まだまだ風は冷たい。時に強風!それでも桜の花が散らない、ってことは気温が低いってことかな?花の色も例年より薄くて白に近い。これも気候の影響なんじゃないの。
だとしても、もう4月も残りわずか、せっかく早めに買った種ジャガイモもしなぶれかかってきた。芽は十分に出たし、日に当てて緑化も進んでるし、そろそろ植えなくっちゃね。
それつけても、堆肥だよ。去年初めて、家裏の畑に堆肥宅配便、ダンプ2台が届いて、大いに重宝したんもんだから、今年もそろそろ配ってくれないかなぁ、と怠け心でずる延ばししてきたが、もう、待ちきれない。自分で運ぶっきゃない。
畜産農家Sさんの堆肥置き場に軽トラを乗り付け、せっせこと堆肥積み込み作業。積まれて3年くらいは経っているみたいだが、切り返しをしてないから中の方はまだまだ生に近いべこうんちの黄土色だ。こいつは畑に播くわけにゃいかない。表面20センチほどは空気にさらされたお陰で熟成が進んでいる。何度か車を移動しながら、上っ面だけを掬い取って荷台に放り投げる。できれば、山盛りめいっぱいまで積み込みたかったけど、すぐに挫けて7割方で、まっ、いいか、取りあえずの分は足りるから。
トラックを畑に乗り入れての堆肥散布が終われば、いよいよ、トラクターの始動だ。これがいつもながら緊張する。すでに30年?40年?ものの超高齢機械だもの、エンジンかかるかどうか?あっ、当然だけど、自身のバッテリーにゃ力ないからね、軽トラを横付けしてブースターケーブルをつないで、アクセルに重石乗っけてふかしにふかして、電気を思いっきりトラクターに送って、余熱。おおーーっ、軽トラが吠え始めた!うわーっ!エンジンブチ切れるぅぅぅぅ?!軽トラぶっ飛ぶ、ぶっ壊れる!慌てふためき、トラクターを飛び降りて軽トラ運転席へ。重石の全重量がアクセルペダルに掛かっちまったんだ。アクセル全開の一発始動に無理があった。無理は禁物、あっちもこっちもご老体。時間をかけてゆるゆる充電、で、そろりそろりとスイッチオン!かかった!やれやれ。
慎重に運転しないとね、エンスト起こせば、またもや軽トラ充電が必要だから、クラッチのつなぎは丁寧に半クラッチで。半年ぶり?いや、10か月ぶりのトラクター耕耘だ。なんか怖い。間違った操作するんじゃないか?トラクターの人柄が変わっているんじゃないか?人間も機会も年寄りは当てにならない。
無事、耕耘終了。張ったビニールひもに沿って植穴を掘り、種イモを並べるのだが、小さめのものはまるまる1個、大きいものは半割して、切り口に腐敗防止の灰を擦り込んで、植える。半分に切る時はどちらにも芽が付いているように切るのが大切。去年はそれを無視したために、発芽が不良でえらい目にあった。種イモと種イモの間に堆肥を一握り、これはNHK「趣味の園芸 野菜の時間」で藤田先生が教えてくれたんでやってみる。カラスにいたずらされないようにたっぷり土を掛けて、ジャガイモ植え完了!
ついでに大根、ニンジンも播いちまうかぁ?夕方から雨だって言うしちょうどいいよなぁ、でも、本日の作業ノルマは終えたしなぁ、迷いに迷い、何度も畑と家を行きつ戻りつしたが、頑張り過ぎない!明日はある!と、はやる勤勉心を抑えて、今日の農作業はすべて終了。まっ、ぼちぼちね、のんびりね、春先の今のうちだけだけど。