1月27日(金)、今春の選抜高校野球出場校が決定、発表になった。翌28日(土)、去年と同様コンビニでスポニチを購入、データを調べてみた。
第95回記念大会の出場は36校である。
内訳は公立8、私立28。公立が22%。昨春は公立10(県立9、市立1)、私立22。
公立はすべて県立。下線の3校は21世紀枠。
能代松陽(秋田)、社(兵庫)、光(山口)
高松商業(香川)、大分商業(大分)
氷見(富山)、城東(徳島)、石橋(栃木)
学校名に専門学科名・総合を含む高校
3校。下線は私立高校。昨年は3校。
彦根総合(滋賀)、高松商業(愛媛)、大分商業(大分)
私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
15校、昨年は13校。
運営法人が同一のものもあるが、そうでないものもある。
名前ですぐわかる(校名に含まれ、想像できる)例もあるが、埼玉県の野球ファンの感覚ではちょっとわからない大学もある。
クラーク記念国際(北海道,●環太平洋大)
山梨学院(山梨,山梨学院大)
専大松戸(千葉,専修大)
高崎健康福祉大学高崎(群馬,高崎健康福祉大)
慶應義塾(神奈川,慶應義塾大)
作新学院(栃木,作新学院大)
東海大菅生(東京,東海大)
二松学舎大学付(東京,二松学舎大)
東邦(愛知,●愛知東邦大)
常葉大菊川(静岡,常葉大)
大垣日大(岐阜,日本大)
大阪桐蔭(大阪,●大阪商業大)
龍谷大平安(京都,龍谷大)
高知(高知,●高知学園大・高知リハビリテーション専門職大)
長崎日大(長崎,日本大)
●調べたから「そうなんだぁ」と思うレベルである。
日大2、東海大1である。
生徒数の多い学校
全校生徒数1000人以上は20校(昨年は14)である。全て私立高校。埼玉県の公立高校の基準(以下同じ)では、40人×9クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
3000人以上 仙台育英(宮城,3996人) 作新学院(栃木,3688人) 2000人以上 慶應義塾(神奈川,2200人) |
生徒数最大:仙台育英高校(宮城)
仙台育英の生徒数は、昨夏の甲子園出場時と同じ。おそらく令和4年5月1日現在の学校基本調査等のデータだろう。
1000人以上
17校
大阪桐蔭(大阪,1888人)
北陸(福井,1883人)
東邦(愛知,1824人)
東北(宮城,1631人)
龍谷大平安(京都,1365人)
高崎健康福祉大学高崎(群馬,1323人)
英明(香川,1312人)
長崎日大(長崎,1295人)
広陵(広島,1288人)
専大松戸(千葉,1274人)
鳥取城北(鳥取,1258人)
東海大菅生(東京,1208人)
履正社(大阪,1187人)
大垣日大(岐阜,1150人)
沖縄尚学(沖縄,1099人)
山梨学院(山梨,1049人)
常葉大菊川(静岡,1018人)
生徒数の少ない学校
全校生徒数500人未満の学校が1校(昨年は5)である。40人×4クラス×3学年でこれくらいの数字になる。
クラーク記念国際(北海道,167人)
同校は広域通信制・単位制高校。あくまでも北海道のキャンパスに(登録なのは)この人数ということだろう。
通学制の学校は能代松陽(秋田,560人)である。同校は昨夏、能代松陽としては初出場。旧能代商業時代から通算4度目の甲子園出場を果たした。春の選抜は初出場である。
生徒数最小:クラーク記念国際高等学校
生徒数の平均値
平均値は1225.7人。中央値は1074.0人。参加校数が偶数なので、中央値の学校は存在しない。山梨学院(山梨,1049人)と沖縄尚学(沖縄,1099人)の間である。
なお、設置者別の生徒数の平均は、都道府県立717.63人、私立が1370.86人である。
男子生徒の中で、野球部の生徒が多い学校
野球部員の数を男子生徒数で割り、割合を算出した。ただし、スポニチの集計は記事を読む限り、部員数はマネージャーの数を含み(以下同じ)、性別は不明。従って数字はやや不正確である。明記する。来年度以降この項目は再検討したい。
男子生徒の10%以上の学校は、全部で13校(昨年は17校)である。下線が公立高校。
クラーク記念国際(北海道,32.58㌫)
大分商業(大分,28.02㌫)
敦賀気比(福井,18.39㌫)
能代松陽(秋田,14.29㌫)
高知(高知,14.04㌫)
高崎健康福祉大学高崎(群馬,13.84㌫)
高松商業(香川,13.76㌫)
社(兵庫,13.27㌫)
光(山口,13.16㌫)
二松学舎大学付(東京,12.27㌫)
彦根総合(滋賀,11.83㌫)
鳥取城北(鳥取,11.37㌫)
広陵(広島,10.72㌫)
36校の野球部員数の平均値
48.9人である。最大値は報徳(兵庫)の97人、最小値は城東(徳島)の13人。城東の13人には女子マネージャーを含む。
今春の出場校で男子校は報徳と慶應義塾(神奈川)である。
全校生徒中女子率最大
大分商業(大分)の74.29%である。最小は上記男子校を除くと、海星(長崎)の30.78%である。男女人数差の小さいのは、大垣日大(岐阜)で男子575人、女子575人でピッタリ、差がない。同校は昨年の春も出場しており、その時も男女の生徒数がほぼ同数。男女別の合格定員があるのだろうか。
男子生徒数・女子生徒数最多
慶應義塾(神奈川)の2200人、女子生徒数が最も多いのは仙台育英の1883人である。
昨夏の甲子園出場校について
2022-08-05、「2022 104th 甲子園」
昨春の甲子園出場校について
2022-02-05、「令和4年春の選抜高校野球」