3月21日に産経新聞他が報道していたことだが、慶応義塾大学が平成21年度入学生から、入学金を40%引き下げることにしたらしい。記事によれば、「国際的に優秀な学生を集めるため、諸外国にない入学金を近く廃止する一歩としたい」と書かれていた。いずれは全廃をめざすとのこと。
…すっごい話しだ。
入学金
34万円→20万円
体育実習費
8000円→廃止
授業料
73万円→78万円(文系学部)
施設設備費
8万円→18万円
在籍基本料
6万円(新設)
入学金を減額しても、初年度納入金も4年間の納入金も大学としては増収になる。大学はこの変更で減益にはならない。納入金の項目を簡素化し、「グローバルな学費体系にした」そうだ。ただ、これだけだと学生の納入金が増えるだけなので、新たな項目として以下のものを設けることで、バランスをとっている。
家賃補助
12万円/年
1学年当たり約400人、総計約1600人
留学生対象奨学基金
10億円
早慶上智ICUなどの、トップクラス私大による、「学生を囲い込み」とでもいう動きは、これからもどんどん顕著になるだろう。上から順番に学生を集めていけば、どこかで学生が集められない学校が出てくる。関東地方で閉校する4年制大学がここ1、2年で必ずでる。
…いや、スゴイ話しだ。