賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

サクラソウ 衣通姫(ソトオリヒメ)

2013年04月30日 | サクラソウ(桜草)
4月24日に載せた等覚院へ行く前に川崎市緑化センターへ寄り道しました。
例年のように「サクラソウ展」が開催されていて、昨年までに紹介していなかった品種が
何種か展示されていましたので、その中から3種。
なお、昨年までの分は左サイドのカテゴリーで「サクラソウ(桜草)」をクリックしてご覧ください。

  
「衣通姫」。
花弁の表は酔白、裏は桃色。波打ち弁の狂い抱え咲きで大輪。類似品に「人丸」
衣通姫は古事記・日本書紀に記載された美人の名称で、ツバキ、桜、バラなどの品種名にもなっています。
残念ながら他の花には巡り会えておらず、サクラソウが初となりました。


「旭鶴」は表が鴇色目白、裏が鴇色。元細広桜弁の抱え咲き、巨大輪。
弁にだいぶ傷みが見えちゃってます。

  
ひらがなで「こぼれ紅」とありますが漢字表記だと「零れ紅」。
表が濃紅色で裏が紅色、桜弁の浅抱え咲きで中輪。

町田ぼたん園 紅椿

2013年04月28日 | 牡丹
4月17日の町田ぼたん園から、このブログ初登場の品種を3種。

  
牡丹に「紅椿」という名前で、ツバキには牡丹咲きやら「~牡丹」という名の品種もあり、
ネットで検索すると何が何やら…結局、牡丹の「紅椿」の品種データは分かりませんでした。
  
この日、園内2カ所で「紅椿」は咲いていて、こちらがもう1カ所のほう。

  
「影法師」は色合いと名前から黒系の牡丹でしょうか。
これも品種データは分かりませんでした。


最後に「錦繍球」。読みは“きんしゅうきゅう”でいいのでしょうか。
茎に付けられた小さなタグから名前を判読しました。
検索するとサボテンの「錦繍玉」というほうがヒットします。他に中華料理名などが。
おそらく中国系の品種なのでしょうね。

ソウシチョウ(相思鳥)

2013年04月27日 | 野鳥
3月中旬に撮っていたのを忘れていました。
  
いずれもピントが甘く強めにシャープネスをかけています。

「ソウシチョウ」は中国南部、インド、ベトナム、ミャンマー北部などに分布。
飼い鳥として江戸時代から輸入されていたが1980年以降に輸入が激増し遺棄(放鳥)などで定着したらしい。
ウグイスやオオルリなどと営巣場所がかぶる懸念から特定外来生物に指定されている。

大平香(おおだいらかおり)

2013年04月26日 | 椿・サザンカ
町田市の薬師池公園・椿園からこのブログ初登場の3品種を。
  
2012年4月29日と今年4月17日に撮った「大平香」。
淡桃~極淡桃地に、小絞りや吹っ掛け絞りが入る蓮華性の八重、筒しべの中~大輪。花期は3~4月。
絞りが密に出る華やかな品種で、爽やかな甘い香りが微かにある。


  
「大平唐子」は2011年4月24日の撮影ですが品種データは見つかりませんでした。


  
“おおだいら”でも“おおひら”でもない「大平」は2010年の4月10日と4月3日の撮影。
これも品種データ不明です。

町田ぼたん園 鳳王城

2013年04月25日 | 牡丹
4月17日の町田ぼたん園から、このブログ初登場の品種を3種。

  
「雪乙女」

  
「冬の嘉門」

  
「鳳王城」
新潟市秋葉区のHPにある「明治期の花き園芸」の牡丹の大量生産という項目に“田中新左衛門氏は(中略)「五大州」、「玉簾」、「鳳輦」、「鳳王城」、「天女舞」、「比良雪」、「永湖」など271種類もの新品種を作り出しました”というのが検索でヒットしました。それだとずいぶん古い品種ということになりますが…。
「雪乙女」と「冬の嘉門」は検索では見つかりませんでした。

等覚院のつつじ

2013年04月24日 | 
4月23日は川崎市宮前区にある、つつじ寺として知られる等覚院へ。











写真を撮っていたときはこれから見頃を迎えるのかなと思いましたが、
帰宅してお寺のHPで開花情報を確認したら、今年は花芽の付きがやや少なく
正面階段の周辺は満開で今週前半が一番の見頃だとありました。

宝合(たからあわせ)

2013年04月23日 | 椿・サザンカ
2008年4月5日に載せたツバキの中から3種を再掲載。


2010年3月28日の川崎市緑化センターで撮った「宝合」。
白地に紅色の縦絞りが入る八重、蓮華咲き、筒しべの中~大輪。花期は3~4月。ユキツバキ系、江戸古種、1859椿伊呂波名寄色附記載(江戸)
  
こちらは2011年4月1日のこどもの国と2013年4月6日に薬師池公園で咲いていた「宝合」。
枝によっては横杢斑や白覆輪の花、あるいは桃紅地に白斑の花が咲く。
ユキツバキ系で江戸期からの古種。


「天人松島」は2011年4月5日の川崎市緑化センターと、
  
2013年4月17日の薬師池公園、そして20123月25日にこどもの国で撮った花を紹介。
極淡桃地に濃淡のある紅色の縦絞り、白覆輪の一重、平開咲き、筒しべの大輪。花期は3~4月。
これは三場ともほぼ同じ容姿です。これも江戸期からの古典品種。

  
「覆輪京牡丹」は2010年3月28日の川崎市緑化センターと今年4月6日の薬師池公園の花。
桃地に淡紅色の縦絞りが入る白覆輪、牡丹咲きの大輪。

町田ぼたん園 初霜錦

2013年04月22日 | 牡丹
4月17日の町田ぼたん園から、今回もこのブログ初登場の品種を3種。

  
寒牡丹のコーナーで撮っていたもう一種が「初霜錦」。

  
「花一輪」は2カ所にありましたが、これは入り口近くのほう。

  
そして「架け橋」。
右上に緑色ののった花弁が4枚ほど見えますが、この品種の特徴なんでしょうか。

「花一輪」と「架け橋」はネーミングからして新しい品種に思えます。
ネットで検索しましたがデータは見つかりませんでした。

崑崙黒(こんろんこく)

2013年04月21日 | 椿・サザンカ
2008年3月21日から川崎市緑化センターで撮影したツバキを10回にわたって載せていました。
その時紹介したきりだったものをその後撮影した花で再掲載していますが、今回は
2008年4月5日に載せたツバキの中から2種プラス1種。


降り注ぐように咲いていた「崑崙黒」は2012年4月5日の横浜市にあるこどもの国・椿の森で。
  
暗紅色の宝珠~八重咲き、中輪。花期は3~4月。花弁は肉厚で光沢がある。
咲き始めの大きく尖った宝珠が見所で、宝珠が開くと貧相な雄しべが数本現れ魅力も半減。
花に白斑が入るものは「斑入り崑崙黒」というそうです。
  
こちらは2010年4月10日の薬師池公園と翌週4月18日の緑化センターの「崑崙黒」。

  
「五色八重散椿」は今年4月17日の薬師池公園と4月5日に緑化センターで撮影した花を。
抱え性の八重、散性、筒~割しべの中~大輪。花期は4~5月。
もとの花色は白地に淡紅色の縦絞り、小絞りが入るもので、五色には
白、濃桃~桃紅色、桃地に白覆輪や縦絞りが入るものなどがある。
薬師池はもとの花色、緑化センターは桃地に縦絞り。どちらも他の花色は見かけていません。


五色がでたので薬師池公園から「横浜五色椿」を紹介します。これは2009年3月29日の撮影
  
こちらは2010年4月17日と同年4月3日に撮ったもの。
データは見つかりませんが、花色は上の「五色八重散椿」と同じと考えてよさそうで、
牡丹~獅子咲き、割しべの中輪。撮影した年の記録から花期は3~4月といったところ。

町田ぼたん園 珊瑚界

2013年04月20日 | 牡丹
4月17日の町田ぼたん園から、このブログ初登場の品種をまずは3種。
  
「珊瑚界」は園内入って左側の寒牡丹のコーナーから。

上に載せた2カ所で咲いていましたが、これは1枚目のほうのアップ画像です。

  
「出雲の誇」も同じく寒牡丹のコーナーで撮影。アップで撮ったほうはピンクが強く出ていましたね。

入口を入ってすぐのところにも「出雲の誇」がありました。

  
「寒豊明」も寒牡丹。
これも2カ所で咲いていましたので、全体像とアップをそれぞれから。

淀の朝日

2013年04月19日 | 椿・サザンカ
2008年4月3日に載せたツバキの中から2種を再掲載します。


今年4月5日に川崎市緑化センターで撮影した「淀の朝日」。
朱紅地に白斑や横杢斑が入る八重~牡丹咲き、散しべの大輪。花期は4~5月。
  
こちらは2012年4月15日のこどもの国と10年4月3日の薬師池公園で撮影。
弁数15枚くらいが二、三重に重なる。
丸みある弁辺には深い切込みがあり、弁全体が大きく波動曲折し、弁面にはしわがみられる。
大きく分裂した散しべに旗弁が混じる。

  
「夕月」は2010年4月10日の薬師池公園と今年3月10日の緑化センターの花を紹介。
白色の一重、筒咲き、筒しべの小~中輪。花期は3~4月。
ふくらみのある筒咲きで花弁は厚く花もちがよい。新潟県産の野生ユキツバキから選抜した品種。

町田ぼたん園 島錦

2013年04月18日 | 牡丹
昨年はとうとう訪れることのなかった「町田ぼたん園」。
昨日4月17日から有料公開が始まり(~5月6日まで)早速行ってきました。
三分咲きということでしたが牡丹以外の花もたくさん咲いていて十分見ごたえがありました。
このブログに載せた牡丹と芍薬は一昨年までで290種くらい。
パンフレットには牡丹が300種、芍薬が30種ということですので今年は新規に何種紹介できることやら。
と、振りながら、
2年ぶりに紹介する牡丹のトップバッターは人気の「島錦」にしました。
この日、私が園内を回って「島錦」が咲いていたのを確認したのは9カ所。
うち絞りの入った花を咲かせていた6カ所を一気に。



  
ここは後ろと一番下の花をアップで。

   




  
下に咲いている2輪をそれぞれアップで。




最後は奥庭の「島錦」



絞りの入ったのを並べてアップ。

最初に載せた2008年4月27日とリンクさせました。
こちらの表示画像は現在よりも小さいですが、同じように画像をクリックすれば大きい画像が見られます。
あわせてご覧になってください。

御国の誉(みくにのほまれ)

2013年04月17日 | 椿・サザンカ
2008年4月3日に載せたツバキの中から2種を再掲載します。


今年3月19日に川崎市緑化センターで撮影の「御国の誉」。
2009年3月24日にも載せていますので品種データについてはそちらを参照してください。
  
「御国の誉」は薬師池公園とこどもの国でもほぼ毎年撮影しています。
その中から2010年4月3日の薬師池公園と4月10日のこどもの国の花を紹介します。

  
「紅葉狩」は今年4月5日の緑化センターと薬師池公園の2009年4月5日に撮ったものを。
2008年4月3日の緑化センターの花はきれいに白い筋が入っていたのですが、それ以降はほぼ紅花しか見かけていません。今年の花にようやく白いものがチラホラ見えましたが、まだ隣の薬師池公園のように、くっきりとは入ってませんね。

三浦乙女

2013年04月16日 | 椿・サザンカ
2008年4月3日に載せていたツバキの中から3種を再掲載します。

  
「三浦乙女」は今年4月1日のこどもの国と4月5日の川崎市緑化センターで撮影した花。
淡桃色の千重~八重咲き、散りしべの大輪。花期は4月。三浦半島原産といわれる。
25枚ほどの花弁は内側ほど順次小型になる。全開すると時に旗弁を混じえた散しべがのぞく。

  
「牡丹雪」も今年4月5日の緑化センターと薬師池公園で2009年3月29日に撮ったものを。
移り白の牡丹咲き、割~散しべの中~大輪。花期は4~5月。
抱え気味に咲いた後に外弁が平開し、雄しべの弁化が進み獅子咲きや二段咲きに変わることがある。
外弁の基部は黄色味を帯びる。新潟産のユキツバキ系。

  
「星車」は緑化センターの今年3月10日と2010年3月28日の花で。
濃紅地に白星の入る千重咲きで中輪。花期は3~4月。
三、四重に重なった外弁が平開し内弁の宝珠部が開くと貧弱な雄しべを現わす。
本種の紅花は「緋車」と名づけられていて緑化センターにも植えられている。

(品種説明は淡交社刊「新装版 日本の椿花」から)

白卜伴(しろぼくはん)

2013年04月14日 | 椿・サザンカ
前回、2008年3月29日に載せたツバキ3種を再掲載しましたが、その時一緒に載せようとしたのが「卜伴」。
2010年2月6日に載せているのですがどちらも川崎市緑化センターで撮ったものでした。
  
それで、2010年4月3日の薬師池公園と2011年3月26日のこどもの国の花を準備したのですが、

今年の神代植物公園で、もしかしたらと探したら3月12日に撮っていました。

同時に2月21日の神代植物公園の未整理データを調べたのですが、
その中に一輪だけ撮っていたのがこの「白卜伴」。
この1枚だけだと登場させる機会がないかなと「卜伴」には露払い役をお願いしました。
「白卜伴」は白色の一重、唐子咲きの中輪。花期は11~3月。
花は類似の「白唐子」よりも大きく、唐子部は淡黄色を帯び外弁に紅色の点条が出ることがある。
紅花の「卜伴」とは実生や枝変わりの関係にない別系統で、江戸期からの古典品種だそうです。