賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

グランド・スラム

2011年06月30日 | バラ
今回も生田緑地ばら苑のストック画像から1963年に作出されたハイブリッド・ティー(HT)の続きを。

まずはアメリカで作出された4種。

「グランド・スラム」はアームストロングが作出。


S&Wが作出したのは白の「マウント・シャスタ」。


「ヘレン・スコーエン」の作出者はVon Abrams。


「グラナダ」は名前からしてスペインで作出されたのかと思いましたが…、
作出したのはアメリカのLindquist。


スペインで作出された品種は「シンセラ」。
スペインのCamprubiが作出した「アミスタッド・シンセラ(Amistad Sincera)」というのがこれに相当するのでしょうか。


最後はイギリスのグレゴリーが作出した「ウエンディ・カッソンズ」。

ヘルツ・アス

2011年06月29日 | バラ
生田緑地ばら苑のストック画像から。
今回は1963年にドイツとフランスで作出されたハイブリッド・ティーを。


「ヘルツ・アス」はドイツのタンタウ作出。


ドイツのコルデスが作出した「グルス・アン・ベルリン」。

同じくコルデス作出の「コルデス・パーフェクタ・スペリオール」。
1957年に「コルデス・パーフェクタ」」という品種が作出されています。

フランスからはメイアンが作出した3種。

「スワースモアー」。

「ティリアーナ」。

そして、高芯カップ咲きの「クリムソン・デューク」。

ライラック・チャーム

2011年06月28日 | バラ
今回は生田緑地ばら苑のストック画像から1962年に作出されたバラを。


ドイツのコルデス作出の「クラウス・シュテルテベカー」は濃紅色のHT(ハイブリッド・ティー)。


アメリカで作出されたHT「スターブライト」。

  
サーモンピンク色のHT「ミニヨン」はフランスのGaujrd作出。


「ミロード」はイギリスのマグレディが作出したHT。

  
ラベンダー色の「ライラック・チャーム」はイギリスのLeGriceが作出したフロリバンダ。
1枚目は2010年10月16日の撮影。2枚目と他の品種はすべて2009年5月16日に撮影したものです。

北野天使

2011年06月27日 | 花菖蒲
町田ダリア園が20日に開園して最初の週末だったので様子を紹介しようと思ったのですが2日とも出そびれて…。
今回も18日に撮った薬師池公園の花菖蒲を。

  
「北野天使(きたのてんし)」はピンク色の三英花。花弁が薄いのか雨に透けています。
青森県下北郡東通村で発見、採集された原種。他にもさまざまな植物が咲いていたそこの原生花園は電力会社に買収されて整備され、その当時の面影はどこにもないとのこと。


花菖蒲とキショウブとの種間交配種「花月夜(はなづきよ)」。
花弁の中心にある黄色目と、それを取り囲む赤紫色の縁取りが目をひきつける三英花。


長井古種の「郭公鳥(かっこうどり)」。紅紫地に濃紫脈の入る三英花。

  
白い花弁で鉾の先だけ薄紅に染まる「爪紅(つまべに)」も長井古種。

長井古種は花菖蒲栽培初期の品種群。花色は多彩で花形は原種のノハナショウブの面影を残している。山形県長井市のあやめ公園に30品種ほどが選抜保存されているそうです。

舞子の浜

2011年06月24日 | 花菖蒲
6月18日の薬師池公園から今回は肥後系の花菖蒲を6種。


「舞子の浜(まいこのはま)」は白地に濃藍紫色の覆輪が入る六英花。
熊本花菖蒲の古花のひとつ。


「八橋(やつはし)」。
参照している加茂花菖蒲園さんのカタログには澄んだルリ紫の六英花とあり、もっと青い色の花が出ていますが、昨年薬師池公園で撮ったのもこの色ですのでそのまま載せることにしました。


肥後系の純白三英花の最も代表的な品種といわれる「清鶴(きよづる)」。


「高尾錦(たかおにしき)」は薄紫の地に紫ぼかしと濃い紫色の脈が入る六英花。


白地に薄紅ぼかしの六英咲きは「児化粧(ちごげしょう )」。


「秋の曲(あきのきょく)」は濃紅色に白の絣絞りが入る三英花。

極光

2011年06月23日 | 花菖蒲
6月18日の薬師池公園から今回は伊勢系の花菖蒲を6種。


「極光(きょっこう)」はピンク地で弁元の色が濃く、紅の脈が入る三英垂れ咲き。


薄いピンク色の垂れ咲きは「曙光(しょこう)」。


ほんのりと桃色がかった淡い青色の「乱れ糸(みだれいと)」。


「青柳染(あおやぎぞめ)」は明るい藤色で弁元から白の小筋が入る。


「衆指の誉(しゅうしのほまれ)」。
白地に赤味を帯びた紫砂子と同色の脈が入る。鉾は濃赤紫に白脈、芯は淡い色になる。

最後は、青味がかった桃色の三英花「弥生鏡(やよいかがみ)」。

清少納言

2011年06月22日 | 花菖蒲
今回も6月18日の薬師池公園から江戸系の花菖蒲を5種。

  
「清少納言(せいしょうなごん)」は藤紫色の三英花。花菖蒲を代表する名花のひとつ。


明るいピンク色の「桃霞(ももがすみ)」。

  
江戸花菖蒲の古花の一つ「鳳凰冠(ほうおうかん)」。
白地に明るい紅紫色の砂子が密に入る。2枚目の画像は昨年6月19日撮影のもの。


水色地にぼかし気味の白筋が入る「水の光(みずのひかり)」。


前回載せようとして一旦見合わせた「玉宝蓮(ぎょくほうれん)」。
掲載する品種については静岡県掛川市の加茂花菖蒲園さんのWEBサイトにある花菖蒲品種画像カタログを参照、確認しています。
その中で「玉宝蓮」に関して“薄赤紫色の玉咲き珍花。花径はおよそ7cm程度の小輪。開花2日め以降は開くが、この花は玉咲きになっているところを見る花である。”との記述があり、開いてしまってるんじゃネ~と断念。
  
その後、もしやと昨年のデータを調べたら、見どころという玉咲き状態のがありました。
1枚目が6月19日、2枚目は翌週26日に撮っていたものです。
開いた花も晴れてお披露目することができました。

銀の華

2011年06月21日 | 花菖蒲
6月18日の薬師池公園から江戸系の花菖蒲を5種。


「銀の華(ぎんのはな)」は濃い紫に鮮明な白い糸覆輪の三英花。


白地に青紫の細い脈が入り、鉾は藤紫色の「荒磯(あらいそ)」。


「葵形(あおいがた)」は紅紫地に紫の脈が入り紫色の鉾をもつ、江戸花菖蒲の古花。


紅紫色の三英花は「揚羽(あげは)」。


「栄紫(さかえむらさき)」は名前のとおりの紫色。雨に打たれ強い丈夫な品種のようです。

薬師池公園の花菖蒲

2011年06月20日 | 花菖蒲
6月18日の薬師池公園から花菖蒲を。

前回のアジサイでも載せた花菖蒲とアジサイの競演を逆方向から。
  
今年最初に紹介する花菖蒲は肥後系の「紅唇(こうしん)」。
白地に紅紫の覆輪が入る大輪。2枚目は昨年撮っていた開く前の様子。

伊勢系の古花「乙女(おとめ)」。
前夜の雨でほとんどの花がびしょ濡れ状態なのに、しずく一つついてない右の花は雨上がりに開いたものでしょうね。

「晴間の響(はれまのひびき)」は江戸系。
薄い紫地に濃い紫の脈が入る中大輪。紫色の鉾には糸覆輪が入る。

花の手入れをするお姉さんが二人。大勢の人がカメラを向けていました。
私もその一人だったわけですが…。

薬師池公園のアジサイ

2011年06月19日 | アジサイ(紫陽花)
6月18日の薬師池公園アジサイ園から。
  
島根県産の「紅冠雪(こうかんせつ)」はヤマアジサイ系。

花期が早く若枝が黒いという「黒姫(くろひめ)」もヤマアジサイ系で古くから知られた名花。

「白花ガクアジサイ」は伊豆大島産。

静岡県東伊豆産「城ケ崎(じょうがさき)」もガクアジサイ系。


菖蒲田では花菖蒲が盛りを迎えており、通路沿いのアジサイと華やかに競演しています。
  
この通路沿いには葉に白斑の入った白花のガクアジサイが咲いていました。

ハイ・エステーム

2011年06月18日 | バラ
生田緑地ばら苑から1961年にアメリカで作出されたバラを。
まずは、Von Abramsが作出した3種。
  
「ハイ・エスティーム」はピンク色のハイブリッド・ティー(HT)。

白のHTが「ホワイト・プリンス」。

HT「メモリアム」。
咲ききったところも見たいのですが残念ながら撮影データはこの1枚だけ。

  
濃朱紅色の「ジョン・S・アームストロング」はSwimが作出した房咲き大輪のグランディフローラ(ハイブリッド・ティーとフロリバンダ系の交雑種)。


Boerner作出の「アメリカーナ」は濃紅色の剣弁または半剣弁高芯咲きHT。

  
「つるサーカス」は濃い黄色にオレンジやピンクが入る半剣弁高芯咲きの中輪。

ハンゼアート

2011年06月17日 | バラ
生田緑地ばら苑から1961年に作出されたバラを。
  
フランスのクリロフ(Kriloff)が作出した朱色のハイブリッド・ティー(HT)「マニョーラ」。
NET検索では、スペルがManolaで「マノラ」と表記しているところも…。
  
濃い赤色のHTは「フランシネ」。NET検索のフランシーヌ(スペルはFrancine)が該当するのでしょうか。
作出者は同じくクリロフ。6月14日に載せた「ルーシー・クラムフォン」もクリロフの作出でした。


フランスのMarcel Robichonが作出したHTが「ドレスデン」。
名花「オフェリア」の交配種で濃厚な香り。

  
「バヤッツオ」はドイツのコルデス作出のHT。


ドイツのタンタウが1961年に作出したシュラブの「ハンゼアート」。
これは今年6月4日の撮影で、裏門近くのフェンスに誘引されていました。

2009年に苑内に立っていた「ハンゼアート」を撮ったときのプレート表記は、つるバラでした。

アマリロ

2011年06月15日 | バラ
生田緑地ばら苑から1960年代に作出されたバラ。
今回はすべてハイブリッド・ティー(四季咲き大輪、1輪咲き)です。


1961年にアメリカで作出された「アマリロ」。
アマリロはスペイン語で「黄色」を意味し、アメリカのテキサス州北西部にある都市名になっています。


次からの5種はドイツで作出されたもの。

「ローター・シャンパーニュ」は1963年の作出。


1964年タンタウ作出の「ゲルダ・ヘンケル」。


1965年に作出された「ウィンナー・ウォルツァー」。


同じく1965年作出の「トラディション」。


「ブランデンブルグ」も1965年作出。


1966年にイギリスのマグレディが作出した「レディ・セトン」。


「ビッグ・レッド」はフランスのメイアンが1967年に作出。

今回の8種は今年の6月4日に撮影したのですが、「アマリロ」「ウィンナー・ウォルツァー」「ビッグ・レッド」はいくらか状態のいい昨年5月22日のものを載せました。

ピカデリー

2011年06月14日 | バラ
前回まで生田緑地ばら苑の中央の丘にあるバラを紹介してきました。
新しい品種も加わってきましたが大半は1960年代に作出されたバラです。
他の区画にも60年代作出のものがたくさんあり、2010年秋までに撮影したデータでそれらを紹介したいと思います。
まずは1960年に作出された品種を5種。
  
最初は「ルーシー・クラムフォン」。フランスで作出されたハイブリッド・ティー(以下HT)。


「アメリカン・ホーム」は名前のとおりアメリカで作出されたHT。

おなじくアメリカで作出されたHT「ベルベット・タイム」。

  
「ウエストミンスター」。名前から想像できるようにイギリスで作出されたHT。
E. B. Le GriceとHerbert Robinsonによって作出されたようです。


そして「ピカデリー」。イギリスのマグレディが作出したHT。

  
同じ名前で白色のつるバラ「ピカデリー」。同じ年にイギリスで作出されています。

カルーセル

2011年06月13日 | バラ

生田緑地ばら苑で中央の丘と呼ばれる一角の今年6月4日の様子。
今回紹介する3種も昨年までに撮っていた花で紹介です。


ここでけっこう広いスペースをとっている「カルーセル」。2010年5月29日撮影。

1960年にアメリカのウィークスが作出したフロリバンダ。

  
「マキシム」はドイツのタンタウが1961年に作出したフロリバンダ。
1枚目は2010年5月29日、2枚目は2009年10月24日の花。

  
中央の丘から最後に紹介するのは「ザンブラ」。まずは2010年5月22日と、2009年10月24日の秋咲き。

3枚目の「ザンブラ」は2009年5月16日の撮影。
1961年にフランスのメイアンが作出した明るいオレンジ色で中心が黄色になる丸弁平咲きのフロリバンダ。
20枚以下と花弁数は少ないが3~7輪の房咲きで花つきがいい。