ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

置農演劇部のヒミツ!その一

2009-12-31 14:45:33 | 教育

 町の協同の町作り課から講演の依頼を受けた。えっ?公演の間違いじゃないの?演劇部や菜の花座の公演依頼なら喜んでお受けするけど、・・・・・。それも子育て講座だって!どういうこっちゃ?

 置農演劇部の活躍はめざましい、そこには部員を生かす適切な指導があったはず、そこんとこ話して欲しい、って講師選定の理由なんだそうだ。そんなぁ、別に大したことやってないしぃ、やってること適当だしぃ、他にふさわしい人沢山いるんでぇ、って逃れようって煙幕ぼかぼか叩き付けたんだけど、いえいえ、課長もぜひにって言ってるもんで。

 結局、お引き受けすることにした。なんだよ、もったいぶって。いえね、そん時、考えたんだ。確かに置農演劇部の生徒たちは成長してる。同じ置農生でも、他の生徒たちとは確実に違う。最近そう褒められることが多いんだ。嬉しいね。お芝居がよかったと言ってもらえる以上に嬉しいね。で、このことは、僕自身の実感でもあるんだ。

 例えば、授業なんかで、演劇部と他の生徒を一緒に指導したりすると、これはもう、歴然!なんだなぁ。同じ学年、同じクラスでも、別々に指導しなくちゃなんない、なんてことがちょくちょくある。作業なんか、演劇部の生徒は一言で仕事にかかれるのに、他の生徒は何度も尻叩かないと動き始めない、とかね。

 で、これはやっぱり演劇部の力なんじゃなかろうか、って思いを強めつつあった今日この頃だったんだ。そこにこの講演依頼でしょ。そうか、そんならここらで、置農演劇部のヒミツ!を解き明かしておくのも僕の使命、おっと大袈裟!まっ、仕事の内かな、なんて思ったわけだ。講演は1月だから、この冬休み中比較的時間ある時に、ちょっとじっくり、矛盾した表現、考えてみようって思った。そんなら、その頭の整理体操を、このブログでやっちゃおう、ということで今回がその一回目。

 まず、演劇部員が成長したってほんとなの?ってところからスタートだ。思いつくままに、部員たちが身につけた、あるいは身につけつつある、時には身につけて欲しい、人間的資質を上げてみる。整理はしない。分類は二の次。解析は三の次。だぶり、重複気にしない。番号順に意味はない。

1自信を持っている   2気配りができる   3自分の頭で考える   4自ら行動する   5努力を怠らない   6社会性がある   7コミュニケーション力が高い   8開かれた感性   9楽しむ心   10働くことを厭わない   11大人や地域への信頼感   12勤勉   13挑戦する心   14健康と体力   15忍耐力と持久力   16責任感の自覚   17適切な上下感覚   18全体を見通す力   19行動の素早さ   20身体を動かすことが好き   21未知のものごとへの尊敬   22頑張りが成果を生むことを知っている   23臨機応変の人との対応   24時間観念を持って行動することの大切さを知っている   25礼儀正しさ   26大きな声での挨拶   27人の多様性を知っている   28自分の能力に目覚めた   29地域の大切さを知っている   30仲間を大切にする心   31できないと言わない   32無理と言わない     33音楽を楽しめる   34演劇が好きだ   35ダンスが好きだ   36人前でしゃべれる   37舞台で上がらない   38学ぶことの大切さを知っている   39記憶力が高まった   40言葉や身体の表現を知っている 

 なんか、凄いね、40だよ。人間としてこうありたい!って項目をほとんど網羅してるって感じだ。もちろん、このすべてを全部の部員が身につけているってことではない。中には、まだまだこれから、こうあったらいいなって僕の願望も多分含まれている。下級生と上級生の違いも大きいしね。個人差だってかなりある。でも、ここに上げた人間力は、多かれ少なかれ部員たちが手を掛ける所までは来てるって言えると思っている。

 さて、ここででたらめにぶち上げた項目を整理しなくちゃなんない。あれこれ考え将棋の駒みたいにそれぞれの項目をあっちに動かし、こっちに回しやってみると、結局、次の5項目にまとめることができるような気になってきた。後の数字は各項目の番号だ。

①自信を持っている 1 3 4 5 13 15 28 31 32 37 39 41                                              ②自ら考え行動することができる  2 3 4 5 10 12 13  15 16 18 19 22 24 27 31 32 38                                       ③社会性が身に付いた  2 6 7 11 16 17 18 23 25 26 27 29 30 36 40 41                                           ④開かれた感性を持てた  8 9 21 33 34 35  40                                                            ⑤健康な身体14 19 20

 ええーっ!それって褒めすぎだろ!?置農演劇部員ってそんなに凄いのか?まっ、僕もそう思わないわけじゃない。でも、他の高校生、他の置農生に比べ、うーん、やっぱ、こんなとこ、ちょっと違うもの持ってんのかも、って思う。

 さて、これらの資質が高まったとして、それは演劇の力なのか、置農演劇部の教育力なのかの検討に入るわけだが、この先は、また、ちょっとしっかり、またも矛盾した表現、考えて述べることにする。ってことで、今日はこれまで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感動スペクタクル:CIRQUE DU SOLEIL "ZED"

2009-12-28 18:06:26 | 演劇

 まさかね、まさかこんな感動のステージに出会えるなんて!!たまたまだったんだ。偶然だったんだ。何の因果かディズニーランドなんかに付き合わなくちゃなんなくて、それも丸1日!勘弁だぁぁぁ!助けてくれぇぇ!ってあちこち探ってみたら、、あれっ、CIRQUE DU SOLEILってディズニーランドの隣でやってんだぁ、よし、それじゃこっちに決まり!ってことで見ることになった。

 前から一度は見てみたいとは思っていたけど、すでにCSテレビなんかで何度か覗いていたんで、まっ、念のため、ディズニーランドのちゃちな作り物よりはマシでしょ。なんたって生身の身体だから。ってくらいの軽い気持ちで特設シアターに入った。

 おおーっと、これはちょっと行けるかも?!中央の円形舞台もその上に高々と広がる球形のドームも巨大な布で覆われている。なになにこれが一気に飛んで始まりってわけね。いいよ、良い雰囲気だし、スケールがどでかい。

 クラウンのお客いじりなんかあっていよいよ開幕!おっと、本の中に道化たちがのめり込んだぞ、と思ったら、なんと、全面を覆っていた布が一気に円形舞台の奈落へ吸い込まれていくじゃないか。その滑らかな動き。布が一匹の生き物のよう。圧巻!見る側も地の底に、異次元世界に引きづり込まれるような感じだ。そして、地底からわき上がってきたかのような裸身の男たちが激しく叩き付けるロープと棒を使った演技。うわっ、もうここまでで降参!涙がぐいっとこみ上げてきた。

 もちろん、鍛えに鍛えた肉体と、ぎりぎり研ぎ澄まされた練達の技と、寸秒も違わぬチームワーク、どれ一つ取ったって、感動しないものはない。肉体の可能性の極限にただただ感嘆の連続、拍手のし続けだった。

 でも、それ以上に感動したのは、まず各シーンの美しさ、スペクタクルの壮大さだった。ドームの鉄骨の骨組みを巧みに使い、ちょうどビルの組み立て現場の足場すべてを背景の舞台にしてしまっていた。中央のステージはあちらが落ち込み、こちらがくぼみ、そして中央は浮き上がり沈み込み、飲み込み吐き出し、まるで舞台そのものが地底の生き物であるかのようだった。天空からは時に優雅に、時に躍動的に演者たちが舞い降り、客席の上を縦横に空翔る。さらには、爆裂、さらに、松明の火が駆けめぐる。まさしく、巨大な祝祭と呼ぶにふさわしい空間が随所に現出した。

 常設劇場の持ち味を生かして、マニアックな仕掛けがたくさんあったのも、おお、よいよい!やるではないか!!まさに、僕好み!どうだ、これでもか!とばかりに外連の連続。もう嬉しくてゾクゾクしてくる。さらに照明の見事さ。ああ、こんなに変幻自在に空間を、物語を操れる光の手練手管!照明の動きだけ追うためにもう一度見てみたいって思ったほどだった。

 そして、それらすべてを見事に盛り上げたのが、音楽!これが一番素晴らしい!!重く激しいパーカッションに乗って異国情緒たっぷりの旋律が演者たちのアクトを妖しく彩っていた。そう、このブログのお奨めの一枚『こんな音楽を聴いてきた』で紹介したLoreena Mckennittの世界そのもの。いや、その美しさに原初的な躍動感がさらに加わって、身体の周囲全体から激しくけしかけられているような感じだった。どんだけ感動したかって、見終わってすぐにCD買ってしまったくらいだもの。しかも、音楽だけ聴いても、まったく飽きない。今朝からずっと聞き続けている。これって凄いことなんだ。映画のサウンドトラックなんかで、映画見て感動してつい買ったCDが、後で聴くと物足りないって経験、何度もあった。もちろん、生演奏だ。(と言ってもかぶせている部分も大きいけどね。)そして、ミュージシャンも役者の一人として様々な場面で、いろん空間に出現してシーンの大切な要素を担っていた。

 要するに演出なんだよ。演者の技は素晴らしい。でも、それはもうすでに何度も見たことのあるものだ。申し訳ないけど、見慣れてしまっているんだ。空中高く張られたロープの上での宙返りなんかも、凄い、確かに凄い、だけど、うん、それ見たことあるって感じ逃れられないんだ。ごめんなさい。神業に近い熟達の演技だって言うのに。

 最後のクライマックス空中ブランコも同じ。ブランコを左右2台ずつにして6人もの乗り手が次ぎ次に飛び越し、飛び違う。躍動感も高くスリリングな味わいもより深く作れていた。でも、あのシーンがあそこまで盛り上がったのは、奥の鉄骨に乗って演奏していた音楽家たちの激しく煽るような音楽と、手拍子の催促、こんな演出があったからだと思う。

 その他のシーンも同じことだ。演出家の見事なシーン作りがあって、初めて演者たちの見事な肉体と極限の技が浮き立った。筋肉ショーでも、アクロバット見せ物でもない、見事な芸術として彼らの肉体と技があの夢幻空間を形作った。見事な演出だったと思う。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

申し訳なし全国賞

2009-12-26 17:15:56 | 地域文化

 ボランティア・スピリット賞、結果でました。全国賞もらました!いいんですかね、置農演劇部なんかで?昨日も書いたことだけど、食育ミュージカルの公演って、純粋なボランティアじゃないもの。自分たちが楽しいから舞台作って、いろんな人に見てもらって、面白かったって喜んでもらって、もう十分だって思う。

 全国大賞をいただいた『こころを育む活動』の方は、ボランティアって限定なしだから、まっ、それはそれで、良い活動だったんだ、って評価してもらえて素直に嬉しい。特に、あの賞では、実際の舞台見てもらった上での評価だから。それと、こころを育むって目標の中には、部員たちの成長って要素も多分にあったと思うので、それなら、そうね、確かに部員たちあの矢継ぎ早の公演活動の中で、逞しくもなり、礼儀や節度も身につけ、知的な能力も高まり、間違いなく人間として大きく成長した。だから、あの受賞は率直に、やったぁぁぁぁ!って叫べる。

 でもね、ボランティア・スピリット賞はね、・・・うーん、なーんて、贅沢言っちゃいけないよね。ブロック賞40団体のうちから12なんだから。全国での応募は、なんと2119名だったって、今日表彰式で初めて聞いて、どぅはぁぁぁぁ!すげえやって驚いた。

 でも、米国親善大使賞=文部科学大臣賞をもらった二人は、文字通りボランティアだったし、他の全国賞の多くも地道な活動を重ねてきた人たちだった。これは本当におめでとう!って言いたい。こういう人たちのこつこつと積み重ねてきた取り組みが、しっかり評価されるってことは、とってもいいことだ。

 プレゼンテーターの萩原次春さん(距離スキーのオリンピック選手)の話も、感動もので゜よかったし、主催者のプルデンシャル、ジブラルタル両生命保険会社のスタッフの皆さんも、ボランティアでこの大会を支えてくれていて、これもまた、とてもじーんとくるものがあった。ありがとう!

 せっかくいただいた全国賞、せいぜい、その名に恥じぬよう、来年もよりパワーアップした子どもミュージカルを作るしかないね。大丈夫かいな?一二年生?って言うより、大丈夫なのか俺!?

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子どもミュージカルはボランティア?

2009-12-25 20:20:25 | 教育

 ボランティア・スピリット賞全国授賞式に来ている。と言っても本番は明日。今日は、オリエンテーションやら自己紹介やら。さっさと参加者と引率者は分けられて、夕食後のこの時間は、やることもなく、こんな記事を書いている。まっ、ほっといてくれるのは、僕にはとってもありがたいことだけどね。だって、そうだろ、この後本の読み放題だぜ!

 どうでもいい!そんな個人的な楽しみは!!今日、自己紹介をしながら感じたこと。子どもミュージカルってボランティアだっんか?ってこと。応募しといて今更なんだって怒られそうだけど、どうもねぇ、動機が不純だよ。だって、子どもミュージカルを始めた理由って、多くのお客さんに見てもらたいってことだったんだもの。定期公演とか高校演劇大会のあの寒々とした観客席見渡すってえと、なんとかせにゃいかん!自己満足じゃ、こりゃ腐る!!って思うじゃないか。せっかく面白い舞台作ったって、誰も見てくれなけりゃ、意味ねぇぇぇぇ!

 じゃ、どうすんな?子どもでしょ。小学生目当てなら、きっと入るよ。公民館とか児童会館とか。いいや、こっちから出かけたっていい!やらせてもらえるんなら。見てもらえるんなら。で、さらに言えば、食育をテーマにすれば、学校の授業でやらせてくれるんでねえ?小学校の先生食育指導で困ってるみたいだし。こっちは農業高校だし。

 いやいや、名目はいろいろあるよ。子どもたちに生身の舞台の楽しさ知ってほしい、とか、食や農の大切さ学んで欲しいとか、そりゃ嘘じゃない。本気だよ。台本だってその気で書いてる。だから、毎回アンケートや感想もらって、僕らの舞台がどんな風に受け止められたか、振り返っている。

 でもねぇぇぇ、やっぱ、本心は、たくさんの人に見て欲しいってことなんだよ。何度も何度も公演したいんだ。いろんなとこで、いろんな人に見て欲しいんだ。身も蓋もなく言っちゃえば、目立ちたいんだよ、受けたいんだよ、楽しんで欲しいんだよ、僕らのミュージカルで。

 ねっ!これってどう考えたって、ボランティア精神とほど遠いよね。今回参加している「地雷廃絶運動」とか「川をきれいにする運動」とか「手話のサークル」とか「お年寄りに手紙を書く高校生」とか、なんかとっても無償の行いじゃないか。潔いじゃないか。すがすがしいじゃないか。無私の精神って奴だよ。それに比べて、どうもねぇ演劇部はねぇ・・・?

 活動の対象となった人たちが喜んでくれたかどうか、ってことなら、置農子どもミュージカルも決してひけは取らないんだけど。この間公演した町田の小学生もみーんな楽しい、面白かった、また来てね、って言ってくれたもの。まして、演歌ショーなんて、どんだけお年寄りに感謝されてるか!涙、涙、涙なんだから。とは言え、ねぇぇぇ。

 だから、まあ、今回はここまで来させてもらっただけで、感謝だね。これ以上は望まない!参加したタクミも多くの仲間と出会って、地道な活動にどばっと飛び込んでる人たちと知り合って、世の中には僕らと違う感覚で、動機で動いてる人たちがいるってこと知ってくれれば、それ以上の成果はない。そうそれでいい。

 となると、明日の全国賞の発表はとっても気が楽だ。せいぜいいろんな活動を学ぼう。いろんな人たちの姿を心にとどめよう。で、賞もらえたら?・・・それはそれでありがたくいただくでしょう、当然。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『こころを育む活動』全国大賞受賞!パチパチパチ!

2009-12-23 15:52:19 | 地域文化

 自分で拍手するな!でも、ちょっと自慢だ!かなり嬉しい!!

 ナショナルパナソニック教育財団主催の『子どもたちのこころを育む活動』で、置農演劇部食育子どもミュージカルが全国大賞をいただいた。どんだけのもん?って、そりゃパナソニックだから、松下幸之助さんだから、凄いでしょ、多分。うーん、ちょっと下世話な表現になるけど、副賞が100万円って言ったら、みんな納得!だろうかね。

 3年間のがむしゃらな活動がようやく認められたってことかな。いえいえ、子どもミュージカルとして考えれば七年間の継続ってこと。授業の一環だっ!って強引に平日公演にも出してもらったことが、こういう形でお墨付きもらえると、うーん、やってよかった!公演を引き受けてくれた人たち、公演活動を後押ししてくれた人たち、いろんな人たちの支えで続けてこれた子どもミュージカルだった。感謝、感謝、感謝だね。

 実を言うと、昨年も一つ二つ食育関係の賞に応募していた。でも、結局どれもこれもみな予選落ち!かなりのショックで人知れず呻き苦しんだ。それほどでもないか。でも、かなり癪だったのは事実。これだけの活動、そうそうないよ、って自負は十分にあったから。

 で、よくよく敗因を分析してみた。わかったんだ、原因が!それはね、子どもミュージカルの中身を伝えきっていなかったってことなんだ。例えば時間、1時間以上の本格ものだってこと。例えば移動、装置や道具は2トントラック1台まるまる使って積み込むってこと。例えば反響。面白い!笑い爆発!って芝居としての魅力満点ってこと。

 要するに、本格的な舞台だってこと、こっちの頭にあるだけで、それを審査担当者に伝える努力をしてなかったってことに気づいたんだ。だからきっと、よくある寸劇の出前活動と一からげに扱われたんだと思う。ほら、よくあんでしょ?警察官がぬいぐるみとか被って、子どもたちに交通マナー教えるって奴、ね、あれよ。ああいった類と同類視されたんだと思う。そりゃ予選落ちだよ。当然だ!

 そこで今年は、精一杯ミュージカルの質をアピールするようにしてみたんだ。食育を抜きにしたって、十分に鑑賞に堪える作品なんだってこと、公演一つは、旅回りのような大変さなんだってこと、面白いから講演依頼が続出してるんだってこと。書いたね、徹底して書いた。あらゆる項目に、本格的なステージなんだってことを無理矢理押し込んで書き込んだ。

 さらに、この『子どもたちのこころを育む活動』では、ブロック予選通過後に実地審査があったから、これに全力上げてアピールした。部室の壁中公演の写真びっしり貼り詰めて、舞台も本番さながらに芝居の一部なりとも見てもらいたいってね。そしたら、審査に来た人たち、全部通して見たいって!やったね!見てくれりゃわかるもの、どんだけのもんかってこと。結局、3人の実地審査担当者の前で、1時間15分、びったり演じさせてもらった。

 これが、効いたんだ!ぜったいに!!その証拠に、授賞式では30分程度ミュージカル演じてくださいって要望をいただいたから。きっと、これはぜひ、皆さんに見てもらわねば!って感じたんだと思う、審査の人たちも。そうなんただ、見てもらえるば、わかるんです!!

 だから、今回の全国大賞受賞は、ことのほか嬉しい!思いのほか誇らしい!!劇の中身で勝ち取った受賞だから。舞台で勝負の結果だからね。食育効果も意味は大きいけど、やっぱり演劇部としては、作品を評価してもらわなくちゃね。こういう活動のあり方、こういう認められ方、もっともっと他の学校の演劇部に広がるといいと思う。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする