全英連参加者のブログ

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KATAKANA part 2

2006-10-13 04:23:04 | 気になる 政治・政治家

 10月7日のエントリ(KATAKANA)の続きです。

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 僕は安倍晋三氏の支持者でも、シンパでもない。ただ、新聞の書くように、演説にカタカナ語が多いか少ないか「だけで」あ~だ、こ~だ言うのもどうかと思う。演説からカタカナ語(含むアルファベット文字列、略号)の抜き書きが終わったので、以下にまとめる。
 ①「  」で括られた中で使われているカタカナ語
 ②前後を無視して文脈から切り離せるカタカナ語
 ③これは違うだろうと思うもの

 注
 ①と②には結果として同じカタカナ語が使われているものもある。カッコで括られている場合は、社会的に見てまだ認知が十分でない(これからわかってもらおう)と、演説をしている安倍晋三氏が感じているものだと判断した。また、特定の文脈で使われているものもあるので、前後を切り離すことはしなかった。
 ②を◎△×に分類した。
 ③は、どう考えてもおかしいもの。

 あくまで、僕の分析である。字句の区切りも、新聞社とは意見が違うかもしれない。

***** *****

 今回は①についてリストアップする。便宜的に番号を振る。演説の中で出てきた順ではなく、50音順になっている。(13語、13回)
 1. 「アジア・ゲートウェイ構想」
 2. 「イノベーション25」
 3. 「カントリー・アイデンティティ」
 4. 「プライマリー・バランス」
 5. 「メイド・イン・ジャパン」
 6. 「ライブ・トーク官邸」
 7. 「頑張る地方応援プログラム」
 8. 「再チャレンジ支援策」
 9. 「子育てフレンドリーな社会」
 10. 「新健康フロンティア戦略」
 11. 「人生のリスクに対するセーフティネット」
 12. 「世界とアジアのための日米同盟」
 13. 「道州制ビジョン」

 1.は、『日本がアジアと世界の架け橋となる』ことを表すようだ。
 2.は、僕はまだ使えないと思う。
 3.は、その後に、すなわち、我が国の理念、目指すべき方向、日本らしさ、と言い換えていることを見ても、「国のありよう」でいいんじゃなかろうか。戦前なら「国体」である。
 4.は、『国と地方の基礎的な財政収支』でなんでダメなんだ。
 5.は、カッコは不要だろう。
 6.は、官邸からの情報発信で十分。
 7.は、まあ大丈夫。でも、プログラムを政策でもいいんじゃないか。
 8.は、安倍内閣の一押し施策。(再)チャレンジは演説でも一番多かった。
 9.は、「フレンドリー」は次の意味らしい。
 「出産前後や乳幼児期における経済的負担の軽減を含め、子育て家庭に対する総合的な支援を行うとともに、働き方についても、子育てを応援する観点から改革を進めていきます。子育ての素晴らしさ、家族の価値を社会全体で共有できるよう、意識改革に取り組みます。」
 実は何を言いたいか、言っている本人も怪しいのではないか。
 10.は、「健康寿命を伸ばす」が枕詞についている。これなら、「健康寿命を延ばす戦略」でいいと思う。
 11.セーフティーネット...命綱ではないけど、これも「自立の精神を大切にし、分かりやすく、親切で信頼できる、持続可能な「日本型の社会保障制度」」とその後に言っているので、この言葉自体はいらないんじゃないか。
 12.は、使ってもいいかな。
 13.は、ビジョンを「将来像」などに置き換えられないだろうか。

***** *****

 全般的に見ると、実行したい政策・施策を伝えるために、あえてカタカナ語を使っていることがわかる。ただ、あえてカタカナ語にしなくてもいいものもあると思う。この点安倍晋三氏(と、そのブレーン・官僚)の努力が足りないと思う。まあ、カタカナ語にしても外来語にしても、使う本人がどのような意味を込めて使うかに左右されるわけで、使う方には都合がよく、国民にとってはよろしくないことだと思う。だから、あえてしないのならば、その意味では努力をしているのだろうけども。。。

 次回は、③を取り上げる。(いつになるかわかりません)

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