24日奈良県立橿原考古学研究所は橿原市の道路建設予定地で、馬、牛、鶏および(羊、犬?)などの動物を描いた平安時代後期(11世紀後半)の板絵4枚(いずれも、縦約11cm、横約34cm、ヒノキ板)と大型の人形(ひとがた、長さ44cm)が出土したことを発表した。「犬か羊」には首輪が表現されており、家畜らしい。
厄払いか豊作を願う祭祀に使われ、手慣れた筆遣いから加持祈祷を担った陰陽師らが描いたとみられるという。これほど複数の動物が描かれた例はないという。
平安時代中期、平親信の日記「親信卿記」に、宮廷での厄払いの儀式で等身大の人形とともに馬や牛、犬などをかたどった祭具を用いたとの記述があり、今回の出土によく似る。
一方、橿原市内などでは現在でも馬や牛を描いた板絵を奉納して五穀豊穣を願う「野神祭り」が行われている。
現場は、地名をとって一町(かずちょう)西遺跡と名づけられた。
板絵は7月5、6両日に同研究所付属博物館で公開される。
[参考:時事通信、毎日新聞、産経新聞]
備考:
7月19日(土)から9月7日(日)まで同考古学研究所附属博物館で「大和を掘る26」が開催される。
7月26日(土)午後1時30~ 同研究所講堂で土曜講座が開催されるが、その中で一町西遺跡についての講座が取上げられる予定である。
また、7月9日(水)~7月14日(月)東京代官山iスタジオでは速報展プレ展示 が開催される。
厄払いか豊作を願う祭祀に使われ、手慣れた筆遣いから加持祈祷を担った陰陽師らが描いたとみられるという。これほど複数の動物が描かれた例はないという。
平安時代中期、平親信の日記「親信卿記」に、宮廷での厄払いの儀式で等身大の人形とともに馬や牛、犬などをかたどった祭具を用いたとの記述があり、今回の出土によく似る。
一方、橿原市内などでは現在でも馬や牛を描いた板絵を奉納して五穀豊穣を願う「野神祭り」が行われている。
現場は、地名をとって一町(かずちょう)西遺跡と名づけられた。
板絵は7月5、6両日に同研究所付属博物館で公開される。
[参考:時事通信、毎日新聞、産経新聞]
備考:
7月19日(土)から9月7日(日)まで同考古学研究所附属博物館で「大和を掘る26」が開催される。
7月26日(土)午後1時30~ 同研究所講堂で土曜講座が開催されるが、その中で一町西遺跡についての講座が取上げられる予定である。
また、7月9日(水)~7月14日(月)東京代官山iスタジオでは速報展プレ展示 が開催される。