賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

寒咲薮椿

2009年12月31日 | 椿・サザンカ
町田市・薬師池公園の椿園から。

「寒咲薮椿(かんざきやぶつばき)」。
  
「寒咲薮椿」は手元の本には記載がなく、たぶんこの品種じゃないかと思われるのが「寒咲佐渡藪椿」。
品種説明には「紫を帯びる赤、一重、猪口咲、佗芯、極小輪、三河古種」とありました。
12月23日にはあまりいい状態のものがなかったので12月13日に撮っていたものを載せました。
  
こちらは12月5日に咲いていた「寒忘(かんわすれ)」。
寒咲薮椿も同じ日に撮っていて、よく似てるなと思っていました。
「寒忘」については詳しいことは分からずじまいで、13日以降は花を見かけていません。

天倫寺月光

2009年12月30日 | 椿・サザンカ
12月23日の町田市・薬師池公園の椿園から。
  
「天倫寺月光(てんりんじがっこう)」は島根県松江市の天倫寺で発見された品種。
濃紅色の一重で猪口~ラッパ咲き、筒しべの極小輪。花期は11~3月。
雄しべの葯が白色の扁平な三角形に退化した佗芯ツバキで、肉厚な紅色の花弁と雄しべの葯が
白色であることから「月光(卜伴の別名)」の名がつけられた。
  
1輪だけ開き始めていたのが「宝専寺(ほうせんじ)」。
淡桃色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの小~中輪。花期は3~4月。
2枚目のは今年2月15日に撮っていたもので、こちらもピントが甘いですが参考までに。
原木は静岡県伊東市の宝専寺にあるそうです。

12月23日/薬師池公園

2009年12月29日 | 風景
12月23日の町田市・薬師池公園。
  
ハス田の横にある「ニオイコブシ」の新芽が陽を浴びて輝いていました。
イルミネーションのマメ電球のようです。

椿園の散策路は枯葉のじゅうたん。
4歳くらいの女の子が足でかき分けて楽しそうにお父さんと歩いていきました。
  
そんなに冷え込んだという気はしなかったのですが、午後2時過ぎでも陽の当たらないところでは霜柱、
7月に睡蓮が咲いていた小さな池には薄氷がまだ残っていました。

カワセミ4

2009年12月28日 | 野鳥
12月23日、鶴見川でカワセミに遇い、思わぬ成果にほぼ満足していたものの当初の目的地ももうすぐ。
ガサッガサッと枯れ葉を踏む音が響く散策路を回って、目に付いたツバキをカメラにおさめた後、

こういう日だから、もしかしてと池の方へ行ったところ、茂みの切れ間に。

よく見かける場所の方へ飛んで行ったので探しましたがそこにはいません。
カワセミ目当ての人たちの姿も今日は見えず。ヤレヤレとあきらめて少し先へ向かったら…。
  
通路に近いし逃げちゃうかなと思いながら、枝が邪魔しない前の方へ回り込みました。
対岸から響いてきたのは三脚を立てた人たちの談笑。皆さん向こうに出張っていたようです。
さて、当のカワセミ君、エサを獲る気もなさそうだし、こちらを気にする様子もなし。
  
散歩中の人が通ります。ご主人が指差して奥さんに教えたり、あらまあ、こんな近くにとつぶやいたり、
何組かの人たちの目を楽しませてから、おもむろに飛び立ちました。

コサギ?

2009年12月27日 | 野鳥
12月23日に鶴見川でカワセミに遭遇するキッカケを与えてくれたのはこのコ。

一度は通り過ぎたものの、何となく気になって戻りました。
  
ファインダーを覗き、コサギだろうけど…と何枚か撮りました。
動きがないので後に見えたコガモを撮っている時に、24日に載せた2羽のカワセミが目に入った次第。
  
2羽のカワセミが飛び去るまで5分ほど。再びこのコに目をやると、両足をついていました。
でも、首は伸びていないしコサギにしてはメタボ体型。参考までに以前撮ったコサギを並べてみました。
指は黄色ですが黒い足はやや太く短いよう。しかも踵が見えない(2枚目のほうの足の中央に見える節)。
それに、嘴もいくらか太く短い気がします。

すぐにまた片足を上げました。でも、首は見せずじまい(ほんとに首あるの?)。
このポーズを長く続けるコサギは見た記憶がなく調べてみたのですが分からず、
やっぱりコサギでしょうか。なんだか小詐欺に遇ったような気分で…。

カワセミ3

2009年12月26日 | 野鳥
前回の続き。

思いがけず目の前に来てくれたのは♀のカワセミちゃんでした。
  
水面に近いところに移動したと思ったら、チョッと失礼とばかりにピュッ!

スッキリしましたかね。
  
もう一度移ったところで、ランニングのおじさんが通りがかり、サヨナラしちゃいました。

カワセミ2

2009年12月25日 | 野鳥
幸先よく2羽のカワセミに遭遇したので、いつもより意識してチャリをこいで上流へ。

けっこう早めに青い背中が目につき、とりあえず金網越しからと
撮ったところで飛んでっちゃいました。
  
さらに500mほど上流へ。
横を通り過ぎた時にアッと気がつき、停めたところはチョッと遠め。
一度移動してさらに遠くなってしまいました。
  
ソロリ、ソロリと私も近づき、カメラを構えたところで、飛び立ちます。

「さて、どちらへ?」とファインダーから目を離したら、
ナ・ン・ト、目の前に…。

カワセミ

2009年12月24日 | 野鳥

鶴見川でたまたま目を向けたところにカワセミが2羽。
トリミングしてもまだ小さめです。
  
右側にいた♂は鎖と杭を2度、お茶目に移動していました。
  
そんな♂をチラリと見ながらどっしりとかまえていた左側の♀も突然移動。
対岸を歩いていた老夫婦が覗き込んだためでした。
  
♂の方はいち早く下流の方へ飛び去り、しばらく様子を見ていた♀もやがて上流へ。

こどもの国

2009年12月23日 | Weblog
横浜市にある「こどもの国」のクリスマスの装いを。

正面入口広場を入ると目に飛び込んでくるクリスマスリース。

直径7.5メートルというジャンボサイズ。
記念撮影ができるように台がセットされています。
27日(日)まで設置。
  
 こどもの国牧場のポニーたちもチョッと変身。 ちっちゃなサンタさんを乗せて一周します。

出口ではジングルベルがお見送り。

昭和の栄

2009年12月22日 | 椿・サザンカ
ずい分と引っ張りますが、12月12日の「こどもの国」椿の森から今回もサザンカ。
  
「昭和の栄」も載せていなかった品種。
カンツバキ品種群のサザンカで、桃色の獅子咲き、中輪。斑入の花もある。花期は11~2月。

 次は「沖縄サザンカ」と掛けられていた樹の花です。
  
沖縄サザンカと入れてWEBで検索してもそれらしいのはヒットしませんでした。
沖縄の原種では、ツバキなどとの交配で香りの強い園芸品種を作り出している「ヒメサザンカ」がありますが、
それとは違うようですし…。よく分からないままに載せてしまいます。

絞笑顔

2009年12月21日 | 椿・サザンカ
12月12日の「こどもの国」椿の森から、ハルサザンカ群の「絞笑顔」と「笑顔」。
  
「絞笑顔」は八重、筒しべの中~大輪。
「笑顔」の枝変わりで淡桃紅地に白斑が入ったもの。八重咲きの大輪 。
私の好みなのか、撮っている花は白地に桃の絞りが入ったように見えるものの割合が多い。
  
「絞笑顔」は、私には薬師池公園でお馴染み、お気に入りの花で、こちらの2枚が薬師池公園で撮ったもの。
葉に黄色の斑が入ったものもありました。
薬師池公園ではハス田の横と薬師堂寄りに、花つきがよく写真も撮りやすい樹があり、前シーズンもだいぶ撮っていたので、当然ブログにも載せていたものと思っていました。が、なんと…載せてない…。
ということで、遅ればせながらこのブログに初登場。

母樹の「笑顔」も一緒に。「こどもの国」のは私の知っている笑顔よりずいぶん色が濃い。

こちらが私の知っていた川崎市緑化センターの「笑顔」。
淡桃紅、八重咲き、大輪。

紅梅

2009年12月20日 | 椿・サザンカ
12月12日の「こどもの国」椿の森から、ツバキだけれども梅と桜を。
  
「紅梅」。明るい紅色の一重、平開咲きで、梅芯の大輪。江戸期からの古種。

  
「桜吹雪」は遠山の金さんですね。明るい桃色の牡丹咲き、大輪。

この2本は幹がすぐ近くで並び枝が交錯、目に入ったプレートからどちらも桜吹雪と思ってました。
回り込んで撮っていたらもう一本の幹にも裏返しになったプレートが。念のためひっくり返したら
薄くなった文字で紅梅とあり、違う品種と気づいた次第。いつまでも違いの分からぬオヤジです…。

八重姫

2009年12月19日 | 椿・サザンカ
12月12日の「こどもの国」椿の森で1輪だけ咲いていた2種。

「八重姫」。濃紅色の八重・蓮華咲き。小さな筒しべ、大輪。
花弁がだいぶ虫に食われていて状態はいまひとつ。
  
「鈴ケ尾」は白色の一重、椀咲き、筒しべの小輪。
1輪だけでしたので向きを代えたものを並べて。左側が詰まった状態の花でした。

あやめ鳥

2009年12月18日 | 椿・サザンカ
このブログでまだ紹介していなかった横浜市にある「こどもの国・椿の森」のツバキを2種。
  
「このみ白(じろ)」。
白色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの小~中輪。花期は10~3月。
咲き始めは花弁が中折れして剣弁状になり、そのままゆっくり開いて筒咲きからラッパ咲きに。
花糸の整った先細りの筒しべが上品な花。

  
淡桃色の一重、筒咲き、筒しべの中輪「あやめ鳥」。花期は12~3月。
花弁の細かな波打ちが、花にふくらみと優しさをもたらす。
「初雁(はつかり)」の自然実生といわれ、細長く、先端が急尖する葉が母樹に似る。

撮影した12日は南側に伸びた枝の方にだけ20輪ほど咲いていました。
(説明部分は、淡交社「新装版 日本の椿花」から引用しました)

花見車

2009年12月17日 | 椿・サザンカ
  
12月12日の「こどもの国」椿の森で咲いていた「花見車(中部)」。
一重の椀~平開咲き、白地に小絞り~縦絞りが入る中輪。花期は12~3月。
今年2月頃にたくさんの花で楽しませてくれましたが、今シーズンもすでに5、6輪咲いてました。
  
同名の「花見車(関東)」は4月に薬師池公園で撮っていました。
こちらは一重の平開咲きで中部よりもひとまわり小さい小輪。花期は3~4月。
淡桃地に長短の小絞りが数多く出る。雄しべは放射状につく輪芯だが花糸は短い。
(品種説明部分は、学習研究社「色分け花図鑑 椿」から引用しました)