3月9日の読売によれば、工学系の中堅私立大「武蔵工業大」と保育学科(3年制)などを持つ私立短大の「東横学園女子短大」が、2008年4月に統合するということだ。
この2校は経営する学校法人が同じ(「五島育英会」は東急グループの五島である)なので、以前からある程度予測されていたことではある。しかしながら、武蔵工大は1997年に2万人近くいた志願者数が、今春入試では約1万2000人に減少。東横学園女子短大も、ここ数年、定員割れが続いていたとのこと。10年ちょっと前の状況を知る者として、想像以上に厳しい状況だったことにちょっとがく然とした。
武蔵工業大は1929年年創立。工学部、環境情報学部に2007年度から知識工学部が加わり、3学部12学科体制。学生数は約5800人。
東横学園女子短大は1956年創立。ライフデザイン学科、保育学科の2学科で、学生数は約540人。
全部加えても例の6000人をかろうじて越える程度。
統合後は、武蔵工業大の3学部に、都市生活学部(ライフデザイン学科の発展改組?)、人間科学部(保育学科の発展改組?)を加えた5学部の総合大学になる予定。
…形の上では文理融合のなるようだ。
大学の新名称については、「武蔵都市大」などを軸に検討が進められているという。
…「武蔵大学」は既にある。「武蔵野学院大学」、「武蔵野大学」もある。名前、困ったね。