賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

本白玉

2011年03月30日 | 椿・サザンカ
前回は2月26日の神代植物公園のツバキ園から「弁天白玉」を紹介しました。
同じ日に撮った他の「白玉」を。

「本白玉」は白色の一重、筒~ラッパ咲き、筒しべの中輪。花期は12月~。関東(埼玉)産。

  
こちらの1枚目はプレートが「初嵐・白玉」、2枚目は「白玉」となっていたもの。
「白玉」は今年の2月17日2008年3月25日に載せています。
「初嵐」には白玉と嵯峨があり、どちらも江戸期からの古典品種で花期10~3月と同じために
よく混同されたらしい。
現在は「初嵐」といえば嵯峨のほうをさすようです。

そしてこちらがプレートに「初嵐・嵯峨」とあった花。
初嵐(嵯峨)の蕾は尖っていて、蕾の丸い白玉と区別がつくそうです。
「初嵐」のほうは2008年12月12日に一度紹介しています。

弁天白玉

2011年03月28日 | 椿・サザンカ
  
2009年12月16日のブログに葉っぱだけ載せていた「弁天白玉」。
2月26日に神代植物公園で花を撮影できました。
白色の一重、椀咲き、筒しべの小輪。花期は10~3月。
葉は小型の楕円形で黄緑色の斑が濃緑地の葉の周辺や側脈に沿って深く、あるいは浅く入り込む。
葉縁には不規則の凹凸があり全般に多様な変形をみせる。
弁天葉ツバキの白花は珍しい(淡交社刊「新装版 日本の椿花」から)


こちらは「金世界」。2009年12月16日はこちらがタイトルになっていました。
その時、こどもの国には1本だけじゃないかと書いていましたが、2本はあるようです。
訂正を兼ねて、その後撮影していた花を紹介しておきます。

菊月

2011年03月26日 | 椿・サザンカ
  
「菊月」は2008年3月22日にも載せていますが、あらたに撮影できましたので再登場です。
1枚目は川崎市緑化センター、2枚目は神代植物公園の菊月です。
濃桃地に底淡色ぼかしの一重、キキョウ~筒咲き、筒しべの小~中輪。花期は12~3月で微香がある。
花弁は樋状に強く中折れし、咲きはじめは星型のキキョウ咲きで咲き進んでもこの形は多少残る。

  
神代植物公園では「白菊月」も咲いていました。
白色の一重、筒咲き、筒しべの中輪。花期が12~4月。
いくぶん長筒咲きで、葉は長楕円形中型、葉面は中折れし全体に反曲、ときに黄斑が入る。
花も葉も「菊月」に似たところがあることから命名されたがお互いに枝変わりの関係はない。
<品種の説明部分は、淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用>

常満寺

2011年03月23日 | 椿・サザンカ

2月26日の神代植物公園のつばき園で咲いていた「常満寺(じょうまんじ)」。

桃色の一重、筒~椀咲き、筒しべの中輪。花期は1~4月。
葉は長楕円形の中型でゆるく反曲し、葉脈は顕著。
  
弁縁端に少しのしわと凹凸があり弁端はやや移り白となる。雄しべ筒は白く細く整っている。
原木は愛知県犬山市の常満寺にあり、関戸太郎庵の実生。
花形は母樹よりも少し開き気味の椀咲きになり、花色は濃くなっている。
<品種説明は、淡交社刊「新装版 日本の椿花」から引用>

ほほえみ

2011年03月21日 | 椿・サザンカ
  
被災された方たちに一日でも早く笑顔が戻りますようにと、東京・町田市にある薬師池公園の椿園から
というツバキを用意しました。
ところが、ネットで調べた限りでは世間に流通している「ほほえみ」は濃暗紅色の一重盃状咲き。
この白い「ほほえみ」はここらあたりのオリジナル品種でしょうか。



20日の川崎市緑化センターでは「ヒガンザクラ」が咲いていました。

ヒガンザクラは2009年3月11日にも載せています。
暑さ寒さも彼岸まで。被災した地方の寒さが和らぎますように。

緋梅

2011年03月11日 | 
2月26日の神代植物公園「うめ園」から。
  
「緋梅(ひばい)」。 濃紅色の一重、小輪。開花は1月下旬~2月下旬。
枝垂性があり、新枝は切り口が赤味をおびている。
梅の分類には何通りかあるようで「緋梅」をネットで調べると紅梅系と緋梅系の表記があり、そのなかでさらに紅梅性に入っていたり緋梅性だったり…。
青梅市の「吉野梅郷梅まつり」のHP内にあるウメ図鑑では“紅梅系紅梅性一重”となっており“花弁は丸く、雄しべが長くて赤い。樹勢はやや弱い”とあります。
なお、紅梅系、緋梅系は、花色ではなく枝の断面が紅色を呈していることが特徴で、白花もあるとのこと。
「緋梅」に関しては「緋梅系緋梅性の緋梅」としたほうがしっくりときますよね。
  
同じ緋梅性で八重の「光輝(こうき)」。

  
「梅郷(ばいごう)」。
実梅。青梅市畑中原産。花は大輪一重で香りが強い。果実は大きい。花粉多く自家結実性もある。
(青梅市の「吉野梅郷梅まつり」のHP内にあるウメ図鑑から)


最後は「ウメ(台湾系)」。

神代植物公園には73品種あるそうですが、2月26日に私が確認したのは花が咲いていないのを含め約50種。
そのうち生田緑地と羽根木公園で紹介済みのものを除き24種を掲載しました。
神代植物公園の梅は今回でひとまず終わりとします。


内裏

2011年03月10日 | 
2月26日の神代植物公園「うめ園」から。
  
野梅系紅筆性の「内裏(だいり) 」。
半八重の中輪。花弁は丸く裏紅、咲くと絞りがでる。開花は3月上旬~中旬。
  
「八重海棠(やえかいどう)」も野梅系紅筆性。
生田緑地梅園にある品種一覧の立て札には“淡紅含花茎長く海棠咲き15弁位”と記載。

  
「世界の図」は野梅系野梅性の一重。

  
野梅系青軸性の「月の桂(つきのかつら)」。
生田緑地梅園の立て札には“黄白一重中輪花”と記載されている。
開花は2月中旬~3月中旬。枝は緑色で花弁は波打つ。5弁だが6弁のでる割合も高い。

夏衣

2011年03月09日 | 
2月26日の神代植物公園「うめ園」から、今回は紅梅性の梅を。
  
「夏衣(なつごろも)」は紫紅色の一重、大輪。開花は2月上旬~3月中旬。抱え咲きで萼は紅茶色。
(説明文は茨城県営都市公園オフィシャルサイトにある偕楽園の梅図鑑から引用)

  
一重の「紅鶴」。生田緑地梅園にある品種一覧の立て札には“紅大輪抱え咲き”と記載。

  
「森の関」は一重の中輪で底紅、萼は紅茶色。雄しべは数が多く美しく散開する。(偕楽園の梅図鑑から)

翁梅

2011年03月08日 | 
今回も2月26日の神代植物公園「うめ園」から。

野梅系野梅性の「翁梅(おきなばい)」。

一重の白、中輪。開花は2月中旬~3月中旬
軸にも黄色の筋が入る。葉に白斑が入る(偕楽園の梅図鑑から)

  
こちらの「雲の曙(くものあけぼの)」は野梅性で一重ということしか調べられませんでした。


野梅系難波性で八重の「古郷錦(こきょうのにしき)」。
生田緑地梅園にある品種一覧の立て札の記述は“淡色大輪16~17弁”


野梅系青軸性一重の「新茶青(しんちゃせい)」
2009年2月14日に一重茶青と八重茶青を載せていますのでそちらを参考に。

塒出錦(とやでにしき)

2011年03月07日 | 
2月26日の神代植物公園「うめ園」から。

「塒出錦(とやでにしき)」。
紅色の八重、中輪。開花は2月下旬~3月下旬。花弁おおらかで、しべ正開。
(偕楽園の梅図鑑から。こちらでは“とやでのにしき”と振ってあります)
  
塒(とや、鳥屋)をgooの辞書で調べると
1、鳥を飼っておく小屋。鳥小屋。
2、ツグミなどの小鳥狩りの際、わなを仕掛けて待つために山中や谷間に設けた小屋。
3、タカの羽が夏の末ごろから抜けて、冬までに生えかわること。その時機に、鳥小屋にこもるところからいう。
4、歌舞伎劇場で、花道の揚げ幕の内部にある小部屋。花道への出入りの際の控え所。狭くて鳥小屋に似ていたのでいう。
5、旅回りの役者などが、不入りなどで次の土地に出発できないでそこに滞在すること。
6、遊女が梅毒で引きこもること。また、梅毒のこと。
など、いろんなところに転用されているんですね。

  
「滄溟の月(そうめいのつき)」。
移り白(蕾=ピンク→花=白色)の一重、大輪。豊後性。花弁は丸く、少し波打つ。開花は2月中旬~3月中旬。
裏紅(花弁の裏が紅で、表が淡色)、萼は赤茶色。(偕楽園の梅図鑑から)

最後に「宝合わせ」。
撮った写真を見ると、花色は白で弁底が淡桃色をしています。

白滝枝垂

2011年03月05日 | 
2月26日の神代植物公園「うめ園」から「枝垂」とついたものを3種。
  
最初に「白滝枝垂(しらたきしだれ)」。
白色の中輪で開花期は2月上旬~3月中旬。花つきのよい品種。
(茨城県営都市公園オフィシャルサイトにある偕楽園の梅図鑑から引用)
  
次は「満月枝垂(まんげつしだれ)」。
咲き始めに花弁が重なり丸い月のように見えることからの命名だそうです。
(同じく偕楽園の梅図鑑「満月」の項から)
  
最後に「塒出の鷹枝垂(とやでのたかしだれ)」
淡紅(淡いピンク)の一重、中大輪。野梅性。開花期は2月上旬~3月中旬。花形がよく整って、しべは長い。
こちらも偕楽園の梅図鑑「塒出の鷹」の項からの引用ですが、ほとんど白に見えますね。

白難波

2011年03月04日 | 
2月26日の神代植物公園「うめ園」から。

本数の多さでは1、2と思われる「白難波」。
ここのプレ-トは“しろなんば”(白難破というのもあった…)とひらがなが付いていますが、
ネットで調べた偕楽園の梅図鑑では“しろなにわ”となっています。
  
同HPのデータでは「白難波」は難波性、開花は1月下旬~2月下旬。白色の八重で中輪。
偕楽園にあるのは水戸の6名木の一つだそうです。
  
「難波紅」も“なんばこう”とありますが同HPでは“なにわこう”。
開花が2月下旬~3月中旬、紅色の八重、中輪。難波性。
中側の花弁は不正形で内側に曲がりこむ。ガクは濃茶色で細枝が多い。
  
こちらは野梅性、白色の八重「玉牡丹」。
生田緑地の梅園で撮った紅色のを半信半疑で載せていましたが、ようやく白の玉牡丹を紹介できます。

マンサク

2011年03月03日 | 
2月26日は羽根木公園の北入り口を出てブラブラと道なりに歩いて着いたのが井の頭線の松原駅。
せっかく京王線のほうへ来たんだからと神代植物公園を初訪問することに。
入園した皆さんのあとをついて「うめ園」へ向かいました。

今回は「うめ園」の奥のほうに咲いていた「マンサク」の園芸品種を5種と「シナマンサク」を。
  
最初は「ダイアナ」と「アーノルド・プロミス」。

「モリス・パリダ」も人名でしょうか。
  
そして「ルビー・グロー」と「オレンジ・ビューティ」。

前にどこかで撮った気がしていた「シナマンサク」。
ブログには未掲載でしたので一応撮っておいて正解でした。

ヤマガラ 2

2011年03月01日 | 野鳥
「ヤマガラ」ちゃんの続き。
シジュウカラの群にヤマガラが1羽というのは何回か見かけてますが、
今回はヤマガラが3羽にシジュウカラが1羽というグループ構成。
一番手前にいたこのコは見かけてからさらに4、5歩も近づかせてくれました。
かわいいですね。