ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今日は一日、パン作り1

2020-05-14 17:17:29 | 食べ物

 順調に行ってりゃ、今頃、代掻きでふーふー言ってるところだが、苗仕立てやり直しと蕁麻疹重症化のせいで、外仕事は必要最小限。その代わり、パンを焼くことになった。我が家のおやつストックが乏しくなったってこともあるが、主たる目的は、宅配おじさんの要望に応えるためだ。

 なんせ、配達もの届けるたんびに、今度いつ焼く?が挨拶がわり、配達のために来るって言うより、パンの催促に来るって有様なんだ。いやぁ、美味しいからよぉ、って、そう惚れ込んでもらえるのは嬉しいんだが、こっちはパン屋が商売じゃない。そのうちな、とはぐらかしてはいるのだが、電話までかかってくるとなると、その熱意にほだされるってもんだぜ。それと、ちょうどネギ苗をもらう時期でもある。

 よっしゃ、作っか!

 宅配おじさんの要望は、食パン4斤と菓子パン。ネギ苗の物々交換用にも食パン2本と菓子パンそこそこは必要だ。それに、家の分。と、なると食パンはオーブンいっぱいで8本か。小麦粉にして2キロ捏にゃならんぜ。菓子パンも、いつもの仕込み量じゃ足りないな。1.5キロ分はいるだろう。

 小麦粉2キロ分の生地って、4キロ近くあるからな、鉄アレーの重さだ。これを叩いては伸ばし伸ばしては叩くを繰り返すこと250回!もはや、上腕の筋トレだ。鈍った体にゃ少々きつい。でも、職場の仲間からも頼まれた、なんて言われっと、いいもの焼かなくっちゃ、って力も入り、おまけで50かい叩いて、300かい叩きで念を入れた。

 食パンは、量が多くても、一度の手間だから、かける時間は少量の場合と変わらない。問題は菓子パンだ。切り分けて、丸めて、形作る。その回数が倍近くになる勘定だ。しかも、この暖かさ、生地のやつ、いい気になって膨らみやがる。煽られ、捲られ、必死になって作業に精出した。

 今日のメニューは手作りカスタードクリームと手作りリンゴジャムを挟んだバンズ。同じくクリーム&やはり手作り水俣の甘夏使ったマーマレードバージョンだ。それと一番人気のブドウクーペ。たっぷりのレーズンはカリフォルニアとサルタナをラム酒漬けにしたもの。それにクルミと、これまた自家製のオレンジピールが入る。どうだい、かなり贅沢だと思わないか?これがご飯パンのしっとりさと薫り高さにぴったりマッチするってわけさ。ただ、手間はかかる。

 朝食済ませて生地を捏ね始め、すべて焼きあがったは3時前!その間、休みといえば、ハウスの水やりくらい。昼飯もそこそこにひたすらパン作りに熱中した。

 夕方、宅配おじさん到来。パンのほかに甘夏マーマレードも欲しいって。うち、商売じゃないから。儲けるわけにいかないんだから。とはいっても、美味しんもんなぁ、って言われるとついつい、いいよ、持っていきなよ、と貴重な一瓶もお分けした。で、次はいつ焼く?と、次回の予約!ま、まぁ、田植え終わってからだな、とはぐらかした。

 口コミで味コミで広がるってのは、嬉しいにゃ違いないが、困るんだよなぁ。商売にする気はないんだから。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする