ステージおきたま

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Netflix『ストーブリーグ』最後に一言「コミュ障でも、愛あれば!」

2023-02-28 10:56:34 | Netflix
Netflix『ストーブリーグ』見終わった。
ついつい、エンドロールの集合写真にありがとう!って言っちまったぜ。
いいドラマだった。うん、ネトフリあるあるの強引な展開とか勧善懲悪スパッと腑分けはあったけど、まっ、許せる範囲内だよな。
とくに、徹底的に憎み合い競い合っていた球団副オーナーと我らがGMが和解して次の一歩を踏み出したようなので、満足だな。そうなるとは思ってたけどね。
すでにこのブログで、この作品を題材にして2回書かせてもらってる。徴兵制と韓国ラーメン。ふふ、誰も書いちゃいないだろ。オリジナリティある文が書けたって、その点でもありがとうだぜ。優れた作品はそれだけ引き出しが多いってことだよな。
多分、これが『ストーブリーグ』にふれる最後だろうから、今回も他の人がまずふれない視点で、賛辞を送ろう。
この作品、いろんな切り取り方があるよな、当然ながら。
負け犬だって、弱者だって、頑張れば敗者復活ってのはあるとか、目標に向かって頑張ればきっと報われるとか、ごますり忖度が出世に繋がりゃしないとか、最後までラブロマンスが無かった!
とか、あっ、これ凄い画期的なことなんじゃないか、韓ドラとして。いつ、告るのか?ってドキっとさせる場面も作りつつ、

とうとう惚れた晴れたは迂回してドラマを締めくくった。いいねぇ、いいよ!ただ、家族愛については過剰に寄り掛かってたけどな。
で、俺として、この作品を括るとしたら、「コミュ障でも愛あれば!」ってところかな。
主人公のGM、見事なほどのコミュ障じゃないか。感情を表情に表せないし、人を褒めることもほとんどできない。素直に感謝の言葉は出せないし、必要な説明だってほとんど省略だ。相談はしない、すべて独断専行。こんな上司が居座ってたら、こりゃもう、その職場は地獄だぜ。

なのに、幾つもの危機を乗り越えて、目指し仕掛けた方向に物事が進んで行く。ただし、その手柄とか成果について誇るって感覚もまったく欠けている。
こんな世の中しでは疎まれ、とても通用しそうもない人間を、見事ビジネスの社会で生き通せるように描き切ったってところがこの作品の新しいところだし、これまでにない優れたところだって思うんだぜ。
つまり、コミュ障だって立派な仕事ができるんだぜ、世の人たちよ、コミュニ―ケーションだけが大切なツールじゃないんだぜってことをはっきり示してくれた、そこがこのドラマの画期的なところだよ。
だからって、ただの偏屈や独りよがり、引っ込み思案じゃダメだ。そこにはしっかりとした戦略的思考と、何より意欲と愛があること!これが、コミュニケーション苦手でも社会に打って出るための必須条件なんだって教えてくれた。それが、『ストーブリーグ』の何よりの魅力だったよな。

なんてな、斜めの方から拍手するってのは、なぁに、俺もある種コミュ障だからなんだからだけどさ。


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やっぱり紅座!

2023-02-27 10:20:05 | 菜の花座
6月公演は、やっぱり「紅座」で行こう。『流れ旅 紅座』シリーズの3作目で勝負しようって話しさ。
3年に1度仕上げて来た旅一座の物語が「流れ旅シリーズ」だ。
第1作は大正時代末、世の中の激動に揺れる中、一座を守る女座長の奮闘を描いた。公演には地元日本舞踊社中の全面的な協力を得られて、少女の愛らしい舞姿から大御所姉さんたちの唸らせる舞踊を数々披露してもらえた。
前作は満州に慰問に出かけた一座の数奇な数日間が題材だった。抗日戦線に加わった日本人娼婦とか朝鮮人の皇軍兵士とか、異国の荒野を旅して商売を続ける女とか、日中戦争さ中の満州を濃密に表現した。そうそう、役者がアコーディオンで花を添える趣向も好評だったっけ。
それじゃぁ、今回は、戦後の話しかい?うん、それも魅力ある。でも、シリーズで書くとなると、もうちょぃひねりを加えたいよな。明治末の紅座草創期と終戦直後を絡み合わせて舞台を作ることにした。
どんな仕掛けで二つの時代がつながるのか、それは、内緒の話しはあのねのね、ってことでお楽しみ。
40年を隔てた二つの今を結ぶのは、農村芝居!大衆演劇一座と芝居熱心な農村青年たちとのかかわりが一つのテーマ。もう一つは切迫した時代と向き合う主人公・座長紅咲夜の生きざまだ。
よしっ、これで行く、って決めてから1週間、今さらながらまた参考本を買い集めてるって、もう。

農村歌舞伎、地歌舞伎関係の本、ざっと目を通してみて、うーん、これじゃぁないなぁ、ちょっと失望気味だぜ。これらの本で紹介されてる田舎芝居は江戸や上方の歌舞伎の出し物を取り込んだものなんだ。一方、紅座は大衆演劇、新派とか剣劇とか壮士芝居につながる演じものを得意にしているんだ、って改めて理解した。って、おいおい、遅いだろ、そんなこと頭に入れて資料当たれよ、ってまったくその通り。
ところが、この手の書き物って極端に少ないのさ。歌舞伎とかと違って、権威付けがないからだろうか、優れた既成台本も少ないし、豪華絢爛の衣装もない。村の芝居好きが頑張って座を組んでも、一過性で終わってしまってきたんだろう。門付け芸人の芸が体系的に伝承されていないのと同じことだな、きっと。
どうにかネットを探し回って庶民芸能の歴史を漁ってみても、あるのは、新派や新劇が生まれ発展して行った足跡をたどれるばかりだ。そう、歴史は名のある人、モノについて回る。歌舞伎の出し物以外を得意とする旅回りの芝居一座は、人々に歓迎されたとしても、それは一時の気晴らしでしかなかったのかもしれない。誰も記録しておこうなんて思わない。うーん、なんか我々菜の花座の芝居と同じ境遇じゃないか、共感するぜ。
ってことは、勝手気ままに想像の翼を広げていいってことなんじゃないか。そこら辺に心動く物語が生まれそうな気がする。場所も自由、時代の設定もこちら任せ、書きたい世界が広がって行く。
二つの危機の時代、そこを突破すべく情熱をぶつけた若者と役者の物語。
そう、流れ旅シリーズ第3弾はこれだぜ!
面白く仕上げるも詰まらない駄作に終わるも、頭脳中の想像力領域、前頭葉か?の働きしだい、本読むのなんてさっさと取りやめて、瞑想、妄想するとしようか。

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薪が減って来て、つくづく思った!

2023-02-26 10:03:33 | 暮らし
あんなに大量に準備したのにぃぃぃ!
どんどん減って、ついに薪小屋貯蔵のものにまで手をつけるまでになったぜ。

まぁ、まだまだ簡易屋根の下に2間×3列もあるし、風雪除けに西側の薪積みはそのまんま残っているから、薪が不足するってことはないんだけど。
柱の手前側に2列もあったんだぜ!それすべてすべて使い尽くしてしまったっ!

なんか、痛ましいって言うか、切ないって言うか、やるせないって言うか・・・薪の大量ロスにちょい感傷的になってしまうんだよ。

冬到来前、積み上がった薪を前にした時のあの誇らしさ、どうだい見事なもんじゃないか!って自慢したころが懐かしい。薪運び、チェーンソーでの刻み方、薪割り、そして積み上げ、ひたすら我慢を重ね4か月!かつてないほど大量に薪を作ったのに。わずか3か月ちょいで、その大部分を失ってしまった。このやるせなさ、喪失感!できれば、あの見事な薪山をずっと残して置きたかった。
って、そりゃないだろ。薪は燃やすために作るもの。冬の寒さをやり過ごすために準備したんだ。減って行くのは当然だ。無くなって当たり前なんだ。
そう、わかっちゃいる。が、何か、虚しい。

でもなぁ、実はそれが暮らしってもんなんだぜ。それまでの積み上げや努力を食いつぶして生きて行くんだ、人間ってやつは。壮大な無駄のローテーション!
米や野菜作りだってそうだろう。
いい出来だ!豊作だって大喜びしたところで、それは残すべき芸術作品じゃない。飾っておけるお宝じゃない。命を支えるためのもだ。作っては食べ、食べて命を繋ぐ。
薪も同じ、割って積んでもそれは寒さをやり過ごすため。
そう、結局、人間はこういう無駄な労働を繰り返し続けて歳を重ねて行くんだ。
そう、それが生きるってことだ。壮大な無駄の積み重ね、それが暮らしってものなんだ。
わかっちゃいるんだけどなぁぁぁ・・・



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韓ドラ見て、ラーメン食った!

2023-02-25 11:09:19 | クッキング
連日の韓ドラネタだぜ。
韓ドラ見てていつも思うのは、食事シーン多いよな、ってこと。時代物でも今どきものでも食事シーンは欠かせないものらしい。その辺、どんな事情があるのか、はたまた国民性の問題か、何か意図があるのか、韓国通の人に聞いてみたいよな。
『愛の不時着』の時にゃ鶏のから揚げだったし、今夢中の『ストーブリーグ』じゃ、焼き肉屋のシーンがやたら多い。あの丸い鍋にきれいに盛られて出て来る小ぶりな俵上げみたいのなんだろっ、興味津々なんだ、いつか絶対食べてみたいもんだぜ。
酒を酌み交わす場面も少なくない。強いなぁ!小さなグラスで一気飲みしてるれけど、あれ焼酎なのか?あんなぐい飲みして大丈夫なのか?蒸留酒だったらきついんじゃないか?心配になって、韓国の焼酎を調べてみたら、度数が20度程度なんだってな。日本酒よりちょっときつめ、だからあんながぶ飲みできるんだ。

『ストーブリーグ』見てて、一大発見!新知識!それはラーメン。
なんと、韓国じゃラーメン屋ってものがないっ!
えっ、うそっ!本場中国とラーメン天国日本に挟まれているのにぃぃぃ、ラーメン屋がない?
なんと、韓国でラーメンって言ったら、インスタントの袋麺なんだってさ。いや、驚きだぜぇ。
ラーメンの登場シーンは、選手が身重な妻の体調不良を電話で聞いて、誘われた外食を渋るってシーンだ。それじゃラーメンにしよう、って提案あって、みんなして選手の家に押しかける。うむ?体調不良の人の家に押しかけるか?ふつう、って疑問はさておいて、ラーメン食うってことは家ラーしかないってことだったんだ。しかも、インスタントの、しかもしかも袋入り乾麺!
ラーメン屋がやたら蔓延って、さまざま味を競い合うのはいいとしてラーメン道まで行きついちまってる日本じゃ考えられないシーンだな。
日本だって袋入りインスタント麺もカップ麺も幅利かせちゃいるけど、家庭調理用には生や半生ラーメンの需要も多い。最近じゃ、博多、札幌本場の味なんて追い越して、行列のできるラーメン屋とか、地元の人気店とか、あっ、幸楽苑も、出る多彩さなんだ。
多分、韓国の人たちにゃ、ラーメンなんてインスタント乾麺で十分、わざわざ店で食う代物じゃねえさ、その程度のもんよ!って認識なんだろう。あれほどスープ食文化が進んでる国なのになぜ、って違うか、スープに関しちゃ俺たちに任せておけ、もっともっと奥深いスープ文化あるんだぜ、ってことなのかも知れない。

だったら、韓国インスタント麺、食ってみようじゃないか。

人気らしいな、これ、辛ラーメン、って、田舎のスーパーじゃこれしか売ってなかっただけ、これ試してみようぜ。
袋入りインスタント麺なんて、何十年ぶりだ、ほら、やたらに多い添加物!我が家じゃ食品リストから長らく追放されていたんだ。が、まぁ、もう老い先短いってこともあるし、美味そうなもの、面白そうなものは躊躇するな、ってことで。
ラーメンだけじゃ栄養バランス悪いから、野菜たっぷりに卵も割り込んで、出来上がり。辛さついでに自家製ヤンニョムもトッピングしてやれ。

おぉ、懐かしの油揚げ麺特有の香りと味!うーん、悪くないぜ、さすがスープの国のラーメンだ。辛さも辛し、激辛ラーメン、たっぷりの野菜と卵でまろやかにまとまって、汁までほぼ完食!ごちそう様。
俺一人なら、この先リピートもありなんだが、辛さ苦手の神さんは途中まででギブアップ。残念ながらその他の多彩なラインナップに挑戦は不可能だな。
やはりこの袋麺一筋に掛けてきただけのことはある、かの国のスープ、辛み文化はさすがだな、ってわかったら、さらに、いろいろ料理を試したくなってきたぜ。
さて、次は何にしようかな?
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韓ドラ見てて、徴兵制にハッとした!

2023-02-24 11:36:00 | アート・文化
韓ドラの現代もの見てて、時折ハッとするのは、あっ、そうか、韓国は徴兵制あるんだぁ!ってことだ。
ずばり、その実態を描いた『DP-脱走兵追跡官』なんて、なかなかの見もののドラマシリーズもあって、それなんか見ると、どれだけ若者たちにとって大きな重圧にもなり、誇りにもなってるかとか、わかって、違うはずだよなぁ、日本とは、ってつくづく思う。
今熱中している『ストーブリーグ』はプロ球団のオフシーズンを見つめたドラマなんだが、そうか、そうかプロ球団のフロントならきっと沢山の人間ドラマがあるよなぁ、と納得させる素晴らしい出来なんだ。

で、ここでも、徴兵義務の問題が出て来て、日本人にゃまったく想定外、うーん、どう考えたらいいのか?って悩んだりしちまうのさ。
エピソードの一つは、若くしてアメリカに渡り大リーグで活躍したのを機に米国籍を取ってしまった有望投手の話しだ。肩を壊したこともあって韓国のプロ球団に戻って来るって話しだ。結果的に兵役を忌避してしまった彼に対して、韓国のファンやメディアは厳しい。事情はともあれ、兵役経験のない奴は認められない、っていうのが一般的な反応なのだろう。
ファンやメディアに揉みくちゃにされた結果、選手が出したぎりぎりの選択は、1年間韓国プロ球界でプレーした後、兵役に就く、ってものだった。
ええーっ、そんなぁ、いいじゃないか、彼は彼で悩み苦労してるんだからぁ、いろんな生き方あっていいんじゃない?って違和感しきり。だって、兵役行ったら、2年間、今は18カ月くらいらしいんだが、それにしたって、バリバリの現役年齢を棒に振ることになるんだぜ。スポーツ選手の旬の期間は短い。長くたって15年、そのうちの2年を奪われるんだ。なんと、勿体ない、可哀そうな制度じゃないか、って思っちまった。
最近、日本のサッカー界じゃ、自信のある若手は海外のリーグに挑戦するのが当たり前になって来てて、それが、去年のW杯での活躍にもつながった、ってこれ常識だよな。
ところが韓国ではことは簡単じゃない。徴兵義務あるから、力試ししたいって飛び出すわけにゃいかない。それが韓国サッカー弱体化の原因って意見もあるくらいだ。徴兵義務免除にゃオリンピックでメダルとるか、ワールドクラスの大会で好成績上げなきゃならない。あの世界的アイドル?BTSのメンバーだって例外じゃなかったくらいの厳しさだ。
徴兵制に対する男たちの感じ方も複雑なものがある。辛く苦しい訓練などできれば避けて通りたい気持ちの一方で、同じ釜の飯的な一体感、あるいは徴兵終えて一人前的な意識もかなり根強いみたいなんだなぁ。『ストーブリーグ』にはそれを伝えるシーンも出て来て、これまた、ハッとする。
弱小チームの新しく就任したGMと球団の副オーナーの角逐がストーリーの主要なベースラインになっているのだが、この副オーナーの立場がなかなか微妙なんだ。オーナー財閥の一員ながら、会長やそのバカ息子には蔑まれている。度重なる中傷、罵倒に耐えきれず、息子を徹底的に痛めつけてしまう。
次々投げつけられる暴言の中に、「徴兵に行ってるんだぜ、こいつ」って侮蔑の言葉が出て来るんだ。えっ?どういうこと?それ、悪態になるの?あぁ、そうか、財閥の御曹司なんかの金持ちは徴兵逃れができるんだ、徴兵なんか行く奴は貧乏人ってことか、なるほど、格差社会、差別社会なんだな韓国は、って教えてもらった。
さらに続きがあって、一方的な罵詈讒謗に耐えきれず、バカにされた男が腕相撲を挑むんだ。小柄でやさおとこっぽくて、こりゃ負けるよな、って見ていたら、なんとぎりぎりからの大逆転!そこから激しく一方的な反撃に転じて行くんだが、その時の呻き、「徴兵行ってない奴が勝てるわけないだろ!」
おぉっ、なんと、徴兵ネタで一発逆転だぜ。
2年間みっちり鍛えられてくりゃ、筋力、体力勝負にゃ自信があるってことなのか。それが男のステータスでもあるってことか。なるほどなぁ、それで、韓国の男優たちはみな筋肉隆々なんだ!いやぁ、秘密がわかったぜ。
日本のアイドルとか若手役者の華奢で貧弱な身体つき見ながら、おい、もっと鍛えろよ裸見せるんならさぁ。なぁんて、無邪気にダメだししていたが、あのマッチョな身体が兵役訓練の賜物とわかると、うーん、これは悩むなぁ。
男たちの誰も彼もがみんな筋骨隆々の体力自慢で、それを暗黙の裡に仲間認証に使ってる社会てのは、かなり住みにくいかもしれないぜ。きっと、片隅で小さくなってる人間もいることだろうなぁ。
あっ、そう言えば、韓国の出生率が極端に低下してるって記事の中で、あけすけな男社会、家父長社会だから自分で十分稼げる女たちは結婚しないんだ、って意見が出てたっけ。


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