田植え終わった!やれやれやれ!公演翌日の先週月曜日、黒米の小さな田3枚を終え、昨日は家の前1反歩でコシヒカリ、そして、今日は源さんの田1反2畝にヒトメボレ。
いつも通り、苦労したけどね。何って、田植機がどうにもならない偏屈野郎だから。苗が湿りすぎてもだめ、乾きすぎてもダメ。そんな!!!ポット苗って奴、しかも期間中プールに漬けて育苗してるんでね、なかなか水分調整がままならない。田植えの2日前からプールから出し地面に下ろして水やりしてきたけど、やっぱり、無理!たった1反2畝にまるまる1日かかってしまった。今時の田植え知ってる人なら、信じられない話しだよね。しかも、欠株はうんざりするほど!実は、明日も補植しなきゃならんのだ。
今年の苦労の種は、発芽の失敗。種まきまでは急激に春めいた気候に助けられて順調に進んだ。ハウス張りも晴天、無風、なんの苦もなくやり遂げたし、苗床のプール作りも汗だく作業ではあったが、手慣れた仕事。いつも何かしらトラブルありの種まき機、まっ、今年も若干へそ曲げたけど、まずは想定時間内に終了。ハウスに並べ終えた翌日からは晴天続き、いやぁ、こりゃ早く発芽するわ!って喜んでいた。種まき後5日も晴天続きってそうはないから。
ところが、1週間たっても芽が出ない。おかしい!?どんなに低温続きだって、1週間すれば芽が出始める。しかもこの晴天。やばっ!焼いたか?種籾が高温で死んでしまったのだ。温度上昇には気を遣って、ハウスの開閉はこまめにしていたけど、苗にかぶせてあったシートの下は予想をはるかに上回る高温になっていたみたい。今時の農家は、太陽光を反射する銀色のシルバーシートてのを使って直射光でも温度が上がらないようしているんだが、我が家は、なんたって、省経費農業、赤湯園芸が閉校になったとき貰い受けた昔々その昔の製品を大切に使ってる。こいつは保温効果もあるが、暖かけりゃどこまで上がったって幸せっていう脳天気なシートなんだ。だから、焼いた!がーーーーん!!!
即断即決!種まき後9日目に急遽まき直しすることにした。苗床土作りからなんてとてもしてらんない。土もなけりゃぼかし肥もなしも燻炭もなし、残った種籾もごく少量。そこで芽の出ていないポットをほじくって種をまくって方法にした。直径わずか1センチのポットを一つ一つきべらでほじくり返す、種を入れる、水を撒く、かけ土で上を覆う。信じられるか?苗箱1枚800穴だぞ!一つ一つほじくる!この作業をなんと90枚やった。座り込み、ひたすら穴をほじくり、種をまき、・・・これをなんと4日間!ど素人だからできるアホな作業だな。それから5日、今度は焼いてなんていられない。毎日、2時間おきのハウスを見回り、シートをこまめに剥いでは水をやり、もう、抱きすくめるように育てた。10日近くもほったらかしてあった種籾、果たして発芽するのか?どきどきの数日間だったが、なんと4日目には白い芽が顔を覗かせ、1週間で見事出そろった。
なんだ、こういうことなのか。種をまいたら、発芽までシートははぐらない、水はやらない、そう教わってきたんだ。そりゃシルバーシート使った育苗の話しだったんだ。昔シートなら、晴天ならはぐ、乾けば水をやる、そうしなきょいけなかったんだ。農家の教えに忠実過ぎたんだ。こういうのを教条的って言うんだろうな。
こんな出直し苗だが、まずはなんとか田植えできるほどには成長した。ただし、田植えを1週間延期しての話しだ。で、昨日今日の田植え。まぁ、できたんだから、ちびとか出来損ない、なんて悪口言っちゃいけない。感謝、感謝なんだが、やはり背丈は小さい、根の張りは不十分。となると田植機の機嫌がすこぶる悪くなる。ってことで、まる1日!
今年の経験から学んだこと。その一、先達の教えと言えども、鵜呑みにしてはいけない。その二、真実は、同一条件の中でのみ真たり得る。その三、稲の生命力は改めて偉大だ。
さっ、明日は朝から中腰作業。辛い一日が待っている。でも、これ乗り越えなくちゃ、実りもまたないのだ。僕の米を待ってくれてる人、マイブームになったご飯パンを作り続けるためにも、頑張りましょうぜ。
いつも通り、苦労したけどね。何って、田植機がどうにもならない偏屈野郎だから。苗が湿りすぎてもだめ、乾きすぎてもダメ。そんな!!!ポット苗って奴、しかも期間中プールに漬けて育苗してるんでね、なかなか水分調整がままならない。田植えの2日前からプールから出し地面に下ろして水やりしてきたけど、やっぱり、無理!たった1反2畝にまるまる1日かかってしまった。今時の田植え知ってる人なら、信じられない話しだよね。しかも、欠株はうんざりするほど!実は、明日も補植しなきゃならんのだ。
今年の苦労の種は、発芽の失敗。種まきまでは急激に春めいた気候に助けられて順調に進んだ。ハウス張りも晴天、無風、なんの苦もなくやり遂げたし、苗床のプール作りも汗だく作業ではあったが、手慣れた仕事。いつも何かしらトラブルありの種まき機、まっ、今年も若干へそ曲げたけど、まずは想定時間内に終了。ハウスに並べ終えた翌日からは晴天続き、いやぁ、こりゃ早く発芽するわ!って喜んでいた。種まき後5日も晴天続きってそうはないから。
ところが、1週間たっても芽が出ない。おかしい!?どんなに低温続きだって、1週間すれば芽が出始める。しかもこの晴天。やばっ!焼いたか?種籾が高温で死んでしまったのだ。温度上昇には気を遣って、ハウスの開閉はこまめにしていたけど、苗にかぶせてあったシートの下は予想をはるかに上回る高温になっていたみたい。今時の農家は、太陽光を反射する銀色のシルバーシートてのを使って直射光でも温度が上がらないようしているんだが、我が家は、なんたって、省経費農業、赤湯園芸が閉校になったとき貰い受けた昔々その昔の製品を大切に使ってる。こいつは保温効果もあるが、暖かけりゃどこまで上がったって幸せっていう脳天気なシートなんだ。だから、焼いた!がーーーーん!!!
即断即決!種まき後9日目に急遽まき直しすることにした。苗床土作りからなんてとてもしてらんない。土もなけりゃぼかし肥もなしも燻炭もなし、残った種籾もごく少量。そこで芽の出ていないポットをほじくって種をまくって方法にした。直径わずか1センチのポットを一つ一つきべらでほじくり返す、種を入れる、水を撒く、かけ土で上を覆う。信じられるか?苗箱1枚800穴だぞ!一つ一つほじくる!この作業をなんと90枚やった。座り込み、ひたすら穴をほじくり、種をまき、・・・これをなんと4日間!ど素人だからできるアホな作業だな。それから5日、今度は焼いてなんていられない。毎日、2時間おきのハウスを見回り、シートをこまめに剥いでは水をやり、もう、抱きすくめるように育てた。10日近くもほったらかしてあった種籾、果たして発芽するのか?どきどきの数日間だったが、なんと4日目には白い芽が顔を覗かせ、1週間で見事出そろった。
なんだ、こういうことなのか。種をまいたら、発芽までシートははぐらない、水はやらない、そう教わってきたんだ。そりゃシルバーシート使った育苗の話しだったんだ。昔シートなら、晴天ならはぐ、乾けば水をやる、そうしなきょいけなかったんだ。農家の教えに忠実過ぎたんだ。こういうのを教条的って言うんだろうな。
こんな出直し苗だが、まずはなんとか田植えできるほどには成長した。ただし、田植えを1週間延期しての話しだ。で、昨日今日の田植え。まぁ、できたんだから、ちびとか出来損ない、なんて悪口言っちゃいけない。感謝、感謝なんだが、やはり背丈は小さい、根の張りは不十分。となると田植機の機嫌がすこぶる悪くなる。ってことで、まる1日!
今年の経験から学んだこと。その一、先達の教えと言えども、鵜呑みにしてはいけない。その二、真実は、同一条件の中でのみ真たり得る。その三、稲の生命力は改めて偉大だ。
さっ、明日は朝から中腰作業。辛い一日が待っている。でも、これ乗り越えなくちゃ、実りもまたないのだ。僕の米を待ってくれてる人、マイブームになったご飯パンを作り続けるためにも、頑張りましょうぜ。