新型コロナが恐ろしいということで、感染者数や死亡者数が発表され巷に不安が広がっている。
マスコミにとっては絶好のチャンス。
めったに無い視聴率獲得のための良質なネタだ。
必要以上に不安を煽ってできる限り奇異な話題を探り出し、時には脚色してチャンネルを合わせるよう仕向けるのに余念がない。
何が正確な情報なのか、見ている方はわからなくなるというものだ。
で、問題は新型コロナウィルスの危険性。
どれほど危ない伝染病7日。
それを毎年恒例のインフルエンザと比べてみたらどうかと思い少し調べてみた。
調べてみてびっくりしたのだが、インフルエンザで亡くなる人はだいたい毎月約50人。
年度によって異なるが毎年数百人の人たちがインフルエンザに罹患して亡くなっているという。
この数、もっと少ない年もあるが1000人を超える年も少なくない。
罹患者数に至っては例えば2017年から2018年の1年シーズンで1458万人がインフルエンザにかかっているのだ。
一方騒がれている新型コロナウィルス。
こっちはダイヤモンド・プリンセスの乗客を別として今現在罹患した人は約500人。
亡くなった人は6人。
数字だけみるとインフルエンザのほうが遥かに危険で恐ろしいと思う。
この新型コロナウィルスの数字は毎年病原性大腸菌で食中毒を起こして治療を受けたり不運にも亡くなった人の数とほぼ同じなのである。
では、新型コロナウィルスの何が恐ろしいのか。
それは有効な治療方法がわかっていないからの一言に尽きる。
また得体が知れず、その正体やメカニズムがわかっていないことにある。
罹患したら咳や鼻水など通常のコロナウィルスの症状が発症する前にいきなり肺炎になってしまうという悪の速攻性が強い。
さらにいったん治癒したかに見せかけて数日したらまた復活、という生き残り術の凄さも上げられるであろう。
でも最も凄まじいのはその感染力。
インフルエンザは数千個のウィルスを吸収しなければ罹患することはないと言われているがコロナウィルスは数個のウィルスで罹患してしまうのだという。
しかも状況からみると明らかに空気感染する伝染病だ。
一説によると発生源となった中国武漢市にはフランスの援助で付きられたバイオ研究所があり、今回の新型コロナウィルスはここから持ち出されたものであるという。
故意にではなく、バイオハザードの知識に乏しい研究所スタッフの衣服に付いたものが流出したというのだ。
さらにその元株になったウィルスはカナダの研究所で開発され中国に持ち込まれたというう説が出回っている。
ウィルスそのものは遺伝子組み換えを行ったものだとも言う。
カナダ政府はこの件についてダンマリを決め込んでいて事が公になることを警戒しているというのだ。
まるでエリア51の「宇宙人を見た」みたいなことが広がっている。
このようにまともな情報がなく不安だけがどんどん増えている。
病気そのものとしてはインフルエンザの方が遥かに恐ろしいが、わけのわからない噂を引き連れている新型コロナは情報時代として恐ろしい。
そんなパンデミックなのである。