<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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JR西日本が来年春のダイヤ改正で200本を越える列車の削減をするというニュースはコロナの深刻さを裏付ける嫌なトピックなのだ。

そもそもコロナ前はインバウンドで鉄道事業は絶好調。
うちの近くを走るJR阪和線は関空特急はるかが大幅に増発されて連結車両数もアップ。
ダイヤの密度では全国ナンバーワンの同路線がますます混雑の様相を呈する雰囲気になっていた。

自営業になった今は通勤という苦しみをほとんど味合わずに済んでいるが、それでも朝7〜8時台の電車に乗ると大阪市内まで混雑するは電車はノロノロ走るはで不快感いっぱいなのであった。
例えばJR阪和線の大阪寄りの快速の区間、堺市駅から天王寺駅はデイタイムなら8分ぐらいで到着するのだが、朝のラッシュでは15分近くかかることもあり最悪である。
堺市を出た快速はとろとろと走り大和川を渡る。
大和川を渡り終えるとポイントがあって上り大阪方面は各停は元城東貨物線だった待避線を走り杉本町駅に入る。
この時タイミングさえ良ければ後続の快速は一瞬スピードを上げて杉本町に停車寸前の各駅停車を追い抜くのだが、そんなことはめったにない。
したがってトロトロ走ったまま杉本町を通過して高架エリアの坂道に差し掛かる。
電車は普通、惰性で走っているので上り坂になるとモーターに負荷がかかってうなり音とともに力走し始めるのだが、朝のラッシュ時は各駅停車を追い抜くと次の各駅停車が前を走っており快走できない。
したがって高架への上り坂で徐々にスピードを失い止まりそうになった時点で初めてちょっとだけモーターが動き坂を登る。

高架になる前は杉本町から2つめの長居駅が待避線のある駅だったが、効果になった10数年前から鶴が丘駅が待避線のある駅になった。
長居スタジアムに一番近い駅がここだからか、そうなったのだ。
でここで快速は各駅停車を追い抜くと、少しはスピードを上げるがすぐにブレーキがかかる。
今度は天王寺駅手前の分岐点で環状線に入る列車と環状線から来る電車、そしてもともとの阪和線の天王寺駅に出入りする電車でごった返していて前へ進まなくなる。

ここで大阪環状線や大和路線、はたまた東海道線や東西線で事故があったりすると、もうダイヤはあってなきがごとくの状態になる。

てな具合にラッシュアワーにゆとりがないためにめちゃくちゃ厳しい思いをしているのが乗客なのである。

で、ここの電車の減便ニュース。

減便で電車のダイヤに余裕ができると、この異様なラッシュ時の所要時間は少しは改善するのか。

減便のニュースは深刻だけど、もし減便で電車がスムーズに走るようになるとすれば、それはそれで歓迎したいところだけど、どうなんでしょ。


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