賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

「ミズキンバイ」

2022年08月31日 | 

アカバナ科チョウジタデ属の多年草「ミズキンバイ(水金梅)」。
千葉、神奈川、高知、宮崎の限られた地域に分布。自生の個体数が激減、絶滅危惧II類に指定される。


長い地下茎を伸ばし水面を覆い、泥中の地下茎から尾状の呼吸根を出すこともある。4~5弁の黄色い一日花を咲かせる。雌しべの柱頭は4~5つに裂け、8~10本ある雄しべは根元付近に長毛を密生させる。


葉は長さ4~8cm、幅1~3cmくらいの長楕円形。表面には光沢があり、葉脈がよく目立つ。


草丈50~60cm、花径2~3cm。花期6~9月。花言葉は「秘めた熱愛」「個性の強い」「水龍」など。

「ムクゲ」

2022年08月30日 | 

アオイ科フヨウ(ハイビスカス)属の落葉低木「ムクゲ(木槿)」。


中国の原産で、韓国の国花になっている。早朝に開花した花は、夕方にはしぼんでしまう「一日花」。


日本には平安時代に渡来、庭木や生け垣として栽培されている。花色はピンク、白、紅紫、水色など。


花の咲き方は、一重咲きの他に八重咲きや半八重咲き、さらには乱れ咲きと多様。


花の中心で雄しべの付け根は筒状になり、その先から突き出た雌しべの先は5つに分かれて上を向く。


樹高2~4m、花径5~10cm。花期7~9月。葉は深緑色で小さめ、形は鋸歯で切れ込みが入っている。


花言葉は「尊敬」「デリケートな愛」「信念」など。

「コバギボウシ」

2022年08月29日 | 

ユリ科ギボウシ属の多年草「コバギボウシ(小葉擬宝珠)」。


本州~九州に分布し、湿原やその周辺に自生。オオバギボウシに比べ、花が小さめで花数も少ない。


花茎につく蕾が下から上へ順に開花し、濃い紫色~淡紫色の漏斗型の花が10数個、やや下向きにつく。


草丈10~30m、花径4~5cm。花期7~9月。花被内面に濃い紫色のすじが入る。


花言葉は「沈静」「落ち着き」「冷静」など。

「サルスベリ」

2022年08月28日 | 

ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木「サルスベリ(猿滑)」。


名前の由来は、木登りが上手なサルも滑り落ちるほど樹皮が滑らかだから。


別名のヒャクジツコウ(百日紅)は花が咲く期間が長いことから。


花は紅、白、ピンクなどで、円錐花序になり、がくは筒状で6裂、花弁は6枚で縮れている。花は開花した日で萎んでしまう一日花だが蕾が次々と開花するため、百日紅の別名どおり100日近く咲き続ける。


樹高3~10m、花期7~10月。日当たりと風通しのよい場所を好み、公園や街路樹でも多くみられる。


花言葉は「愛嬌」「不用意」「雄弁」など。

「キツネノカミソリ」

2022年08月27日 | 

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草「キツネノカミソリ(狐の剃刀)」。


名前の由来は「葉の形を狐が使うカミソリに例えて」。別名「キツネノタイマツ」。


ユリに似た鮮やかな6弁のオレンジ色の花は、花茎の先に散形状に3~5個つく。


ヒガンバナと同様に葉の生育期と花の咲く時期がずれていて、同じく有毒植物である。


草丈30~50cm、花径4~5cm。花期6~9月。北海道~九州に分布し林のふちや明るい落葉広葉樹林に生育。


花言葉は「妖艶」。

「アメリカデイゴ」

2022年08月26日 | 

マメ科エリスリナ属の落葉低木「アメリカデイゴ」。和名で「海紅豆(カイコウズ)」とも。


南アメリカのブラジル原産といわれ、よく目立つ赤い蝶形の花が下向きに咲く。


日本には江戸時代に渡来したが、寒さに弱いので、関東以西で街路樹や庭木として栽培されている。


樹高3~5m、花径7~8cm。花期6~9月。鹿児島県の県木で、アルゼンチン、ウルグアイの国花である。


花言葉は「夢」「活力」「派手」など。

「コウホネ」

2022年08月25日 | 

スイレン科コウホネ属の多年生水生植物「コウホネ (河骨)」。


名の由来は、河に生え根茎が白骨のように見えるため (異説あり)。乾燥させた地下茎には薬効がある。


水面に浮かぶ葉は長さ20~30cm、光沢があり、サトイモの葉の形に似ている。また水中の葉は細長い。


草丈10~20cm、花径4~5cm。花期6~10月。花言葉は「秘められた愛情」「崇高」など。


こちらの2枚は「ヒメコウホネ」。


その名のとおり「コウホネ」よりも、いくらか小型のようです。

「大賀ハス」

2022年08月24日 | 大賀ハス

13年以来の掲載となる「大賀ハス」。


1951年、千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区)にある東京大学検見川厚生農場の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代ハスの実3粒のうちのひとつから発芽・開花したハス。


植物学者でハスの権威者でもあった大賀一郎博士が東京都府中市の自宅で発芽育成を試み、1952年7月にピンク色の大輪の花を咲かせた。


1954年「検見川の大賀蓮」として千葉県の天然記念物に指定され、1993年には千葉市の花として制定された。


日本各地や世界各国へ根分けされ、友好親善と平和のシンボルとしての役割を担っている。


大賀ハスは日の出の頃に開花し昼過ぎには閉じるを3回くり返し、4日目の開花後には花弁を閉じることなく、散ってしまう。

「ツリガネニンジン」

2022年08月23日 | 

キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草「ツリガネニンジン(釣鐘人参)」。


朝鮮人参のような根と釣り鐘のような花が咲くことが名前の由来。山野でごくふつうに見られる。


茎頂に出た円錐形の花序に、1個から数個輪生して下向きについた淡紫色の花先は5裂してやや広がる。


草丈30cm~1m、花径約2cm。花期8~10月。若葉は食用になるが、葉は花期には枯れてしまう。


花言葉は「優しい愛情」「誠実」「詩的な愛」など。


「ナツズイセン」

2022年08月22日 | 

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草「ナツズイセン」。


夏になると葉が枯れて花茎を伸ばし淡紅紫色のラッパ状の花を複数つける。花弁はそり返る。


中国原産の古い帰化植物で本州~四国、九州の人里に近い野原や草地などに生育する。


草丈50~70cm、花径7~8cm。花期8~9月。有毒成分があり、誤食すると麻痺などの中毒症状が出る。


花言葉は「くつろぎ」「快い楽しさ」「悲しい思い出」など。

「イチモンジセセリ」

2022年08月21日 | 生き物

チョウ目セセリチョウ科の「イチモンジセセリ」。


南方系のチョウで、北海道では個体数が少なく、関東以南の人家周辺から里山に多く見られる。


成虫は年3~5回(寒冷地2回)、5~8月頃に発生し南下、11月ごろまでいる。


前翅長は15~21mm。全身が茶一色で、後翅裏に4つの銀紋が一文字状に並び和名の由来となっている。


イチモンジセセリは、他のセセリ種に比べて翅長や体長に対し触角が短いことで区別できる。

「サギソウ」

2022年08月20日 | 

ラン科ミズトンボ属の多年草「サギソウ(鷺草)」。名はシラサギが飛ぶ姿を連想させる花の形から。


本州から九州に分布し、日当たりの良い湿地に生育する。


草丈20cm~50cm。花径3㎝。花期7~8月。長く伸びた花茎の先端に2、3個の花をつける。


大きな唇弁は3裂し、左右の縁は糸状に細かく裂ける。花の後ろの長さ3~4cmの距の中に蜜が溜まる。


花言葉は「無垢」「神秘的な愛」「夢でも貴方を想う」など。

「ヤブミョウガ」

2022年08月19日 | 

ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草「ヤブミョウガ(藪茗荷)」。食用になるミョウガとは別種。


藪に多く生え、葉がミョウガに似ているのが名前の由来。食用のミョウガはショウガ科。


山地の林などに自生し、茎や葉は触るとザラザラしている。小さな白花が茎の上部にまとまって咲く。


草丈50cm~1m。花径1㎝以下。花期8~9月。


花言葉は「謙譲の美徳」「報われない努力」など。

「コミスジ」

2022年08月18日 | 生き物

チョウ目タテハチョウ科「コミスジ(小三條)」。4~11月まで年1~4回発生する。


アジアに広く分布し、日本では北海道から屋久島・種子島まで分布している。


成虫の前翅は22~30mmの横長で黒褐色。睡眠と交尾以外で止まるときは翅を開くことが多い。


前翅に1本、後翅に2本の白い筋が斜めに走り、翅を開くとこの模様が「三」に見えるのが名の由来。


丘陵地の森林周辺で多く見られ、郊外の住宅地でも生息している。

「アカボシゴマダラ」

2022年08月17日 | 生き物


チョウ目タテハチョウ科「アカボシゴマダラ」。発生時期4~10月。特定外来生物に指定。


斑紋は近縁のゴマダラチョウによく似るが、後翅の外縁にある赤い斑紋で区別される。


分布はベトナム北部、中国、台湾、朝鮮半島だが、1995年に埼玉で突如確認され神奈川など関東南部で発生・定着するようになり、福島、愛知、京都府、伊豆大島など分布の拡大が続いている。


蝶マニアの人為的な放蝶の可能性が高いとされ、外見上の特徴から中国大陸産のタイプと推定される。


気候風土が好適で急激に個体数が増加したと考えられ、今後も分布が拡大していくと思われる。