盗まれたプルトニウムを用いて、三つの都市を標的にした同時核爆発の計画が進められていることが判明する。核爆発阻止のミッションを下されたイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームは、犯人の手掛かりが名前だけという困難を強いられる。タイムリミットが刻一刻と迫る中、イーサンの行動に不信感を抱くCIAが放った敏腕エージェントのウォーカー(ヘンリー・カヴィル)が現れる。(MOVIX作品紹介)
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連続もの、特にアクション系の作品で見られることだが、主人公たちのなすべきこと(ミッション)がインフレーションを起こすことがある。だんだん相手・事件が大きくなるのだ。本作では3都市同時核攻撃(計画)がそうである。
また、 このシリーズでは主人公のイーサン・ハント(トム・クルーズ)のするアクションがエスカレートするのも、「お約束」になっている。第4作で「ブルジュ・ハリファ」の壁面を這い上がり、前作でも「輸送機のドアにしがみついたまま」飛んでいったエージェント・ハント。次は宇宙にでもと、ブログに書いたのだが、あたらずとも、遠からず。そんな本作である。
4日、いつものMOVIXで見てきた。
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action packed
撮影中主演のトム・クルーズが、ビルの屋上から隣のビルへ飛び移るシーンを撮影中、骨折した。一時は公開の遅れが心配されたほどのケガだった。そのシーン、そのまま使われている。
が、本作はそのシーンを売りものにするような作品ではない。
なにも空から行かなくても。
イーサンとエージェント・ウォーカーは的のアジトに踏み込むために、高高度からの侵入を試みる。
映画のウェブサイトにもあるが、これをトム・クルーズはスタントなしで演じている。ジャンプして10秒ほどで、「(高度)25,000フィート」と人工音声が入るが、25,000フィートとは7,620メートルである。輸送機からジャンプして10秒でどの程度落下したのかわからないが、優に8,000メートルは超えているだろう。
地下から潜入するとかは、IMF(Impossible Mission Force)のエージェントは考えない。
ヘリの荷物にぶら下がらなくても。
離陸する輸送機のドアにしがみつくくらいだから。なんと言うことはない。。。
・・・そんなことはない。
そもそもヘリの操縦しなくても。
トム・クルーズがヘリを操縦しつつアクションシーンを撮ること自体、相当インポッシブルだと思う。でも、やってしまう。
これで全部だと思った人は、間違えている。もっともっとたくさんあるし、これでもかとたたみかけてくる。
ストーリーはそんなに難しくないけど、結構満腹感を感じた。
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次はどうするんだ。
複数の核爆弾の爆発を阻止するミッション
ストーリーとしては破天荒な設定。それをIMFのメンバーがなんとかしてしまう。そんなストーリーを、どうしたら成立させるかが勝負の作品である。
本作も見ている途中、本作では主要メンバーの誰かが死ぬ(「例によって、君、もしくは君のメンバーが捕えられ、あるいは殺されても、、、」)になるのではと思った。が、ここまでにしよう。
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8月1本目、本作は肩の力を抜いて、イーサン・ハントの縦横無尽のスーパー・エージェントぶりを堪能する作品でした。
おすすめです。