<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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昨日、朝から家族で奈良に出かけた。
暑いことを承知の上で昨日から奈良国立博物館で開催の「源信 天国と地獄」展へ行ってきた。
その展覧会の様子は明日以降にレポートすることにして、予想はしていたものの暑いの暑くないのって。

ご存知のように奈良は西は生駒山系、東は三輪山山系、南は吉野山、北は京都に向かって開けているものの山城と生駒に挟まれた木津川水系の谷みたいな地形になっているので典型的な盆地気候だ。
このため夏は目茶苦茶暑く、その暑さは大阪、京都、神戸などのアーバンネットワークの中では最も過酷な環境だと思う。

子供の頃。
夏休みにドリームランドという今は廃墟として有名なディズニーランドのパクリみたいな遊園地へ連れて行ってもらったことがあったが、その日は気温28度で、まだまだ若かった母がへばっていたのを今も記憶している。

あれから40年の歳月が流れたが奈良の夏の暑さ今も変わらない。
変わったのは外国人観光客がやたらと多いことで、恐らく観光客の3分の2は外国人だ。
それも英語を母国語としない外国人で溢れており、土産物屋た飲食は大繁盛している。
電車もバスもかなりの混み合いだ。

中にはマナーの非常に悪い人もおり、かれらの国も国なら人も人と考えてしまうこともあり少々悲しい物がある。
しかし、なぜ好き好んで悪口ばっかり言ってる国に観光に来るのだろうか。
理解に苦しむところがある。

とはいえ、暑さは彼らにも容赦なく降りかかるわけで茶店は英語も中国語も韓国語もできない店員と日本語はもちろん英語もフランス語もできない外国の人たちでパントマイムが繰り返されている光景は、観ていて現在の観光風物でもあるのだろう。

これだけ暑くなると鹿とて同じように暑いにきまっている。

奈良は世界中どこの観光地とも圧倒的に違っているのは、そこらかしこで鹿がウロウロしていることだ。
しかも天然記念物の野生にも関わらず人に対しては極めて馴れ馴れしい態度をとる。
猿ほど知恵はないのでイタズラはほとんどしないが、時々人に体当たりを食らわしたり、弁当を突きに来たりするので注意は必要だ。

その奈良で、昨日はあまりに暑いためか池の中を歩いている鹿を目撃した。
池の水を飲みながら池の中をてくてくと歩いているのだ。

奈良公園。
暑いが退屈しない観光地なのである。

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