賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ジェームス・ミッチェル

2012年06月30日 | バラ
生田緑地ばら苑から。
  
強い香りを持つピンクの八重、平状咲きの中輪「ジェームス・ミッチェル」。
1861年にフランスのVerdierが作出したMoss(モス)系統のオールドローズ。
花梗(花柄)や萼に腺毛が密生し、コケが生えているように見えることからモス(コケ)と呼ばれる。
  

「シャトー・ド・クロ・ヴージョ」。
1908年にフランスのPernet Ducher(ペルネ・デュシェ)が作出したハイブリッド・ティー。
半剣弁杯状咲きで強いダマスクの香りがある。
妖艶な魔性の魅力と称される黒薔薇の始まりはこの品種からだそうです。

サマー・メモリーズ

2012年06月29日 | バラ
生田緑地ばら苑から。


つるバラ仕立ての「サマー・メモリーズ」。

2004年にドイツのコルデスが作出したクリームホワイトのシュラブ。

初めて撮影したのが昨年の10月29日で、こちらはその時の1枚。


「ゴールデン・メダイヨン」は今年5月26日に鉢植えで販売されていたもの。
コルデスが1985年に作出した黄色のハイブリッド・ティーで丸弁、平咲きの大輪。

クラレット

2012年06月28日 | バラ
生田緑地ばら苑から。

  
「クラレット」は2005年にイギリスのフライヤーが作出したハイブリッド・ティー。
5月26日に初めて撮ったもので、作出年からして最近導入された品種だと思います。


「グルース・アン・バイエルン」は1971年にドイツのコルデスが作出したフロリバンダ。
プレートは向ヶ丘遊園の頃のものがそのままなので、ずっとあった品種でしょうが、
撮影したのは今年が初めてです。

ギ・ドゥ・モーパッサン

2012年06月27日 | バラ

「ギ・ドゥ・モーパッサン」は1995年にフランスのメイアンが作出したフロリバンダ。
生田緑地ばら苑で撮影したものですが、苑内に植栽されたものではなく鉢植えで販売されていたもの。
サーモンピンクで中心がクォーターロゼット咲きになる浅いカップ咲き。
数輪の房になって開花し春、秋ともに花つきがよい。香りは中香。
花弁が厚く堅いので同タイプのイングリッシュローズよりも雨に強い。
名前はフランスの著名な小説家にちなむ。(NHK出版「バラ大百科」から)。

  
「エミリー」は1949年にイギリスのBainesが作出したハイブリッド・ティー。
今年の6月2日に生田緑地ばら苑で咲いていたのは左の1輪だけ。
過去のデータを探したら2010年11月3日にやはり1枚だけ撮っていました。

シーガル

2012年06月26日 | バラ
6月2日の生田緑地ばら苑のパーゴラからは今回が最後になります。

  
「シーガル」は1907年にイギリスのプリチャードが作出したハイブリッド・ムルティフローラ(HMult)。
  
撮ってきた写真がどの房にも傷み目立つ花が多いので載せるのを躊躇していたのですが、
この品種だけ除外するのも何なので…。2枚目は雄しべが黄色い2輪をトリミングしてアップに。

アルベルティーヌ

2012年06月25日 | バラ
6月2日の生田緑地ばら苑のパーゴラから。

  
6月18日に紹介した「アルベリック・バルビエ」の作出者フランスのバルビエ兄弟が
1921年に作出したつるバラ「アルベルティーヌ(アルバータイン)」。
  
サーモンピンクのとがった蕾が淡いピンクの高芯咲きから、やがて花弁が反り返るようなカップ咲き、平咲きになる。
10輪前後のスプレー咲きで花もちがよく満開時には華やか。強い甘い香りがある。
(NHK出版「バラ大百科」から)

ウェディング・デイ

2012年06月23日 | バラ

6月2日の生田緑地ばら苑のパーゴラから。


「ウェディング・デイ」」は1950年にイギリスのSternが作出したつるバラ。
  
咲き始めはアイボリー色で咲き進むと白色となる。
大きな房の中にアイボリーと白色が混在している状態が美しいとのことですが、ようやく開きかけたのが1輪だけ。
雄しべの黄色もよく目立ち、強い芳香がある。強健で枝の伸長もよく、栽培しやすい品種である。
(NHK出版「バラ大百科」から)

ボビー・ジェイムズ

2012年06月22日 | バラ
6月2日の生田緑地ばら苑のパーゴラから。

    
ハイブリッド・ウィクラナ(HWich)の「ボビー・ジェイムズ」。
  
1961年にイギリスのサニングデール・ナーサリーが作出。
耐寒性、耐暑製性ともに兼ね備える。伸長旺盛で狭い場所には植えない方が無難とのこと。

アイボリー色の半八重咲きで咲き進むと平咲きになる。
房咲きで花数は多く、一枝に20輪ほどの塊になることもあり房の重みで少し下に垂れながら咲く。
他のバラに比べると花期はやや遅く、5月後半から咲き始めることが多い。
(NHK出版「バラ大百科」から)

スワン・レイク

2012年06月21日 | バラ
6月2日の生田緑地ばら苑から。
  
つるバラの「スワン・レイク」。
ほかのつるバラに比べ花数は少ないのだそうですが、そろそろ終盤なのか傷んだ花が目立ちました。

そんな中で見つけた初々しい花。
1968年にイギリスのマグレディが作出した剣弁高芯咲きのつるバラ。
  
白~淡桃色で清楚なたたずまいの花容が美しい。香りは中くらい。


キフツ・ゲート

2012年06月20日 | バラ
生田緑地ばら苑のパーゴラから。(春の公開は6月3日で終了しています)


野生種(Sp=Species)の「キフツ・ゲート」。
  
樹勢が強く生育旺盛なつるバラ。日照不足や半日陰にも適応し寒さに強い強健種。
花はクリーム色の雄しべとの組み合わせがさわやかな純白の小輪一重咲き。


ばら苑のプレートには1952年イギリスのマーレル作出となっていますが、参照しているNHK出版の「バラ大百科」では、イギリスの園芸研究家グラハム・トーマスがイギリスのコッツウォルズ地方のキフツゲート・コートで野生種のロサ・フェリペスから見いだして名づけられたもので、基本種に比べて花首がやや長く、多少うなだれて咲くそうです。

ランブリング・レクター

2012年06月19日 | バラ
生田緑地ばら苑のパーゴラから。(春の公開は6月3日で終了しています)

  
1912年ごろにイギリスで作出された「ランブリング・レクター」。
「ノイバラ」を交配親にしたハイブリッド・ムルティフローラ(HMult)の系統で、
半つる性またはつる性となり、一般にはランブラーとして扱われる。

花芯の黄色い雄しべがよく目立つ白の小輪で八重咲き。かすかな香りがある。
花弁の先端はへこみ、大きな房になって開花する。

生育旺盛で耐病性が強く育てやすい。秋には小さな球形の実が結実し、葉も紅葉する。
(NHK出版「バラ大百科」から)

アルベリック・バルビエ

2012年06月18日 | バラ
6月2日の生田緑地ばら苑のパーゴラから。(春の公開は6月3日で終了しています)
  
盛りは過ぎていたようで、遅れて開きかけた花を撮ってきました。

ハイブリッド・ウィクラナ(HWich)は「テリハノイバラ」に由来する系統で、つる性となりランブラーとして扱われる。

形状、大きさとも不規則な花びらの八重平咲き。アイボリー色の花は中心がクリームイエローを帯びる。
フランスのオルレアンで育種をしていたバルビエ兄弟が自分たちの名を冠したバラで、生育旺盛、
強健で耐病性に優れ、日照時間が短いところや半日陰の環境でも花を咲かせる有料種。
(NHK出版「バラ大百科」から)

ポールズ・ヒマラヤン・ムスク

2012年06月17日 | バラ
生田緑地ばら苑のパーゴラから。(春の公開は6月3日で終了しています)

ハイブリッド・ムスクの「ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラー」。
  
1916年にイギリスのポールが作出した人気のあるつるバラ。
強健でよく伸長するので狭い場所には不向きで大きなパーゴラや壁面などがこのバラの魅力を発揮できる。
  
サクラのような淡桃色で八重から半八重咲きの小輪。
花形はポンポン咲きで大きな房となり、いっぱいに開花すると枝が下垂し下から眺めるのに向いている。
(説明部分はNHK出版「バラ大百科」から)

アルザス

2012年06月15日 | バラ
5月26日の生田緑地ばら苑から。(春の公開は6月3日で終了しています)

この区画は昨年あたりから整理がなされ、接ぎ木された何種かが移ってきたようで、
この「アルザス」もそのうちの一つじゃないかと思います。
  
「アルザス」は1946年にフランスのメイアンが作出したサーモン色のハイブリッド・ティー。

2009年10月24日にこの1輪を撮って以来の再会です。
当時のプレートは「アルサス」と表記されていました。


この区画にある「ブラッシュ・マルラン」も移ってきた一種でしょう。
1941年にフランスで作出されたハイブリッド・ティー。
  
こちらも2009年5月16日のこの2輪から久しぶりの再会となりました。
生田緑地ばら苑の当時のプレートと今年のタグも「ブラッシュ・マルラン」で、
作出者を調べるためにネット検索したところ、1941年にマルランが作出した
「ブランシュ・マルラン(Blanche Mallerin)」というのがあり、それにあたるようです。

マタンギ

2012年06月14日 | バラ
6月2日の生田緑地ばら苑から。(春の公開は6月3日で終了しています)

手前の赤いバラが「マタンギ」。

実は「マタンギ」自体をメーンにした写真は撮っていないので
アップに耐えそうなところをトリミング。

左に見えるのが「マタンギ」で、1974年にニュージーランドのマグレディが作出したフロリバンダ。

親子の彫像が主役になってしまいましたかね。

  
こちらは1919年に作出されたハイブリッド・ティー「ミセス・ヘンリー・モース」。作出者はイギリスのマグレディで、
現在ニュージーランドで育種している前出のマグレディ氏の祖父になるのでしょうか。