6月10日の神奈川県立フラワーセンター大船植物園から。
「おうごんまさき」
園のプレートから引用すると、
昭和48年頃に熊本県内牧温泉近くの農家にあったものを、元神奈川県職員が穂木で入手し、
自宅で挿し木した苗を大船植物園で譲り受け、増殖し普及しました。
新芽の黄金色が冴え、後に緑色になります。
こちらは、緑色の葉の部分を撮ってきたもの。
「マサキ(正木)」はニシキギ科ニシキギ属で、日本、朝鮮半島、中国原産。
以前は生垣によく使われたが、最近は斑入りの品種が観賞用に植えられることが多い。
花期は6~7月で小さな緑白色の花を多数咲かせる。
(無数に見えている小さな球体がもうすぐ花を咲かせるんでしょうね)
果実は11~1月に熟すと裂開し、赤い仮種皮に包まれた種子を出す。
園のプレートはひらがな表記だけでしたが、漢字だと「黄金正木」ですね。
近くに植えられていたのが「黄金(おうごん)もち」。(これも園の表記どおり)
プレートから引用すると、
もちのきの園芸種で、本種は相模原市内の植木生産者が実生したもののなかから新芽が黄色い固体を発見、増殖した系統で、当時の県園芸試験場相模原分場が有望種として普及を図りました。
この株は、当園で普通のモチノキに高接ぎして育成したものです。
春の新芽が黄金色で輝くように見えて、その後、緑色に変化していきます。
生垣やシンボルツリー、景観樹に適しています。
こちらは緑色の葉を写したものをトリミングしたものですが、赤い果実らしいものが見えました。
で、最初の全体写真を調べたら何個かありました。
モチノキは11~12月に赤く熟した1センチほどの果実が何個か固まってたくさんつくようなんですが…。
モチノキの花期は4月で、前年枝の葉の腋に黄緑色の花を多数咲かせる。
雌雄別株で、雄花は枝に密につき、雌花は緑色の子房が目立つ。