このほどDVDが発売になった「崖の上のポニョ」はスタジオジブリの数ある作品の中でもおそらく「つまらない」作品のひとつだと私は思っている。
面白くて印象に残っているのは「主題歌」だけで、それがなければ何もなし、の中身空っぽの映画なのだ。
もっとも、宮崎ファンタジーに強く想いを馳せている人には素晴らしい作品に思えるだろう。
「絵が凄い」
「イマジネーションが大胆」
「子供が親を名前で呼ぶわりにクレヨン新ちゃんのように不快じゃない」
などなど、数多くの「素敵な」理由を挙げるだろう。
しかし、
「ポニョ、宗介が大好き!」
などという単純な言葉に、
「何言うとんねん、この映画」
となってしまった人は少なくない筈。
そのつまらないDVDが、どこの街のどの書店、CD・DVDショップに行っても大量に例の歌を流しながら販売されているのだ。
宮崎ファンに言いたい。
4000円以上も出してつまらん作品を買うより、980円の「トム&ジェリー」の著作権切れ作品集を買って見た方がよっぽど精神が豊かになること請け合い。
ポニョはなんといっても内容もポニョなのだ。
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