ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ドライブルーベリー完成!

2016-08-31 12:38:41 | 暮らし

 どうも後始末、後片付けってやつが苦手だ。常に前向き、後ろは振り向かない、なんて言えばカッコいいが、要するに、終わったことは、後はどうなれ山となれ、って放っぽり出して先に進んじまうってだけのことなんだ。これは、実にいかん!悪癖で、人生数十年にわたって身にこびりついてしまうと、剥ぎ落すは容易でない。

 ブルーベリーの今が、まさにその見捨てられた状態。収穫終わって、一息つけばさっさと関心は別の作業に移って、そう言えば、ブルーベリーどうなってたっけ?この、いかん!悪癖の所為で去年はイチゴ畑の2割をカナムグラに滅ぼされたの、忘れたか!

 やっぱり!雑草に覆われ葉もかなり落ちて、苦闘するブルーベリー。すまん!明日は草刈りすっからな、今日は勘弁してけろ!お礼肥えもやらにゃいかんのにな。

 収穫の時もそうだった。1か月以上にわたって摘み続けたブルーベリー、最後はもううんざり!まだけっこう実が着いているていうのに、見て見ぬふりをして、秋野菜の畑作りにのめり込んでしまった。なんせ、上げる人にはたっぷり上げたし、ジャムは20本以上も作った。デザートにもした。これ以上採ったってぇぇぇ・・・でも、このままずるずる終わらせてしまうのも、野菜道の仁義にもとる気もして、最後の収穫2キロ弱、さて、どうしよう?えぇい面倒だ、日向にさらして乾燥させちまえ、とベランダに放り出して半月。

 できたよ、できた、ドライブルーベリーが。コバエとか寄ってきてたいへんじゃないか?なんて心配も、無駄なこと、虫にも動物にも邪魔たてされることなく、上手に完成した。もちろん、万全を期して、ザルを被せたり紗幕で覆ったりしたけど、ある程度乾いてしまえば、そんな必要もなかった。うん、そうかそうか、果汁がにじみ出ていない実なら、コバエも気づかないってことなんだな。

 で、お味の方は?絶品!ってわけにはいかない。なんか、皮だけ?って思いつつさらに噛み続けていると、おぅおぅ、紛うことなきブルーベリーの味わい。4.5粒同時に口に放り込めば、食べごたえ十分。ちょっと小鉢にでも入れてテーブルに置いて時折手を伸ばす、なんて食べ方に向いていそうだ。もちろん、パンとかお菓子にいれてもいいよな。そうだ、また、クリスマスのシュトーレンに入れてやろう。よしよし、行けるゾ!

 なんと言ったって、手軽に加工できちまうってところがいい。 これで、来年は気軽に収穫できる。ともかく、採ってしまえばいいんだから。さっ、できたドライブルーベリーの後始末、乾燥材と一緒に瓶に入れて保存だな。くれぐれも放りだしたままほこりかぶってた、なんてことにならないようにな。

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後ろめたくっても、買っちゃうんだ!GPSウオッチ

2016-08-30 11:03:51 | ランニング

 今、読んでる本、磯田道史の『無私の日本人』。江戸時代、己を捨てきって村のため、学問のため、歌のために生きた三人の生き様が語られている。人間、ここまで無欲になれるものか、人のために生きることができるものか、学問・歌道に没頭できるものなのか、圧倒されながら読み進んでいる。時代が違うからなぁ、とは思いつつ、こんな極端な生き方はどうかなぁ、と首を傾げつつも、ちょっと今の俺たち、モノ、金、自分に引きずられ過ぎだよな、と反省しているその数時間後には、アマゾンでポチっだよ。もうまったく!堪え性ない、というか、性懲りもないというか、物欲強すぎっていうか、本当にだらしない。

 ゆとりはないよ。外食するったってココスの人だから、たまに寿司食いたくなったらスーパーの10カン680円で喜んでる人だから。そう、本だってアマゾンのマーケットプレイスで古本だしね。昨日の新聞に載ってた観光兼ねて語学留学するシニアとは違う、そこは一緒にされたくない。ってなにくだらねぇこと胸張ってんだよ。いや、最近、年寄=金持ち=厄介者って図式で割り切る若い連中多いから、一言言っておきたい。若者いろいろ、年寄いろいろ!十把ひとからげの雑な議論はやめようよね。本当の敵を見失うから。

 でも、貧乏じゃあないよな、たしかに。悩みに悩んだ末とはいえ、数万円もするランニング用ウオッチ買っちまうわけだから。ガーミンForeAthlete230j。

 気持ちよく走った最上川S-マイルラン、ただ一つの不快要素は、エプソンのGPS時計。事前に何度も設定チェックを繰り返したにもかかわらず、走行距離は表示されぬまま。もう、いい加減しろよ!ペースなんて一つ出てりゃいいんだよ!しかも、同じスピードで走ってるのに、6分/キロになったり、5分になったり、なんじゃこれは!どうにか信用できるのは、1キロごとのラップタイムのみ。これじゃつけてる意味ねえんだよ。

 もう6月の東根レースからこの状態が続いていて、外を走るたびに調節しては裏切られ、直してはがっかりを続けてきて、こりゃ秋シーズンを前に買い替えるしかないか?っと思い悩んでいた。いかんいかん、そんな無駄使い、許される身ではなかろうが、と逸る物欲を抑え続けては来たのだが、もう、ダメ!もう我慢できない!最上川沿いを走りつつ決心してしまったのだ。

 来月には高畠でハーフ、10月末には水戸でフル、走行距離、ラップタイム、ペースとちゃんと三つのデータ見ながら走りたいからね。別に正確に把握できれば、記録が伸びるってもんじゃないけど、少なくとも苛立ちとはおさらばできるわけだし、マラソンは数少ない道楽の一つなわけだから、仕方ない、許そう!ランニングの健康維持効果って大きいわけだし、末永く元気でいるためにも、この買い物は無駄じゃない!ってなんかすごいこじつけてねえか?ああだこうだと理屈くっつけて、欲の深さを肯定してしまうわけだよ。

 ああ、いつになったら、無私無欲の境地に到達できるものか!

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楽しぃぃぃ!最上川S-Mileマラソン

2016-08-29 10:24:30 | ランニング

 始まった!秋のマラソンシーズン。手始めは足試し、10マイル、村山市までちょっぴり遠出、と言っても日帰りだ。まだまだ夏、暑さも考えたんだろうね、スタート時刻は8時30分。4時半には起きだして、5時過ぎには車を走らせた。

 幸い曇り空、気温もぐっと落ち着いて25℃。まあまあ、走れる気象条件かな。カンカン照りなら、ゆっくりと完走を目指すつもりだったけど、これなら、設定目標クリアに向けてちょっと尻叩いちまおう。

 小さな町の小さな大会、参加費も格安だから、パンフもなければ、記念品の定番Tシャツもなし。でも、精一杯もてなそうって主催者の気持ちは、農産物の提供って形で表れていたね。まず、お土産にトマトとキュウリ!あちゃ、うちもうんざりするほど取れてるからなぁ、お断りするか、とも思ったが、せっかくのお気持ち、ありがたく頂戴。キュウリはしなぶれさせてしまいそうだけど、トマトはうちのと一緒にまたケチャップでも作ろ。さらに、お隣にはスイカのふるまい、長テーブル2台にびっしりと並べて食べて食べて声をからして大盤振る舞い。みずみずしい真っ赤な切り口がランナーを誘う。これは走り終わったら、ぜったいいただき!だな。

 メインの10マイルレース、何人くらい走ったんだろう?なんせ、大会パンフがないからわからない。ざっと見て400人くらいか?今、ネットで調べたら464人、60歳以上男子68人だった。会場の周囲をぐるっと回って最上川を渡り、対岸の土手上コースへ。最近脚力が落ちてきているので、5分30秒/kmのペースはちっょっときつい。でも、まず行けるとこまで、と思っていたら、眼前に小さな吊り橋!うわっ、うわっ、楽しいも

 渡り終えたら今度は山道!おっ、トレイルランみたい。ひゃっほー!どんどん気持ち舞い上がって、狭い道なのに、次々追い越していく。他の人たちは苦戦してる様子だが、こっちはもう絶好調、楽しくて飛び跳ねるように登り下りした。

 その後も狭い農道あり、旧道あり、最上川沿いの遊歩道ありと、こんなに変化に富んだコースは初めてだ。最後も最上川の堂々たる流れを横目にしながら走り切った。そうそう、ゲストランナーを追い抜きざま、頑張って!なんて声かける経験もできたし。と言っても、彼女、ランニング雑誌の表紙モデルさんだったから、まっ、当然か。

 目標の1時間30分、ペースにすると5分40秒/km、ラスト2キロあたりで、ぎりぎりかな?ちょっとペース上げないとだめかな?とも思ったが、大丈夫だろ、この調子でと走り終え、記録をみたら、なんと15秒オーバー!そっかぁぁ、スタート最後尾に並んだからなぁ、そのロスがあったんだ。人数少ないからって油断した、失敗したぁ!順位は60歳以上で19位/68人、全体では464人中、210番くらい。

 ちょっぴり悔しい結果だっけど、シーズン最初のレース、終わってみれば、やはり気持ちいい。走り切る快感、思い出せた。これで、次の高畠ハーフもなんとかなるんじゃないか。目標は2時間切り!冷たいスイカを頬張りながら、秋のマラソンシーズン開幕を一人、祝福した。

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コント惨敗!

2016-08-28 20:41:30 | コント

 「発掘!東北おもしろ人」まるでダメだった。賞から外れたってことは大したことじゃないが、圧倒的に受けなかったショックが大きい。

 その可能性は、どこかに感じてはいた。漫才やピン芸の笑いに慣れてしまっている観客や審査員にストーリー性の強いコントがどこまでアピールするか、不安だった、が、的中してしまった。2番目の登場、しかも、トップバッターがすべりにすべって、どっちらけの状態を引き継いだ不運てこともあったが、やはり、ここでは受け入れられない笑いだったんだとの感が強い。

 敗因の第一は、ジジババネタだったってこと。やたら薬を沢山飲むバアサンとか、トイレが近いジイサンとか、多分まったく思い当たる部分がないんだろうな。この初めの二つのギャグがすべったから、後は、そのままずるずるすべって滑落、谷間にズドーン。芸人は客層を見てネタを変えるって言うけど、それは正しい対応だな。菜の花座の観客は年寄り中心だから、ここで受けてたって、年齢層が異なれば、無理ってことだ。

 役者は精一杯やってくれたけど、15分のものを5分に間引きしたつけは回って来たね。笑いの周辺だけピックアップしてつないだわけだが、背景がほとんどカットされてしまっていたから、面白さも半減してしまったんだと思う。三宅裕二さんの教えじゃないが、コントは設定が一目瞭然でなくちゃいかん、ってことだ。例えば、つかみ、バアサンが化粧するシーンにしても、かつて好きだった男性から電話がかかって来た、って前段を割愛してしまってるので、唐突感はぬぐえなかったし、当の男の方も、自惚れ屋のシャレ男って描写の部分を削てしまっていたので、トイレに駆け込む姿が滑稽に映らなかった。やはり、最初から制限時間内で作られたコントで臨まなけりゃ、勝負は決まってるってことだ。これもよく肝に命じておこう。

 てことで、賞にはかすりもしなかったけど、それはさほど致命的痛手をこうむってはいない。賞に入ったものも、もろ手を挙げて、よっ、おもしろ人!と声をかけたい人はいなかったからだ。笑いは全体に低調、MCの品川庄司が、それをちょくちょくネタにして笑いをとるほど笑いの低空飛行が続いた。中で数少ない爆笑ステージは82歳のおじいさんの腹話術だった。これは見事で、人形と当人が交代で美空ひばりのヒット18曲を歌い次ぐというアイディアも良かったし、何より歌が上手だった。審査員特別賞が当然、僕としちゃ最優秀だっと思ったけどね。で、最優秀は、素人講談だった。まあ、たしかにしっかり鍛えられているし、熱のここもった好演にはちがいなかったが、いかんせん、笑いはまったくなし。まったく正統派の講談だった。花巻城主の城を守た話し、多分創作で、その点も評価されたんだろうが、笑いとは別ジャンル、ああ、そういう評価のしかたもあるのね、って程度の驚きだった。品川庄司賞はおばさんの一人トーク。これはキャラクターの勝利。後から無理やり?賞に入れた若手コンビも、将来的に吉本に引き入れたいから、とりあえずつば付けておくって感じがしたな。

 他のコントやギャグコンビにも才能を感じさせたのは、モノマネ芸人くらいで、後は、僕に任せろよ、もっと面白くネタ作ってやるから、とか、そこ演出の仕方違うよ、ってツッコミいれたくなる場合がほとんどだった。だから、勉強にもほとんどならなかった。だた一つ、「あぶない刑事」というコント、数十秒の短いギャグをぶっ放しては、一度消え、再度現れてまったく別のギャグをおならのようにひり出す、あのやり方は、ちょっと真似してもいいかな、って感じたくらいだ。

 ここまでレベル低いと、来年の第4回なんてあるのかい?って不安に感じてしまう。いやいや、少なくとも、うちにはお声はかからないだろうな、残念ながら。なんて、落ち込んでなんていられないんだよ。明日から1週間で4本のコント仕上げなくちゃならないんだから。そうか、今日の経験、生かすとすれば、良いもの書かなくっちゃって強ーく強ーーーーく思ったことだ。ぜったい笑えるもの書くぞ、明日から。てことで、今日は酒飲んで寝よ。 て、もう飲んでるげと。

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シニア演劇学校5期生公演『生前葬につき』台本完成!さて、反応は?

2016-08-27 09:41:23 | シニア演劇

 稽古開始時間6時ちょうど、部屋の扉を開けた。おおーっ、全員集合、さらに4期生のOさんまで加わり、台本を読んでいる。無駄話一つない。張り詰めた空気、余計なことしゃべらんでいいから、早く台本読み、始めろ、無言の圧力。挨拶もそこそこに本読み開始。

 ト書きを読みながら、舞台の様子など説明、さて、配役に従って、読み進める。最初の驚きは、あれっ、この人の声ってこんなんだった?違和感強烈!台本書きながら、僕の頭の中で響いていた声とあまりに違うんでびっくり!普段の会話と本を読むときって気構えが違うから声のトーンもまるで変ってしまうってことだ。でも、ちょっと不安。読み方、話し方も、まるで別人。当て書きのつもりだったが、勘違いだったか?全体に声が低いし、読むテンポも、よく言えばゆったり、本音で言えばもっさり、違うなぁ、それ、全然違うから。なんとか役とセリフの調子を掴みかけているのは、事務局で5回目の出演となるGさんだけ。もっと高い声で、もっと早く、っと差し出口を挟みたくなるが、ぐっと堪えて、うん、まっ最初の読み合わせなんだから、ともかく読み通そう。

 今回の、いや、今回も、メンバーの持ち味、特技をできるだけ生かして台本を書いた。オープニングはよさこいだし、途中、白浪五人男まがいの出し物も用意した。コーラスやってる人には歌ってもらっているし、生前葬のご当人には得意の社交ダンスでエンディングを飾ってもらうことにしてある。だから、そのシーンに出会えば、大喜びとはいかぬまでも、ほくそ笑みくらいは漏れるかと思いきや、ただこたすら緊張の面持ちだ。

 これ、これは、もしかして気に入ってもらえないの?つまらないという無言の意思表示か?読み終えた後も、いいものに出会えたという満足感はさっぱり広がらない。聞いているこちらもまるて゛つまらない。笑いのセリフが笑えない。グッとくる口説きがさらりと流れる。やれやれやれ。

 いつものことだ。菜の花座だってそうなんだ。まして台本なんてもんを初めて読んだシニアたちだもの、役やセリフのニュアンスが掴めなくて当然。本の良しあしを判断するなんて滅相もない、それ以前にこんな役できるのか?こんな大量のセリフ覚えられるのか?心配、不安が先に立って固まってしまっているのだろう。まっ、これから、これからですよ、稽古に稽古を重ねて行けばそれらしくなって来ますから。心配ないですよ、絶対、面白い舞台になりますからね。僕の作る芝居はいつだって、終わってみれば好評、もう一度再演も、って話になるんですから、って落ち込むメンバーたちを慰めた。セリフ覚えについては、Gさんが、暗記用CDを作るからご安心を!とフォロー、それでも、ダンス、よさこい、五人男、合唱、さらには衣装、装置、・・・と課題は山積み、最後まで、こりゃえらいことになったわ!っていう不安から逃れられぬままの散会となった。

 これから本番までの3か月、人生最大の奇跡が待ち受けているからね!

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