<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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我が家では居間にテレビを置いていないこともあってラジオを聴きながら食事をすることになる。
合わせるダイヤルはNHK第一。
民放に合わせないのは、ともかくニュースを聴きたいからで、別にNHKに信頼を寄せているからではない。
NHKとて人間の組織であるわけだから、今話題になっているヤラセや人間関係による内容への配慮があっても不思議ではないと思っている。

ニュースと言えばNHKになってしまうのは、それだけ民放ラジオのニュース番組が少なく、頼りないということがあるだろう。
情報量が民放ラジオのニュース番組では少なすぎるのだ。
その証拠に通勤時間にはMBSラジオの「ありがとう浜村淳」を聴いているのだ。
この番組は40年も続いているお化けラジオ番組でパーソナリティの浜村淳もお化けかもしれないが、ともかくこの番組では政治経済芸能三面記事まで、様々な情報が「あの浜村節」で語られる、情報番組なのだから。

ともかくNHKに合わせ食事をとるにがだいたい午前6時20分頃。
ある時はトーストで、ある時はみそ汁をすすりながらラジオを聴いていると、6時30分から「ありがとう浜村淳」も比較にならないNHKラジオ体操が始まる。
朝ご飯を食べながらのラジオ体操はいささか強烈だが、食べ終わっていたりするとラジオ体操第一ぐらいはしないではない。
但し、

「とばんといてな、そこで(床が抜けるから、は省略される)」

とカミさん言われのが、いささかしゃくではある。

ラジオ体操の歌を聴きながらの朝ご飯はなかなか壮快だ。
最初は途中なにを言っているのかわかない歌詞ではあったが、藤山一朗作曲、藤浦洸作詞ということであれば歴史を感じさせるとともに、「日本の朝」という感じがなかなかよい。

で、このラジオ体操で最も気になるのが、時々登場する女性指導員の声なのであった。

「おはようございます!ラジオ体操の時間です。まずは肩の力を抜いて上下に揺らします。」

などという声が、まさしく黒柳徹子の若い頃の声なのであった。

「黒柳徹子ってラジオ体操やってたん?これって録音やろ」

と言ったのはカミさんであった。
昭和38年生まれの私に対して昭和46年生まれのカミさんは、黒柳徹子のそこそこ若い頃は知らないわけで、もしかするとラジオ体操してたん、と思っても仕方が無い。
しかしラジオ体操はNHKでは数少ない生放送番組のひとつであるはず。
だから黒柳徹子の録音ではないのだ。

それにしても黒柳徹子そのまんまのかけ声のラジオ体操は新鮮なのであった。
NHKのWEBページで調べると、この指導員の先生は岡本美香という人で、写真を見る限り黒柳徹子とは似ても似つかない女性なのであった。
しかも年齢は恐らく黒柳徹子の半分にも満たない人なのだ。

もうNHKのラジオ体操に登場して10年以上経過するようだが、採用の決めてはこの黒柳徹子そっくり声にあったのではないかと私は確信している。
なんといっても黒柳さんは元NHKの専属劇団生。
NHK好みだったのかもわからない。


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