミレスあるし、コンビニあるし、100均あるし、
車飛ばせは、イオンモールにコストコ、
リタイア世代にゃ、空地あるから家庭菜園だって、
老齢両親70過ぎても、農業現役、
以前買いそろえた農業機械でジジババ農業
狭いながも土地持ち、家持ち、自給野菜でちょっぴり贅沢、

それ豊かじゃないべ、でも、貧しくもない、どっちつかずのそこそこ暮らし、それが田舎の生活だ。で、

なんとか、そこそこなりとも暮らせて行けるのは、過去の蓄えがあるからってことなんじゃねえか。

農地解放で手に入れた自作地、米価も悪くなかった頃に揃えた機械類、低い労賃目指して進出してきた企業群、以前整備した道路や水道、鉄道などのインフラ、・・・

かつて日本経済が上げ潮にあった時、田舎にも漏れて来たそこそこ経済発展のえおこぼれの数々、それら昔の蓄えが、今、どうにかこうにか、そこそこの暮らしを支えている、そういうことなんだろと思うのさ。

AIアナリストから聞いた話、日本はあの高度成長期にその時点で有数の暮らしやすさのシステムを作り上げてしまった、交通網や電話通信網など暮らしのインフラを。各家に1台家電あれば、携帯電話は普及しない。ATMもそこらじゅう、現金決済のシステムも完成されているから、電子マネーも広がらない、今や問題の健康保険証だって、すでに紙ベースで医療システムが完備されていて、マイナカードは邪魔者でしかいない、

なるほどなぁ、たしかに、ある程度の暮らし水準は出来上がっているってことなんだ。
だから、不満はない!?
わけじゃないが、声を荒げたり押しかけたりするほどのことはない、まず、今あるそこそこの暮らしでじっと耐えて行こう、ってことなんだろう。

だがさぁ、それっていつまで続くもんだろうかねぇ。
能登や福島みたいに災害に襲われたら、復旧する力はもはや残っていないわけだしな。道路や橋や様々な生活インフレ、あるいはシステム、ほころび始めているじゃないか。

どうするのかねぇ、じり貧は、そこそこ暮らしも浸食しつつあるんだけれど。








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スポーツの感動って?

2024-07-29 17:03:28 | スポーツ
阿部詩ちゃん2回戦敗退で号泣?おいおい。
兄ちゃんの一二三が、妹の分まで頑張るって?やれやれ。
白血病克服の池江璃花子、高校生の自分に勝てず準決勝敗退!?

好きだねぇ、メディア、スポーツ感動物語が。

高校野球とかも、もろこれだぜ。勝負周辺の感動ストーリー。
いい加減にしてくれんかなぁ、勝負は勝負、スポーツはスポーツだぜ。

スポーツは何でも好きな俺だけど、オリンピックはねぇ、なんか国威発揚、メダル獲得競争をあおって熱中てのがどうにも性に合わない。あんまり国なんて背負わないでいいんじゃないの?肉体の限界、気力の究極を競い合ってくれれば、それで見てる側としちゃ満足するんだよ、まっ、俺の場合ってことかね。

だから、兄妹揃って金メダル、お兄ちゃんと一緒、とか、病苦を乗り越えての挑戦とか、こういうわかりやすい感動物語って、選手や競技の真の素晴らしさやそこに至る努力を覆い隠してる気がするのよ。

メディアが押し付けるちゃちな物語なんて、ネットフリックスでやってくれ!おっと、そんなありきたりのストーリーなんてネトフリじゃ通用しないけど。スポーツの感動は、競技の場でこそ、圧倒的に迫って来るもんだと思うんだ。

なんて、憎まれ口を叩くのは、昨日?まさにその感動のシーンを体験させてもらったからなのさ。

この試合負けたらグループリーグ突破は極めて難しくなるって厳しい状況で戦われたサッカー女子のブラジル戦。日本時間深夜12時?あっ、こりゃ録画して翌日早々に、ってパターンだな、年寄りに夜更かし禁物だし。

でも待てよ、なんか負けそうだし、せめてジジイも一緒に、ライブで応援してやらなきゃ見捨てるようで心苦しい、よしっ、試合終了は2時を回りそうだが、モニターに首ったけで声援、おっと、夜中なので声出しは厳禁、するぞ。

って、あぁ、やっぱりなんか上手くいかんなぁ、田中美南が絶不調!実力は上回ってる気がするんだが、空回り、こりゃ典型的な自滅パターンだ。
いかんいかん、評論家は不要、応援あるのみ。だが、
1点リードされて試合後半ロスタイムを残すだけ、ブラジルは絶対エース・マルタをベンチに下げて、勝利確信の体勢、悔しいけどそうだろな、次はスペインとの決戦だし。

ところがだ!なんとここからドラマが、本物の劇的展開が待っていた!

途中交代で入った谷川萌々子がドリブルで一気にペナルティエリア侵入、あぁ、ボール奪われた、残念、一人気合い入れてもダメなのか?
おっ、審判が試合を止めた。

VAR介入、で、ペナルティキック!同点のチャンス!!

キッカーは誰だ?前半失敗してる田中はないだろ、っと思ったら、キャプテン熊谷、これ以上ない悲壮な表情でボールをセット!
すべての責任を主将自ら負うことを覚悟したんだな、そう、ここにこそ物語がある。
ここまで当たりに当たってスーパーセーブしまくりのキーパーの逆を突き、見事ゴール!同点だ。
良かった、これで、次の試合に予選通過を預けることができる、これで十分だ残り時間は数分、耐えろ、守りを固めろ!なんてのは、ジジイの消極姿勢、チームは攻める、攻める!

そして、ついに、感動の瞬間がやって来た。
谷川が、読みあり、技あり、勇気ありのワンタッチループシュート!?
ボールは飛び出していたキーパーの頭上を越えてゴールネット内で跳ねた。



19歳だぜ、オリンピック初出場だぜ、ラストぎりぎりでの交代出場だぜ!

うんもう、飛び上がって歓喜の雄たけび、は、夜中なんでできないんで、椅子の上でゆさゆさ揺れて拳を突き出し続けた。

どうだい、これがスポーツの感動ってもんだろ。身の上話とか、家族の苦労話とか、年少時の天才ぶりとか、そんな逸話はまったく不要だ。
このロスタイム数分に込められた選手たちの必死の躍動、そして、若き谷川の神がかり的プレー、これぞ、感動でなくてなんなんだ!!!!!

残り時間をしっかり締めて試合終了の逆転勝ち。

ほんと良かった!何がって、こんな素晴らしい歴史的瞬間を選手たちと共有できたことだぜ。しかも、ライブで!

顔を覆うマルタの様子にもドラマがあった。彼女は38歳、この試合がAマッチ200試合目だった。

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夏に追われる!?

2024-07-28 09:18:17 | 畑仕事
いよいよ夏本番!いや、まだ梅雨は明けてないんだけど、暑さと湿度の高さは、たっぷり夏。

獣になんて食われるもんか、でしっかりネットで囲ったトウモロコシ、よしよし、今日も害獣どもの侵入はないぞ、って水見の途中に遠くからそれだけはしっかり確認、カボチャ畑へのイノシシの再襲撃もばたりと止まってる。
いい感じじゃん!

って、待てよ、トウモロコシ、収穫時なんじゃないか?うへっ、忘れてたよ。夕飯時だし、取りあえず3本だけ試しに収穫。

あちゃちゃ、行き過ぎたかも?


恐る恐る皮を剥いたら、



良かった、ちょうど食べごろだ。この3本は蒸して、食後のデザートだな、ちょっと重いけど、初物だしな。

そう言えば、初物は他にもあったぜ。
スイカ、早くも取れちまったのよねぇ。
小玉だから、実が着いてから30日弱で食べごろなんだ。今年は、夫婦で着果を鵜の目鷹の目、発見に努めたからね、しっかり受粉日も分かってるのさ。
他にもほれ、コンテナ被せてカラス除けしてあるのが19個、



それとコンテナ足りず目印だけ立ててそっと隠してあるのが2個、



この夏もスイカで涼味満喫!間違いなしだ。

さらに、プリンスメロンも実の表面の色が変わってきてる。取ってもいいよ、って合図送ってる。



桃も残さず頂いたし、そうだっ!今年はイチジクも初なり、大振りのものが10個も取れたんだ。
久しぶりのイチジク、ええーっ、こんなに美味かったんだっけ!?

うわぁ、果物攻めだぜぇ。

もちろん、トマトは連日籠一杯の大豊作が続いてるし、キュウリも完全に持て余し状態だ。

人間にゃ、やりきれない蒸し暑さの夏だけど、果物たちにゃ元気溌剌の季節なんだろうな。
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ウソッ、穂が出てる!

2024-07-27 16:28:21 | 米つくり
7月も残り数日、雑草あろうとなかろうと、除草は今月限り、まっ酷いところは済ませたから、し残したところで、実害は少ないから悔いもないさ。

さて、カウントダウンの除草に入るか。

えっ、ちょちょっと、以前に入ったところ、凄いことになってるぞ、コナギの絨毯だぁぁぁ!株間どころか畝間も埋め尽くしている。



これは不覚、迂闊、じゃったぁぁぁ!

作業計画急遽変更、こちらのコナギ畑をやっつけることにした。
いかん、昨夜の豪雨で水たっぷりって思ってたら、それほどでもない。これはQホーには不向きな状況だ。深水だと草も直立してるし、水分もふんだんに取り込んでシャキシャキ、刈取り易いのさ。

今日はもう1枚の方にするか?って逃避欲求、ムラムラだったが、いかん、1日見過ごせば、さらに生がる。逃げるな、厳しい現実から目を背けるな、足を遠ざけるな。

今さら出したってと、思いつつも水を出して、作業開始、今日は午後もここに掛かる、決めた。

ここまで伸びると、刈るのもサクサクってわけにゃいかない。エイッと刃を食い込ませザクッと引っ掻く。早くも汗がじわりと滲む。

午前2時間、疲れ果ててぐてーって昼を過ごし、気を奮い起こして田んぼに入る。この調子だとこの田だけであと3日は入らにゃならんなぁ、8月になるぞ、と、
ため息の先に見えたのは、こ、こ、これっ、穂じゃねえか!?



早いだろ、コシヒカリの出穂は8月1週目だぜ。
慌てて周囲のイネの様子を覗う。
ほらな、まだ茎のふくらみもほっそり妊娠初期だぜ。

これ、もしかして、2年前まで作ってたヒトメボレかも知れないなぁ、こぼれ種か、種もみに混ざっていたか。
まっ、どっちにしても慌てることはない。
ともかく、このコナギ群落を根絶やししてしまわないことにゃ、夏休みは来ない!
頑張るんだ、今日も、明日も。

それにしても、この期に及んでコナギの密集とは、除草方法に誤りがあったとしか思えない。
除草機押しを2度に止めたのって、田の土の熟度を見誤ったってことだ。まだまだ、地力で雑草抑制、なんて期待するのが甘かったってことだ。

わかった、来年はさぼらずやるよ、除草機を3度は押すよ。年取ったからって、米作りは容赦してくれないってことだな。



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