沃川郡によれば、去る5月8日から事業費6300万ウォンを投入し、沃川邑金亀里一帯の農産物流通団地が造成される地域に対して(財)中原文化財研究院が試掘調査を行った。
その結果、三国時代のものと推定される石槨墓8基と石列遺構3基、古土壌層、多数の土器片があることが確認された。
古墳石槨墓8基中1号は粘板岩の割石を立てて積んで築造した形態を見せており、近隣の玉覺里で調査された石槨墓と似ており、2~8号石槨墓は割石を利用して横積みと縦積みとの方法で造成されたと見られる。
また3基の石列遺構中2基は、石槨墓の板石を使用していると推定され、石列は10㎝内外の雑石を東西方向に列を合わせて置いており、耕作地および住居地周囲への排水施設で利用したと見られる。
ほかに、調査地域南東側境界の部分のくぼみの下に考古学的に重要な資料となる1.5m厚さで形成された古土壌層一部が確認されたが、調査した結果、遺物は出土しなかった。
これに伴い調査団は去る6月6日現地で関係者などが参加した中で試掘調査結果に対する報告会を行った。
調査団は、試掘地域に考古学的遺跡がたくさん分布しており、このうち関防遺跡では西山城と三車里土城、 三陽里土城、 三聖山城が今回の調査地域を囲んでおり、北側では最近三国時代の百済古墳群であることが明らかになった玉覺里古墳群と西山城一帯古墳群が位置している。
関係者は「今回の試掘調査は遺跡有無に対する確認調査だけ。三国時代の古墳群が確認されたので、文化財庁から発掘調査許可を受けて予算が確保され次第、詳細な調査に着手したい」と話している。
備考:忠北道沃川郡沃川邑金亀里は大田広域市の東に隣接する。
[参考:忠北日報2008-06-17]
その結果、三国時代のものと推定される石槨墓8基と石列遺構3基、古土壌層、多数の土器片があることが確認された。
古墳石槨墓8基中1号は粘板岩の割石を立てて積んで築造した形態を見せており、近隣の玉覺里で調査された石槨墓と似ており、2~8号石槨墓は割石を利用して横積みと縦積みとの方法で造成されたと見られる。
また3基の石列遺構中2基は、石槨墓の板石を使用していると推定され、石列は10㎝内外の雑石を東西方向に列を合わせて置いており、耕作地および住居地周囲への排水施設で利用したと見られる。
ほかに、調査地域南東側境界の部分のくぼみの下に考古学的に重要な資料となる1.5m厚さで形成された古土壌層一部が確認されたが、調査した結果、遺物は出土しなかった。
これに伴い調査団は去る6月6日現地で関係者などが参加した中で試掘調査結果に対する報告会を行った。
調査団は、試掘地域に考古学的遺跡がたくさん分布しており、このうち関防遺跡では西山城と三車里土城、 三陽里土城、 三聖山城が今回の調査地域を囲んでおり、北側では最近三国時代の百済古墳群であることが明らかになった玉覺里古墳群と西山城一帯古墳群が位置している。
関係者は「今回の試掘調査は遺跡有無に対する確認調査だけ。三国時代の古墳群が確認されたので、文化財庁から発掘調査許可を受けて予算が確保され次第、詳細な調査に着手したい」と話している。
備考:忠北道沃川郡沃川邑金亀里は大田広域市の東に隣接する。
[参考:忠北日報2008-06-17]