歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

東京都・新宿歴史博物館 「新宿中村屋に咲いた文化芸術」

2011年03月31日 | Weblog
 今日のよい天気の日に、新宿歴史博物館で開催されている企画展「新宿中村屋に咲いた文化芸術」に出かけてきた。
 周辺の桜は1~2部咲きだが、新宿歴史博物館内の庭園の桜はちょうど満開である。平成元年1月に、当館の落成・開館記念に植樹した高遠町のコヒガン桜であるがためである。 例年はお彼岸の時に咲いているというから、今年は1週間ほど遅い。


 さて、企画展の方は出品点数は少ないものの出展されている内容には満足である。
 エロシェンコ氏を描いた中村彝の「エロシェンコ氏の像」(重要文化財)と鶴田吾郎の「盲目のエロシェンコ」が並んで展示されている。 また、中村彝が俊子を描いた「少女」(1914年作)2作品が並んで展示されている。 これだけでも観にきた甲斐があるというものなのだが、萩原守衛の彫刻と絵画が数点展示されているし、おまけに高村光太郎の絵画「自画像」(1913年作)などの作品もある。

過去の関連情報
 2011.2.15 落合文化村 佐伯祐三と中村彝のアトリエ
 2010.4.11 3つの美術館を訪問 萬鉄五郎と中村彝の需要文化財・2作品に興味
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奈良市・春日大社 「赤糸威大鎧(竹虎雀飾)」の保存修理が終了し4月から展示

2011年03月31日 | Weblog
 奈良市の春日大社は30日、源義経が奉納したとの言い伝えもある、所蔵する国宝「赤糸威大鎧(あかいとおどしおおよろい)竹虎雀飾」(鎌倉時代後期、高さ135.5cm、重さ約30kg)の保存修理が終わったと発表した。
 冑(かぶと)や胸板に竹や雀の透かし彫りが施され、表面は茜染めの絹糸を組紐で編んで仕上げられ、両袖には虎と竹の金色装飾がある。 その豪華さで日本一の鎧といわれる。
 下半身の防御部分の前草摺(くさずり)の糸の劣化などが激しく、昨年5月から東京国立博物館修理室で、270か所を鹿革の紐で補強し、ほこりを落とすなどの修理が施された。
 修理を手がけたのは国選定保存技術保持者(甲冑修理)の小澤正実氏(東京都北区)。
 4月1日~7月31日に境内の宝物殿で特別公開される。
 また、4月16日(日)午後1時から、同修復記念シンポジウムが春日大社・感謝共生の館で行われる。(有料)
[参考:読売新聞、産経新聞、春日大社HP]

春日大社「赤糸威大鎧」修理終了、4月から展示(読売新聞) - goo ニュース
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