賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ツバキ「デッビー(Debbie)」

2022年04月30日 | 椿・サザンカ
今日も外国産のツバキを。

「デッビー」。
詳細不明で、インターネットで検索した花々とは違うようですが、私の撮影したものは、
紅地に白斑が入る、八重咲き、大輪というところでしょうか。


「レッド・エンサイン(Red Ensign)」。花色がスカーレット、花形はセミダブル(八重)。
オーストラリア産で1955年にLintonが作出。

ツバキ 「ドクター・ブライアン・ドーク(Dr. Brian Doak)」

2022年04月29日 | 椿・サザンカ
今日も外国産のツバキを。


「ドクター・ブライアン・ドーク」。ピンク、八重咲き、大輪。
1974年にニュージーランドのDurrantが作出。


「トモロー」。花色Red。詳細不明。


「バーバラ・クラーク(Barbara Clark)」。ローズピンクの八重咲き、中~大輪。
「サルウィンツバキ」と「トウツバキ」の交配からニュージーランドで生まれた。

ツバキ 「エレガント・ビューティ」

2022年04月28日 | 椿・サザンカ
今日から外国産のツバキを。


「エレガント・ビューティ」。ピンク色のアネモネ咲き、大輪。
ニュージーランドの Nursery Jury が1962年に作出。


「ドクター・キング」。濃紅色の八重、大輪。
オーストラリアのCamellia Groveが作出し1945年に発表された。

ツバキ 「御簾の内(みすのうち)」

2022年04月27日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキを。


「御簾の内」。極淡桃色の八重~蓮華咲き、筒しべの大輪。花期4月。安達潮花コレクションの一つ。
花弁は肉厚。中折れした樋状の花弁のうち、外弁は平開して大きく反曲、内弁は斜めに立ち上がりお互いに透き間を作って蓮華咲きとなる。東京産。


「五智の娘(ごちのむすめ)」。紅色地に白の縦筋が2~3本に分かれて入る千重の小輪。花期4~5月。
ユキツバキ系で新潟県上越市の民家栽培種。新潟産。

ツバキ 「鴇の羽重(ときのはがさね)」

2022年04月26日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、、1879年の「伊藤椿花集」に記載がある3種の江戸古種を。


「鴇の羽重」。移り白~極淡桃色の牡丹~八重咲き、散~筒しべの大輪。花期4~5月。
柔らかに皺曲(しゅうきょく)した20枚ほどの花弁が四、五重に重なり、全開すると貧弱な筒しべを見せる。雄しべの間に旗弁が混じって牡丹咲きにもなる。


「紅葉狩(もみじがり)」。濃紅地で弁央に白筋の入る千重咲きの中輪。花期は4~5月。
類似に「一筋」や「千歳菊」があるが、「紅葉狩」の方が花色が濃い。


「白牡丹(はくぼたん)」。白色の牡丹咲き、波打ち弁。内弁は散しべと混在、大輪。花期4月。

ツバキ 「不如帰(ほととぎす)」

2022年04月25日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキです。


「不如帰」。桃色の八重、筒しべの大輪。花期は4月。1949年の「皆川椿花集」に記載がある。埼玉産。
17~18枚の細長い花弁が三、四重に重なる。外弁は平開し、内弁は筒しべを囲んで斜めに立ち、蓮華咲きに近くなる。弁面にしわがなく、弁端に凹凸がない。枝が細いので花は垂れぎみに咲く。


「都鳥(みやこどり)」。白色の八重、蓮華咲き、筒~割しべの大輪。花期4月。1841年の「古今要覧稿」に記載がある江戸古種。
細長い花弁の間がすいてモクレンやコブシの花形を思わせ、マグノリア咲きと呼んで海外では人気が高い。都鳥とは「ユリカモメ」の古名。

ツバキ 「染川(そめかわ)」

2022年04月24日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキの江戸古種を。


「染川」。淡桃地に紫紅色の~小絞りが全面に入る千重咲きの中輪。花期4~5月。
咲きはじめは宝珠咲き。4月中旬過ぎから咲く花は、気温が高いために絞りの紅は紫色をおびる。
1879年の「伊藤椿花集」に記載がある江戸古種。


「白乙女(はくおとめ)」。白色の千重咲き、中輪。花期4~5月。1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載。
外弁は丸く内曲した刳(く)り形状で内側の弁ほど順次小さくなり抱え気味に擬宝珠を残しながら開く。
染川の白花枝変わり。


「墨染(すみぞめ)」。紫紅色、千の重中輪、花期4~5月。1879年の「伊藤椿花集」に載る。
染川の赤花枝変り。

ツバキ 「和歌の浦」

2022年04月23日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載の江戸古種を。


「和歌の浦」。白~淡桃地に桃色の小絞りや縦絞りが細かに入る八重の中輪。花期4~5月。
大きさがあまり変わらない17、18枚の細長く平坦な花弁が三、四重に重なり、広く平開して貧弱な筒しべか散しべを抱える。白地から紅地まで花色に変化が多く、白、紅の単色花も咲く。


「紋繻子(もんじゅす)」。濃紅地に白斑の入る八重、筒しべの中輪。花期4~5月。
弁数20枚ほどが三、四重に整然と重なる。花弁は左右から内に抱えた樋状弁。弁には大小の差がなく、上半部はゆるやかに外曲する。白斑のない枝変わりが「繻子重」。酷似するものに「鈴鹿の関」「羅撰染(らせんぞめ)」がある。


「日暮(ひぐらし)」。白~淡桃地に紅色の縦絞り、白覆輪の八重、筒しべの中~大輪。花期4~5月。
15~16枚の丸弁が三、四重に重なり、平開咲きからゆるやかに反曲する。

ツバキ 「淀の朝日」

2022年04月22日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載の江戸古種を。


「淀の朝日」。朱紅地に白斑や横杢斑が入る八重~牡丹咲き、散しべの大輪。花期は4~5月。
弁数15枚くらいが二、三重に重なる。丸みある弁辺には深い切込みがあり、弁全体が大きく波動曲折し、弁面にはしわがみられる。


「蝶の花形」。移り白~淡桃色の牡丹咲き、散りしべの大輪。花期は4月。
弁数は20枚を超え、外弁は強く反曲し、小さくなった内弁はそれぞれ波動皺曲して旗弁や散りしべと混在し複雑な花心部を作る。類似に「鴇の羽重」がある。

ツバキ 「春の台(はるのうてな)」

2022年04月21日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、江戸古種を。


「春の台」。白・淡桃地に紅色の縦絞りや小絞りが入る八重、蓮華咲き、筒しべの大輪。花期4月。
17~18枚の樋状の刳(く)り形弁が三重ほどに重なり、咲き始めは内外弁とも斜め上方に離れて立ち、後に外弁は平開し、弁間に透き間ができて蓮華咲きになる。地色と絞りの色に濃淡があり、白覆輪の花も咲く。台(うてな)は仏像の台座(蓮台)のことで、蓮華咲きを蓮台に見立てたもの。1841年の「古今要覧稿」に載る。


「花橘(はなたちばな)」。桃紅地に白斑の入る八重~牡丹咲き、筒~散しべの大輪。花期4~5月。
「熊坂」に白斑の入った品種。豊満な牡丹咲きの外側二重ほどは丸い大きな花弁で平開し、中心に向かって次第に小さくなる花弁は、波立ち、屈曲し宝珠部を抱えるが、全開すると貧弱な雄しべを現す。1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載。


ツバキ 「紅千鳥」

2022年04月20日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載の江戸古種を。


「紅千鳥」。紅地に白斑の入る八重、散りしべ、中輪、花期は4月。
20枚を超す重ねの多い八重咲きで宝珠部が開くと旗弁を交えた貧弱な雄しべが現れる。白斑が多く入る美しい品種。


「呼子鳥(よぶこどり)」。淡桃色の一重、ラッパ咲き、筒しべ、小~中輪。花期4~5月。
5~6枚の花弁の中央部はやや内側に抱え、基部は直立、上半部は広く大きく反曲。全体がラッパ状に開き美しい花形である。類似品が多く特に関東月見車と混同されることが多い。

ツバキ 「千歳菊(ちとせぎく)」

2022年04月19日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載の江戸古種を。


「千歳菊」。紅地の弁の中央に白筋が入る千重咲き、中輪。花期は4月。
弁数は30枚近く、外弁は大きく外曲して平開する。内弁は漸次小さくなり内曲気味に咲き進む。葉は楕円~卵形の大形、樹は立性で樹勢は並。


「一筋(ひとすじ)」。紅地に白筋の入る千重咲の小~中輪。花期4月。
外側の弁は大きく弁端は外曲、内側の弁は漸次小さくなり、弁端は内曲する。葉は楕円形中形、樹は立性で強健。

ツバキ 「小紅葉(こもみじ)」

2022年04月18日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで江戸古種を。


「小紅葉」。白地に紅色と淡紅色の縦絞り、小絞りが入る一重、八重咲き、割しべの中輪。花期4月。
枝変りで花色の変化が出やすい品種で、淡桃地に白と紅の縦絞りの花や、紅花が一株に咲き分ける。葉は濃緑色の楕円形で、中折れしてよれる。1879年の「伊藤椿花集」に記載される。


「覆輪一休(ふくりんいっきゅう)」。淡桃地に紅色の縦絞り、白覆輪が入る八重、蓮華咲き、散しべの小輪。花期4月。1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る。
「小紅葉」から突然変異で生じ、母樹に比べて花は細弁で一回り小さい。しばしば紅単色の花も咲く。葉は細くていびつな弁天葉でやや不鮮明な黄緑色の覆輪が入る。葉っぱにも注目!。

ツバキ 「四海波(しかいなみ)」

2022年04月17日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、江戸古種を。


「四海波」。淡桃地に濃紅色の縦絞りが数少なく入る八重~牡丹咲きの中輪。花期4月。
数本の雄しべが旗弁と混在して牡丹咲きになることもある。明るく感じのよい花色だが花心の雄しべが貧相なのが惜しまれる。1812年の「つばき名よせ帖」に載る。


「衆芳唐子(しゅうほうからこ)」。濃紅色の八重、唐子咲きの中輪。花期は4~5月。
樹勢は強く枝はよく茂る。葉は楕円の中形。1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載。                           

ツバキ 「迦陵頻(かりょうびん)」

2022年04月16日 | 椿・サザンカ
今日も4月から開花するツバキで、1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載の品種から、


「迦陵頻」。濃紅地に白斑の入る八重、割しべの中輪。花期は4月。
花心のやや乱れた八重だが、鮮やかな雲状斑や横杢斑が高雅な趣があると人気のある品種。ただ、樹勢は弱く、生育が遅いのが欠点。


「紅麒麟(こうきりん)」。濃紅色の牡丹咲き~獅子咲き、散りしべの大輪。花期4月。
こちらは樹勢が強い江戸期からの古種。

おわび:4月14日のツバキ「唐椿(からつばき)」は「唐錦(からにしき)」の間違いでしたので、表題と本文の種名を訂正しました。