ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

時間はある、でも多忙!

2013-06-24 20:19:08 | 暮らし
仕事を辞めての一番は、もちろん時間があるってことだ。シニア演劇学校やぼちぼちの頼まれ仕事もあるから、毎日が日曜日ってわけではないが、それでもゆったり使える時間はかなり多い。では、悠々自適かって言うとそうはいかない。その一番の原因は農作業だ。

 まず米作り、今はちょうど除草の最盛期、こっちの田が終わればあっちの田、除草機押しやらユーホーという水田専用の草刈鎌を持って動き回っている。昨日は、黒米とモチの田。ここはヒルムシロという雑草が旺盛だ。柳のような葉が水田一面をまたたく間に覆ってしまう。ヒルムシロは除草機を押しても平気の平左なので、ユーホーで一株ずつ刈り取るか手取りするしかない。で、昨日はそのどちらもやった。その後に除草機押し。たかが3aの田(12m×25m)なのにたっぷり半日かかってしまった。

 今日は家の前の田10aの除草機押しだ。一気に作業を続ければ2時間で終わるところなのだが、その間にブルーベリーの水やりもしなくてはならない。30本近くあるブルーベリーの株もとに一本一本ホースで注水する。ブルーベリーは乾燥にとても弱いので、この晴天続きだと毎朝必須の作業なのだ。一本にかかる時間は4~5分、そうかなりたっぷりがっつりかけなくちゃなんない。まさかその時間ホース持って突っ立ってるわけいかんでしょ。なにか別の作業しつつやれば時間を無駄にしなくていいわけだ。

 昨日は隣にあるトマトのハウスでわき芽つみをしつつ水やりをやった。今日は、除草機押しだ。一往復押すと畑に行ってホースを次の木の根本に移す。急いで田んぼに戻ってもう一往復、急いでホースの移動。これを20数回繰り返して、3時間かけてどちらの作業も終わすことができた。ね、追われてるでしょ、結構。

 午後からは、朝摘みした苺を煮てジャム作りだ。

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 もうそろそろ終わりに近いので今日はこのくらい。入れ替わってブルーべーリーの収穫も始まりつつある。一昨日摘んで冷凍してあったものと合わせて鍋で煮る。砂糖は原料の30%をグラニュー糖で。





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 あくを取り、煮詰まったらビンに入れて、フタをして殺菌。





 


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 そしてできあがり。今日は4本半の仕上がり。これまで含めて20本を超えた。20本もどうするのかって?もちろん、我が家で楽しむ、で、余った分はプレゼント用だ。我が家のお米を買ってくれた人にサービスってことになる。






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 明日の朝摘みはグリーンピース。これも結構あるのでどうやって保存したらいいか?ちょっと実験だな。ブルーベリーの水やりと組み合わせの作業は、うーん、薪割りがいいかも。て、言ってるうちにブルーベリーの収穫作業が始まる。これも最盛期は半日仕事。ねっ、やっぱり忙しいでしょ、農家暮らしって。




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どうする?一期生

2013-06-22 19:31:34 | シニア演劇
 シニア演劇全国大会も終わって、さて、どうする?一期生の皆さんは。

 この先の進路としては大きくわければ二つだ。一つは舞台とはおさらばして、良き観客に戻る。も一つはなんとしてでも演劇を続ける。そうそう、僕らも演劇学校の卒業式で、井上さんからこの二者択一を迫られたっけ。ただし、表現はもっと刺激的だった。良き観客は同じだったが、演劇を続けるってことを地獄を見るかって言ったんだ井上校長。

 で、僕はその場で地獄行きを決意した。だからこのブログの副題も「50(歳)を過ぎたら板地獄」としたわけ。板は言わすと知れた舞台のこと。さてさて、一期生の皆さんはどうするの?

 でも、演劇を続けるって言ったってこれは容易なことじゃない。旗揚げ当初は気合いと勢いでなんとか乗り切れるが、2回3回と回を重ねると、もうダメ!解散宣言だったり、うやむや解消だったり、まっ、多くがこのパターンだ。

 理由はいろいろある。まずは経済面。ともかく金かかるんだ芝居一本打つのには。ホールの使用料、練習会場の借用料、チラシ・ポスター代、衣装・道具その他製作費用。プラザのホール使うとするとまず20万円はくだらない。

 次に演目の決定。全員が同じような方向性を持っているならいいが、演劇学校卒業生の場合、やりたい芝居は参加者の数だけあるって言ってもいい。初めのうちは続けたい一心で折り合っていても、しだいに不満が生じいつしか対立、亀裂に発展する。

 さらに大きな問題は誰がリードするかって問題だ。劇団をマネジメントする人も大切だし、演出を担当し劇団の色を作っていく人がどうしてもいる。

 こんな難題を解決し、幾多の苦難を乗り越えて劇団の活動は継続していく。ね、菜の花座の27回公演だって結構すごいことなんだ。

 で、一期生だ。続けたいなら上記の課題をクリアする必要がある。が、かなりのハードルだな。プラザが支援するって話しも聞こえてきたが、なんでシニアだけ?菜の花座は?ってことにもなるし、せいぜいが会場使用料の半額免除くらいだろう。他の問題は依然として残る。

 そこで僕の提案は、菜の花座にいらっしゃい!ってことだ。

 吸収合併して菜の花座が肥え太るか?いやいや、そんな目論見じゃない。いや、それも無い訳じゃないが。

 一期生をグループとして受け入れます、ってことだ。菜の花座の中にシニア劇団として存続する。例えば「菜の花ゴールド」とか名前付けて。こちらは一期生だけで年に一回の公演を行う。もちろんバックアップは菜の花座だ。さらに、希望者は菜の花座の年2回の公演にも参加できる。こうすれば、一期生の持ちネタ『風渡る頃』の再演やコント『詐欺にご用心』の公演も随時行って行くことができることになる。

 一期生にとっては、せっかく始めた演劇活動をさしたる負担なく継続していくことができる。せっかく築けた一期生同士の絆を大切に保っていくこともできる。さらに、菜の花座の活動に加わることで、シニア演劇の枠から踏み出した舞台作りも経験できる。

 一方菜の花座にも大きなメリットがたくさんある。まず、団員が増えて賑やかで活発になる。さらに、上演できる芝居の幅が広がる。苦手だったチケット販売も前進して、観客もぐっと増えることだろう。となれば、経営的にも安定する。

 と、こういう思惑もあって、一期生に提案中ということだ。まだ最終的な意志決定がなされていないが、僕としてはこの方向で決断してほしいと強く願っている。近日中に結論が出ると思うが、もし、一期生が来てくれた場合のことを考え、新しい台本は一期生も出演する形で構想中だ。だって、入ってもらっても当分出番無し!じゃ可哀相でしょ。みんな舞台に立ちたくているんだから。

 ということで、新作は6月中に書き上げることにしている。テーマはブラック企業だ。趣向は怪談仕立て。出演者は菜の花座6名に一期生7名を加えて、13名、おお、久しぶりに大人数の舞台になりそうだぞ。ってことで乞うご期待!

 




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『詐欺にご用心!』シニア版YouTubeアップ

2013-06-19 09:07:35 | シニア演劇
置農演劇部の持ちネタ『詐欺にご用心!』のシニア版をアップした。この春シニア演劇学校一期生の卒業公演で演じたものだ。

 高校生が年寄りを演じるとそのギャップが新鮮で、いつでも大きな笑いを取ってきたコントだが、本物の爺、婆がやると、これはもうまるで違うド迫力になる。何が違うか?そりゃ、図々しさとやかましさだ。

 シニアの面々は、控えめってことを知らない。やたらと突っ込みたがるし、やたらとヤジやチャチャを入れたがる。まあ、僕がそれを煽ったってこともあるけど。台本にないアドリブがぽんぽん飛び出す。それもしつこい!受けようが受けまいが何度でも繰り返す。

 その突っ込みが、外れたりすべったりしているのが、これまたシニアらしくて良い。で、いながら、嫌みな感じはまるでない。なんかほのぼのとしてくる。シニアなればこそってことだろう。この迫力は絶対高校生には無理!高校生がこんな風に勝手きままにヤジ入れたら、これはもう悪のり以外の何者でもなくなる。やはり、これも年の功ってもんだろう。

 この作品、各地の老人会で出張公演できるといいと思っている。自分と同年齢の人たちの演ずる振り込め詐欺防止コント、被害防止効果の面ばかりじゃなく、演じる人たちの存在も見ている人たちに大きな勇気を与えることにもなるんじゃないだろうか。

 秋に予定されている、菜の花座主催のコント大会にも参加してもらいたいと思っている。

 そうそう、高校生版には無かったエピソードがもう一つ追加されている。最近流行りのカード借用詐欺だ。すでに見たことある人もぜひYouTubeの動画を見て欲しい。

http://www.youtube.com/watch?v=k-4EcHI4uHU

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田の草本番!

2013-06-18 14:59:05 | 農業
 田んぼもいよいよ勝負時だ。これから暑くなる一ヶ月間、除草でどこまで頑張れるか、稲の生育が雑草に打ち勝てるかどうか、稲も人間も踏ん張り時だ。

 南アルプス市の全国大会かせ帰ってきてさっそく2回目の除草機押し。前回からまだ8日しか経っていないから、ひどくはなっていない。でも、ここでうっかりやり過ごすととんでもないことになる。


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 またもや頑張ってくれた除草機様だ。でも、除草機は畝と畝の間しか押せない。手植えの正条植え(四角形の四隅に植える)なら畝間も株間も隙間は同じなので縦横押せるが、機械植えはそうはいかない。そこで三回目の除草は、腰をかがめて手取り、・・・昔ならね。今の僕にはそんな根性はまるでない。かと言ってほっておけば見苦しいし、稲の生育にも影響する。稲刈りもスムーズに行かない。手取りほど完璧じゃないが、こんな器具を使って株間の草を取っている。





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 水中に没してる部分がU字型の鎌になっているのでユーホーって言う。もっとわかりやすく先端の写真を。





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 そう、この先端部分を株の間に入れて掻き取るようにして除草する。一株毎だ!気が遠くなる作業だ。浮き上がった草が戦果ってわけで、これからの部分はこんなふう。





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 2回も除草機を押してもこうだから。闘いだっ!叫ぶのも大袈裟じゃないだろ?無農薬で米を作るってことがどんだけ大変なことか分かってもらえると思う。取っても取っても出てくる雑草!でも、不思議なことに、稲がある程度育って田面を覆ってしまうと、それからは雑草軍団の勢いも目に見えて落ちていく。生態系の不思議ってことだ。稲が優勢になる時期、それが7月半ば。だから、そこまでは人間が精一杯ひ弱な稲に力を貸してやらねばならないわけなのだ。

 ユーホーでの引っ掻き作業、簡単なようだが、意外とつらい。力の入れ具合に無理があるんだろう。5時間ほどの作業だったが、肩、腰、腕、はガチガチになった。便利な器具も、所詮人間の頑張りで役に立つってことだ。




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修学旅行生コントで歓迎

2013-06-14 16:47:59 | 地域文化
 さてさて、どうだろう?通じるかな?中学生に。

 愛知県東海市の修学旅行生歓迎のコント、本番だ。

 ここまで、8回の稽古で練り上げてきたから、全員演劇初体験の米沢市職員とは言え、なかなかの出来に仕上がった。会場の周囲には、中学生に玉こんにゃくを振る舞いたいと集まった山上地区の人たちも観劇だ。

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 2回のリハーサルを済ませて、準備万端整った。拍手で迎えられる中学生。








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 どこか表情が硬いぞ。ただの見学先のつもりで入ってきたら、周囲は大人がぞろり!だもの。整列済んでセレモニー、神社の神主さんも大張り切りで祝詞上げて記念品までプレゼントしていた。

 さて、いよいよ本番だ。AKBの音楽に乗ってキッコちゃんの登場だ。声も大きい表情も弾けてる、なかなかいい。



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 でも、観客は反応なし!続いて鷹山公の登場。一生懸命見ているのだが、表情には表れない。周りを囲む大人の方は、上々の反応なんだけど。中でも兼続の腰巻きのギャグでは、バスガイドたちが大騒ぎ!でも、生徒達はなにか?

 


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 平洲先生を呼ぶシーンでようやく少し声が出た。そして、最後の質問タイム、ここでは、さすがにちょっとどよめいたかな?うーん、やっぱり中学生の場合、客に絡まないとダメなのかな。彼らの仲間をだしに使うしかないのかな。後は、流行りのタレントネタ、でもねぇ・・・・・









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 難しい!中学生は。ノリのいい生徒が何人かいると違うのんたげどね。今回の子ども達は全体におとなしかった。よくよく指導が行き届いているって感じ。先生方も真面目な方が多かったように感じた。多分、この学校の持ち味なんだろう。神社の境内、地域住民の包囲、って圧迫感のある環境も生徒達を萎縮させていたんだろう。

 でも、どんな観客であろうと、どんな環境であろうと、笑わせようって思ったら、笑わせられないといけない!!!僕の力不足ってことだ。

 そう、役者たちはよくやった。引率の先生や地区の人たち、市職員なんかには大いに受けていた。終演後、即座に敬老会への出演を依頼されたくらいだったから。

 ケーブルテレビも密着取材で、役者さんたち晴れがましくインタビューに答えていた。やり切った充実感が溢れていた。




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 修学旅行生をコントで歓迎する試み、思い切ったよね。市長のアイディアも良かったし、それに答えた市秘書広報課の職員も立派だった。これが米沢市のちょっとした財産になれば素晴らしい。問題は、中学生をどう引き込むか?だな。




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