賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

曹源白

2011年04月29日 | 椿・サザンカ
連休中に見頃を迎える町田ぼたん園の様子を先に紹介したので
アップの準備は整っていたのに出番が遅れてしまったのが今回の椿。


4月10日、横浜市のこどもの国「椿の森」から「曹源白(そうげんはく)」。
岡山県の野生ヤブツバキから採取した品種で咲き始めは弁端がやや内曲した抱え咲き。
  
白色の一重、抱え~筒咲き、筒しべの小輪。花期は2~4月。
岡山市にある岡山藩主池田家の菩提寺である曹源寺(臨済宗)からの命名でしょうか。

紅華(桜)

2011年04月28日 | 
4月24日の町田ぼたん園で撮影したブログ初登場の牡丹は前回までの8種。

牡丹以外で初登場するのが桜の「紅華(こうげ)」。

ぼたん園の桜は昨年の5月2日「楊貴妃」「福禄寿」「菊桜」を、4月20日に「片丘桜」「御衣黄」「近畿豆桜」を紹介しています。

  
こちらは新種のチューリップ「グリーンスター」。白と緑のユリ咲き。
  
同じく新種チューリップで赤のフリンジ・八重咲きの「マスコット」。
草丈低めで切り花向きとプレートに書かれていました。

桜の輝

2011年04月27日 | 牡丹
4月24日の町田ぼたん園から、まだブログに載せていない日本の牡丹を3種。

「桜の輝(さくらのかがやき)」。付けられたタグには新品種、実生とありました。
この写真ではほとんど白ですが、弁底が桜色を帯びる品種のようです。

「紅神楽」。神楽とつくのは「太神楽」「神楽獅子」「神楽錦」「新神楽」を紹介済みです。

そして「阿蘇の司」。

花二喬

2011年04月26日 | 牡丹
福島県の須賀川市にある須賀川牡丹園も震災で地割れや園庭が損壊したそうです。
牡丹の花で心の傷を癒してほしいと今年は無料開園のようです。
見頃は5月10日前後とのことです。

4月24日の町田ぼたん園から中国産の牡丹を3種。

「花二喬(はなにきょう)」は千重の中輪。
桃・赤・赤桃・紫色や絞りの入った花が一株で咲き分けるということですが、
この日咲いていた2輪ともこのような花でした。

「銀紅巧対」。

「彩会」。

町田ぼたん園

2011年04月25日 | 牡丹
ちょっとご無沙汰していた町田市の薬師池公園へ行ったところ、町田ぼたん園の幟が。
もう牡丹の季節になっていたんですね。せっかくですから行ってきました。
まだ二割の咲きですとありましたが、ブログに載せていない品種がいくつかありましたのでそれを紹介。

アメリカの品種で「カナリー」。

同じくアメリカ産で「サンシャイン」。

対馬赤ヤブ

2011年04月24日 | 椿・サザンカ

4月10日の横浜市のこどもの国・椿の森から「対馬赤ヤブ」。
  
手元に参照するデータはないですが、前回の「周山」と同じく先細りの筒しべで筒~椀咲き。
花色はいくらか明るく朱紅色、大きさは一回り小さい小~中輪というところでしょうか。


もう一つタグに赤ヤブとついていたのが1輪だけ咲いていた「絞赤ヤブ」。

周山

2011年04月23日 | 椿・サザンカ
横浜市のこどもの国・椿の森から「周山(しゅうざん)」。
  
濃紅色の一重、筒~椀咲き、筒しべの中輪。花期は3~4月。
京と若狭(京都市右京区・福王子~小浜市)を結ぶ周山街道沿いで採取された品種。
先細りで品の良い筒しべと、しわや縮みのない花弁で端正な花形のヤブツバキ。

葉は濃緑色で、縁が多少外曲するだけでほとんど癖のない艶葉である。

大原の里

2011年04月22日 | 椿・サザンカ

引き続き横浜市のこどもの国・椿の森から「大原の里(おおはらのさと)」。
4月10日にも数輪咲いていましたが傷みが出ていたので、3月26日に咲いていた花を紹介。
  
桃色の一重、筒~ラッパ咲きで筒しべの中輪。花期は3~4月。
千葉県いすみ市の旧大原町(2005年12月に夷隅町、岬町と合併)はヤブツバキが町の花でした。
民家の生け垣や防風林としてたくさん植えられて椿の里として知られ「椿公園」には1500種の椿があります。
「大原の里」は、長い間に自然交配された屋敷林のツバキから選抜した大原ツバキの代表花の一つです。

田代

2011年04月21日 | 椿・サザンカ

4月10日の横浜市のこどもの国・椿の森から「田代(たしろ)」。
  
移り白の八重~蓮華咲き、中輪。花期は3~4月。新潟産のユキツバキ系品種。
2009年から毎年撮っている品種でこちらの2枚目は2009年4月4日に咲いていた花。
咲き始めの淡桃色と蓮華咲きの具合が分かるかと思い引っ張り出しました。

いつも1輪だけのアップ画像なので、
2010年撮影の中からは3月27日の田代ファミリーを。

谷風

2011年04月20日 | 椿・サザンカ
  
4月10日の横浜市のこどもの国・椿の森で数輪咲いていた「谷風(たにかぜ)」。
濃紅色の一重、ラッパ~筒咲き、筒しべの小輪。関西で産出された品種のようです。
  
実はこの品種の存在は薬師池公園の椿園で3年前から知っていて、何度か花も見かけていたのですが、いつも傷みがあって紹介できずにいました。
今年4月2日にようやくきれいどころを撮影できたのがこの2枚。
花期はおそらく3~4月というところだと思います。

関西無類絞

2011年04月19日 | 椿・サザンカ
  
今回も4月10日の横浜市のこどもの国・椿の森から「関西無類絞(かんさいむるいしぼり)」を紹介。
白~極淡桃地に紅色と淡紅色の縦絞り~小絞りが入る乱れた八重~牡丹咲きの中~大輪。

花期は3~4月で、葉はやや波曲する。

  
こちらは類似品種の「無類絞」(関東)。2009年2月5日に一度紹介しています。
関西との違いは地色が淡桃でやや濃いのと筒~割しべの八重で牡丹咲きにならないことぐらいのようですが、見比べてもわからないですね。

多摩

2011年04月16日 | 椿・サザンカ

4月10日に横浜市のこどもの国・椿の森で2、3輪咲いていた「多摩」。
白地に淡い紅色の吹掛け~小絞りが入る八重~抱え咲きの中輪。

花期は12~4月で、昨年は1月24日と2月21日に見かけていました。
この写真は2009年3月21日の状態。
  >
その2009年は淡い桃地に紅の吹っ掛け、小絞りが入った花や白花が咲いていました。

後瀬山

2011年04月15日 | 椿・サザンカ
4月10日の横浜市・こどもの国椿の森から「後瀬山(のちせやま)」。

極淡桃色の八重、抱え咲き、中輪。花期は4~5月。20枚ほどの広く丸い花弁が四、五重に整然と重なる。
葉は楕円形中型、葉面平坦で波曲のない整形葉。
  
こちらは町田市の薬師池公園と茅ヶ崎市の氷室椿庭園で昨年3月に撮影していた「後瀬山」。
不完全な筒しべに、しばしば旗弁を混じえる、そして抱え咲き風なものということで取り上げました。

後瀬山を調べたところ、若狭の国(福井県小浜市)を支配する居城が後瀬山城で、関ヶ原の戦いの論功行賞で若狭一国を与えられた京極高次が入城しています。 高次の妻が浅井家三姉妹(茶々、初、江)の次女お初。
で、こじつけ気味に関連づけて登場させるのが

「初瀬山(はつせやま)」。花期は4~5月で、4月10日にも撮っていますが、紹介するのは今年の2月19日、
まわりに開花しているのがほとんどない淋しいところで、1輪だけ咲いていて鮮烈な印象を与えてくれた花。
すでに2009年3月9日に載せてますので、品種説明はそちらのほうで。
なお、初瀬山は奈良県の桜井市初瀬(はせ)にあり、後瀬山ともども関西の山ですが、
椿はいずれも関東産で江戸期からの古典品種です。

宗旦

2011年04月10日 | 椿・サザンカ
4月2日の町田市の薬師池公園・椿園から、今回は「宗旦(そうたん)」を紹介。

極淡桃色~移り白の一重、筒咲き、筒しべの小輪。花期は3~4月。
葉は楕円~長楕円形の小型、葉面は平滑でやや反曲。

咲きはじめは極淡桃色の筒咲きでラッパ状に開き進むと移り白となる。
  
こちらの2枚は2010年3月14日に撮影していた花。
京都の大徳寺聚光院(じゅこういん)に原木がある。

<説明部分は淡交社刊「新装版 日本の椿花」から>