演劇部高校生向けの冊子にシニア演劇学校について書いた。まだ、掲載前だけど、このブログの読者とはほとんどかぶらないから、読んでもらおうかな。
川西町フレンドリープラザで始まったシニア演劇学校も2期生の終了が間近に迫りつつある。演劇初心者、50歳以上が入校の条件だ。講習期間は1年間、発声、パントマイム、エチュードなど基礎訓練を重ね、11月には1時間を超える成果発表の大舞台、3月にコントと各自持ち芸を発表して目出度く卒業する。
1期生は7人、どんな墓に入るかを巡るコミカルな創作劇『風渡る頃』を発表した。さすがはシニア!テーマがお墓だもの。この舞台、なかなか好評で、山梨県南アルプス市で行われた全国大会にも出演した。そう、シニア演劇にも全国大会がある!ただし、手上げれば出られるんたけど。
昨年4月からスタートした2期生は、なんとミュージカルで勝負した。演劇だと思って入ってみたらミュージカル!なんで?なんで?と突然の展開に戸惑いつつも、メンバー10人、歌に芝居にダンスにと、難関、難所、難敵を乗り越え踏み越え、逃亡することなくついに!やり遂げた。鳴り止まぬ拍手にカーテンコールのダンス2回!感激!!手作りした衣装や装置、道具の素晴らしさも絶賛された。You Tubeにアップしてあるのでぜひ見て欲しい。(『ラ・グリンシャ クロニクル』で検索)
講習は週に1日で始まるが、本番台本が渡れば週2になり、3になり、直前3週間はほぼ毎日の稽古となる。遠くの人(東根、山形)など泊まりがけで稽古、もの作りに専念する。そこまで夢中にさせるものなんだ、演劇ってやつは。経験は皆無、自信はゼロ、でも、舞台に立ってみたい!照明を浴びてみたい!表現したい!と集まった人たち。やる気と生真面目を武器にして、ついに思ってもみなかった地点にたどり着いてしまう。まさか、歌うなんて!まさか、踊るなんて!まさか、拍手を浴びるなんて!!
とは言え、歳をとるってのは恐ろしい。体は固い。体力はない。心も強ばっている。何より辛いのは、記憶力の喪失!そう、セリフが覚えられない、出てこない!演劇にとっちゃ致命傷って言える。でも、シニアは頑張る。知恵を絞り経験を生かす。休まず繰り返す。互いに支え合って努力する。そして、晴れ晴れしい舞台の脚光!が贈り物。共に作り上げた仲間たちが宝物。ミュージカルのフィナーレは、ないものを嘆くより、あるものを数えて暮らしていこうと歌い上げて終わる。
体力ない
若さがない
時間がない
ないもの名を上げなんとする
そうさ あるものさ
家がある
食べものがある
動ける体がある
そうともあるさ 命がある
あるもの数えりゃ なんとかなる
お日様がある
友がある
暮らしがある
そうとも集える 広場がある
あるもの上げれば 悪くはないさ
歌がある
ダンスがある
酒がある
そうとも燃える 祭りがある
あるもの結構 凄いじゃないか
今を生きれば それでいい
今あるものは 明日も生きる
だって クロニクル
年代記がつないでくれる
そうさ クロニクル
生きとし生きて ムラにつながる
年代記 年代記 ラ・グリンシャ クロニクル
作詞:河原俊雄 作曲:知野礼美
そう、高校生だって同じさ。
川西町フレンドリープラザで始まったシニア演劇学校も2期生の終了が間近に迫りつつある。演劇初心者、50歳以上が入校の条件だ。講習期間は1年間、発声、パントマイム、エチュードなど基礎訓練を重ね、11月には1時間を超える成果発表の大舞台、3月にコントと各自持ち芸を発表して目出度く卒業する。
1期生は7人、どんな墓に入るかを巡るコミカルな創作劇『風渡る頃』を発表した。さすがはシニア!テーマがお墓だもの。この舞台、なかなか好評で、山梨県南アルプス市で行われた全国大会にも出演した。そう、シニア演劇にも全国大会がある!ただし、手上げれば出られるんたけど。
昨年4月からスタートした2期生は、なんとミュージカルで勝負した。演劇だと思って入ってみたらミュージカル!なんで?なんで?と突然の展開に戸惑いつつも、メンバー10人、歌に芝居にダンスにと、難関、難所、難敵を乗り越え踏み越え、逃亡することなくついに!やり遂げた。鳴り止まぬ拍手にカーテンコールのダンス2回!感激!!手作りした衣装や装置、道具の素晴らしさも絶賛された。You Tubeにアップしてあるのでぜひ見て欲しい。(『ラ・グリンシャ クロニクル』で検索)
講習は週に1日で始まるが、本番台本が渡れば週2になり、3になり、直前3週間はほぼ毎日の稽古となる。遠くの人(東根、山形)など泊まりがけで稽古、もの作りに専念する。そこまで夢中にさせるものなんだ、演劇ってやつは。経験は皆無、自信はゼロ、でも、舞台に立ってみたい!照明を浴びてみたい!表現したい!と集まった人たち。やる気と生真面目を武器にして、ついに思ってもみなかった地点にたどり着いてしまう。まさか、歌うなんて!まさか、踊るなんて!まさか、拍手を浴びるなんて!!
とは言え、歳をとるってのは恐ろしい。体は固い。体力はない。心も強ばっている。何より辛いのは、記憶力の喪失!そう、セリフが覚えられない、出てこない!演劇にとっちゃ致命傷って言える。でも、シニアは頑張る。知恵を絞り経験を生かす。休まず繰り返す。互いに支え合って努力する。そして、晴れ晴れしい舞台の脚光!が贈り物。共に作り上げた仲間たちが宝物。ミュージカルのフィナーレは、ないものを嘆くより、あるものを数えて暮らしていこうと歌い上げて終わる。
体力ない
若さがない
時間がない
ないもの名を上げなんとする
そうさ あるものさ
家がある
食べものがある
動ける体がある
そうともあるさ 命がある
あるもの数えりゃ なんとかなる
お日様がある
友がある
暮らしがある
そうとも集える 広場がある
あるもの上げれば 悪くはないさ
歌がある
ダンスがある
酒がある
そうとも燃える 祭りがある
あるもの結構 凄いじゃないか
今を生きれば それでいい
今あるものは 明日も生きる
だって クロニクル
年代記がつないでくれる
そうさ クロニクル
生きとし生きて ムラにつながる
年代記 年代記 ラ・グリンシャ クロニクル
作詞:河原俊雄 作曲:知野礼美
そう、高校生だって同じさ。