賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

町田ぼたん園 中国種

2010年04月30日 | 牡丹
4月25日の町田ぼたん園から中国種を3種。
  
「烏龍捧盛(うりゅうほうせい)」
外側の花弁は飛び出し、中の花弁は花心を離れるほど大きくなる盛り上げ咲きの花。
検索でヒットしたのを組み合わせましたが、中国のページから一部抜粋すると、
花紫紅色,花径16cm×6cm。雌雄蕊△小或稍有瓣化。(△は簡体字)

「烏金耀輝(うーきんよーきー)」。こちらも同じ中国のページから。
花型はバラあるいは菊花型。花色は墨紫紅色、花径16cm×5cm。花弁多。
雄蕊部分瓣化、雌蕊稍有退化。1980年育出。(この行は原文で)
墨紫紅色とあるように、中国のページにある写真は暗紫色なのですが、
私が撮ったのはずいぶん明るく見えます。
ただ、陽射しが遮られた花の下部は色濃く、こちらが本来に近い色でしょう。
この2種は並べて植えられていました。

「雨后風光(うごふうこう)」。雨上がりの景色ということでしょうか。
薔薇型。花弁は多くなるが、外から内に行くほど小さくなる。
雄しべの一部が、細くいくつにも分かれた花弁に変化する。
雌しべの花弁化は僅かか、見られない。
こちらは日本のページにあったもの。先の「雄蕊部分瓣化、雌蕊稍有退化」に該当するようです。

町田ぼたん園 「常盤津」

2010年04月29日 | 牡丹
今年の町田ぼたん園に戻ります。
4月25日に咲いていた中から、過去2年で撮っていなかった品種を5種。

桃色の巨大輪「常盤津(ときわづ)」。
よじれた花弁が風に揺れる様は風車のように見えます。

「新神楽」は鮮紅色、万重咲きの巨大輪。

「紫禁城(しきんじょう)」。藤色の八重で中輪。弁咲きに切れ込みがある。
  
「玉天集(ぎょくてんしゅう)」。
日本ぼたん協会のホームページ内「ぼたん図誌」の白系に写真がありますが花のデータは見つからず。

茎にまきつけられた名札は「端雲」。ネットで検索すると、
「端雲(ずいうん)」桃色の千重、巨大輪。「花競」の枝変わり。
「瑞雲(ずいうん)」桃色、紅色ぼかし、咲き分け種。
というのがヒット。 先の「ぼたん図誌」では「瑞」になっています。
(5月1日に行ったら、これとは別の場所にも咲いていて、こちらは名札に「瑞雲」となっていました)


町田ぼたん園 「雪連」

2010年04月28日 | 牡丹
昨年5月に準備していたのに公開し忘れていたページがみつかりました。
4月19日に「雪連」を載せる時、ブログ内検索で掲載確認しても出てこなかったのでアレッと思っていました。
2009年4月29日に撮影した牡丹たち、1年の長い眠りからお目覚めです。

町田ぼたん園から「雪」のつく牡丹を。

「雪連(せつれん)」。
千重、万重が多い牡丹のなかで、花弁が12枚ほどのシンプルさに思わずホッと…。
  
「雪白山」と「雪の山」。ここまでの3枚は説明プレートなし。
  
こちらの1枚目は「雪笹」。芽は緑白色、幹は細く、樹高は高い。遅めの中生咲き。
2枚目の「雪灯籠」は花底が桜色より濃いめの赤紫。大きな花弁は次第に色淡くなり花弁上部は白に近い。
雪中の灯籠の明かりを連想。

最後に「雪月花」。淡いピンクがなんとも上品。

春の苑

2010年04月27日 | 牡丹
4月25日の町田ぼたん園から、過去2年で撮っていなかった品種を4種。
  
咲き始めは薄く桃色がかっていて咲き進むにつれ白くなる「暁の雪」が2輪。
先週17日に行った時に咲いていればグッタイミングでしたがね。

町田ぼたん園も、ようやく「春の苑」らしくなってきました。
  
「花恵」。見る人の心を癒し、笑顔をもたらすのが花の恵。

「大地の輝」も、ことさら映えてくる季節。

町田ぼたん園

2010年04月26日 | 牡丹
4月25日は町田ぼたん園に行きました。

二割ちょっとの咲き具合でしょうか。「まだまだね」と言ってる人が多かったですが、
先週はパッと見てもほとんど花が見えませんでしたから、ずいぶん華やかになってました。
園内のあちこちで「玉芙蓉」「越後獅子」「群烏」などが花をつけてるおかげです。
今回紹介するのは3種。データが見つからないので写真だけです。
  
「織姫」。
  
牡丹にもありましたね「羽衣」。
  
「天国の香」。
名前からして匂いのある品種だと思いますが、鼻を近づけられる距離じゃなく未確認。

大紅(おおくれない)

2010年04月25日 | 椿・サザンカ
4月4日に横浜市のこどもの国・椿の森で咲いていたツバキから2種。
  
昨年のうちにブログに載せていたと思っていた「大紅(おおくれない)」。
朱紅色の一重で椀咲き、筒しべの大輪。花期は4月。神奈川県海老名市に原木がある。
花芯の雄しべは先細りで端正。鮮やかな朱紅色の大柄で肉厚な花が存在感を際立たせている。
  
そして今年も紹介し損なうところだった「朝日大手毬(あさひおおでまり)」。
極淡桃地に弁端は淡紅色のぼかしが入る八重~牡丹咲きの割しべ、大輪。花期は4~5月。
大きな樹ではないが本数もそこそこ多く花つきもいいので、この時期に目立つ一種。

大阿蘇

2010年04月24日 | 椿・サザンカ
薬師池公園で撮っていた肥後ツバキを2種。
  
4月3日にようやく状態のいい花に会えた「大阿蘇」。(2枚目はフラッシュ発光で色あいが違ってます)
桃地に濃紅の小絞り、白覆輪の入る一重、平開咲き。梅芯の大輪。花期は3~4月。

ここのは小絞りが入っている花は少なく、この一輪にだけ絞りが見られました。

  
今年になって初めて撮影できた「白楽天」。調べたところ「肥後白楽天」というようです。
白の一重、平開咲き、梅芯の中・大輪。花期は3~4月。弁は反曲し、花糸は黄白。新司錦の枝変り。
実は薬師池公園より前に、茅ヶ崎の氷室椿庭園で3月22日に撮っていたのですね(2枚目の写真)。
サザンカにも「白楽天」があり、こちらは「2009年11月6日」に紹介していました。

キンチャクソウ(巾着草)

2010年04月23日 | 
川崎市緑化センターから。
  
「カルセオラリア」は南米、ニュージーランドなど原産のゴマノハグサ科の多年草。
寒さに弱いため、園芸上は一年草として扱われ、鉢植えで利用されている。
開花期は3~5月。花色は赤、黄、白で複色花もある。
別名のキンチャクソウ(巾着草)は花弁の下側が袋状になっているのを巾着に例えたもの。
カルセオラリアはラテン語で小さな靴(スリッパ)の意。
1枚目の写真、落ちた花弁がセサミストリートにでも出てきそうなキャラに見えたのですが…
  
「ペラルゴニウム」はフウロソウ科ペラルゴニウム属でゼラニウムの同属。
花色は赤、紫、青、白、ピンクの他に派手な色彩の複色花があり、ゼラニウムよりも華やか。
開花期は3月~6月。別名がナツザキテンジクアオイ。
  
「シネラリア」は北アフリカ、カナリヤ諸島原産のキク科の植物。開花期は3月から5月頃。
こちらも赤、紅、紫、青、白、ピンクなど花色は多様で、蛇の目や単色の花がある。
別名がフウキギク(富貴菊)、フキザクラ(富貴桜)。
花屋さんでは名の雰囲気がよくないので「サイネリア」と表示されることも多いそうです。

サクラソウ

2010年04月21日 | サクラソウ(桜草)
4月18日は川崎市緑化センターへ。ちょうどサクラソウ展を開催していました。
  
まずは「春の雪」と「神代の雪」。
この2種は2008年4月23日に載せています。
金曜日の帰りは深夜。みぞれが降っていて道路はシャーベット状でした。いちおう春の雪ということで。
(前回載せた2008年といえば、6月にハードディスクがイカれてしまい、サクラソウや、バラ、
ハナショウブなど1月から6月までの撮影データがほとんど消滅した年でした)

こちらは、ちょっと気になった「桜川」の鉢。2株あって前(右)と後ろ(左)で違う花が咲いていました。
  
位置をを代えて撮ったものをそれぞれアップで。

幸い、もう一鉢「桜川」があって、これから見ると前にあったのが桜川のようです。
で、後ろのはと調べたら「野生種(野辺山)」じゃないかと思われます。
2008年前半のデータはブログにUPしたものだけしかありません。またまた

御衣黄(ぎょいこう)

2010年04月20日 | 
4月17日の町田ぼたん園内・憩いの広場に植えられた木を。
  
「片丘桜(かたおかざくら)」。
昭和20年5月に長野県塩尻市片丘の山林で発見された片丘桜は自生地が山火事に遭い消失、
幻の桜となりました。片丘ザクラ保存会の努力で、東大理学部付属植物園日光分園に移植
されていた一本の木から百数十本がふる里の地に蘇ったのだそうです。(園内説明板から抜粋)

いくらか咲き始めていたのが「御衣黄(ぎょいこう)」。
江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのがはじまりと言われているサクラの栽培品種。
花弁数10から15程度の八重咲き、花弁は肉厚で外側に反り返る。
葉緑体によって緑色の花を咲かせる唯一のサクラであるが、散る頃にはかなり赤くなる。
同じく葉緑体をもつ「鬱金(ウコン)」のほうは量が少なく黄色の花を咲かせる唯一のサクラである。
  
「近畿豆桜(きんきまめざくら)」。
花弁は5枚で花色は白。近畿、中部、北陸地方に分布。花期は3月下旬~5月上旬。

花遊

2010年04月19日 | 牡丹
4月17日の町田ぼたん園。
  
園内には前夜降った雪が残り、咲いていた「雪連(せつれん)」もビックリしたでしょうね。
さて、前回に続きブログ初登場のボタン3種の紹介。

「今紫(いまむらさき)」ネットで検索しても牡丹については見つかりません。
辞書では「(近世、古代紫に対して)近代の紫色。青みがちのさえた紫色という」とあります。
他には、明治時代の遊女・舞台女優、とか、南会津のどぶろくの名前がでました。
  
こちらは「薬用牡丹(やくようぼたん)」の名札がありましたが、品種名なのでしょうか。
牡丹の根の樹皮部分は漢方薬の原料になり、消炎・止血・鎮痛などに効くそうです。

「花遊(はなあそび)」はピンク色が鮮やかな八重の半抱え咲き。

この日いちばん多く咲いてたのは「初日」、次いで「越後獅子」。他には「寒桜」「台木牡丹」。

町田ぼたん園

2010年04月18日 | 牡丹
4月17日、降り続いていた雨が昼前に上がり、陽射しも出てきたので午後1時過ぎに町田ぼたん園へ。
行く前に4月16日(金曜日) 現在のボタンの開花状況を調べたところ開花数は50株ほど。
先週の予想どおり無料公開でしたが、過去2年で撮影していなかったのが何種かありました。
その中から中国牡丹を4種。
  
「大金粉(だいきんぷん)」。大輪で、紫紅色から淡桃色に変わる。

「洛陽紅(らくようこう)」。
名前のとおり洛陽で多く栽培されている。耐寒耐湿性で育てやすい紫紅色の品種。
花型はバラあるいは菊に似ている。
  
「鳳丹白(ほうたんぱく)」。
白色で淡い桃色を含む一重咲き。花盤は赤みを帯びた紫。

「玉桃春(ぎょくろうしゅん)」白色、手まり咲き、中輪。と品種説明のプレートにはありました。
桃を“ろう”と読むのかなぁ、花色は桃色だし…と調べたら、
日本ぼたん協会のページに「玉楼春(ぎょくろうしゅん)」でピンクの花が載っていました。

このほかに咲いてたのは「似荷連」「酒酔楊妃」「桃花正雪」。

玉手箱

2010年04月17日 | 椿・サザンカ
4月3日の町田市・薬師池公園の椿園から。
  
「玉手箱」。データがないのでネットで調べたところ江戸古種と中部の2種ありました。
江戸古種は白、宝珠咲き、八重、割しべの中・大輪、晩春咲き。1829年の本草図譜記載。
中部の玉手箱は紅の細筋がわずかに入り、筒しべということから、ここのは江戸のほうかと。
  
玉手箱は開けちゃいけないよと登場させたのは「不開錦(ふかいにしき)」。
こちらは検索しても見つけられませんでした。
2枚目の写真のようにほとんど花弁が開かないところから名付けられたのではないかなと推測しましたが…。

桃園錦

2010年04月16日 | 椿・サザンカ
4月3日の町田市・薬師池公園の椿園から久留米産のツバキを。

「桃園錦」は桃地に濃桃色の大小絞りが入る八重、筒~割しべの大輪。花期は3~4月。
広楕円形の花弁12枚ほどが三、四重に重なり、内に抱えるように開いてゆく。
その後、平開し、外弁はゆるく反曲する。

「御代の栄(みよのさかえ)」は今シーズンになって初めて撮影した品種。
淡桃地に紅のぼかしが入る一重、椀咲き、筒しべの中輪。花期は1~3月。

「久留米源氏」は濃桃地に白絞り・白覆輪が入る牡丹~獅子咲きの大輪。
白花や赤花も出るとのこと。ここの樹は毎年3月末前後に花が咲くようです。