賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

アラン・ティッチマーシュ

2010年05月31日 | バラ
生田緑地ばら苑からイギリスのオースチン作出のイングリッシュ・ローズを。
  
「アラン・ティッチマーシュ」は2006年の作出。中のほうが濃いピンク色をしている。
中くらいのオールドローズ香があるそうです。
  
1989年作出の「スイート・ジュリエット」。5輪前後の房咲きで、ティー系の香りがある。
アプリコット色がかったオレンジ色の中輪でカップ咲きからロゼット咲きに変わる。
  
「スピリット・オブ・フリーダム」は2005年作出。香りはフルーツ系。
花弁数の多いカップ咲きで、咲き進むにつれて淡いピンクからライラックピンクに変わっていく。

コンテス・ヴァンダル

2010年05月30日 | バラ
5月22日の生田緑地ばら苑からオランダで作出されたバラ。
  
「コンテス・ヴァンダル」は1932年作出のハイブリッド・ティー。
半剣弁高芯咲きで花弁の表側はサーモンピンクで裏は銅色がかった濃桃色。
弁質は厚く花弁数は30枚位。
  
「ホット・ファイヤー」は1995年に作出されたフロリバンダ。丸弁半八重咲きで房先になる場合が多い。
オレンジ色に白覆輪と刷毛目模様が入り、中心は黄色。高温期にはオレンジ単色になる。
花つきはよいということですが、まだ若い株みたいで今年の花は少ないようです。

レディ・ローズ

2010年05月29日 | バラ
5月22日の生田緑地ばら苑からドイツで作出されたハイブリッド・ティーを3種。
  
「レディ・ローズ」は1979年にコルデスが作出。
明るい朱色の剣弁高芯咲き。若葉は赤みがある。花茎が短くコンパクトで鉢栽培にも向く。
  
同じくコルデスが1963年に作出した「ヴィナー・チャーム」。
濃オレンジ色で剣弁高芯咲きの巨大輪。香りは微香。1輪咲きで花つきはあまりよくない。
条件によって花形が乱れやすく開花後は退色する。美しい花だが栽培はややしにくいとのこと。
なお、NHK出版「バラ大百科」では「ヴィーナー・シャルメ」 “Wiener Charme”で掲載されています。
  
黄色の剣弁高芯咲き「ランドラ」はタンタウが1981年に作出。香りは中くらい。
かつては黄色系の代表品種だったそうです。

エクスプロワ

2010年05月28日 | バラ
5月22日の生田緑地ばら苑からフランスのメイアン作出のバラ。
  
つるバラの「エクスプロワ」。緋赤色の半剣弁平咲きで数輪の房になって咲く。
花つき、花もちともによく、退色しない。赤系のバラとしては最も色の美しい品種の一つ。
   
参照しているNHK出版「バラ大百科」の作出年は1985年…、ばら苑のプレートは1984年。
何となく昨年春のばら苑のデータをチェックしていたら、プレートが新しくなっているのに気付きました。
前のプレートの作出年は1987年。84年か85年か…私にはどちらでもいいことなのですが…
こちらの花は昨年春の「エクスプルワ」です。プレートは作出年と花名の表記が代えられていました。
プレートも新しいものになり苑内の整備も進められて「ばら苑募金」が役立てられているのが分かります。
何よりもボランティアの皆さんのお力に大感謝ですね。

  
もう一種は「リュータン」。
1987年に作出されたミニチュアバラ。ローズ色の丸弁平咲きで花つきがよい。

イントゥリーグ

2010年05月27日 | バラ
5月22日の生田緑地ばら苑からアメリカで作出されたバラを3種。
  
1982年にJ&P社で作出されたフロリバンダの「イントゥリーグ」。
大きな花壇の中にようやく通路が整備され、鑑賞しやしくなった一角にありました。
赤紫色の半剣弁抱え咲きで数輪の房咲きになり花数は多い。強い香りがある。
低温期は色合いが濃厚になり、高温期は赤みが強くなる。

「オクラホマ」は1964年作出のハイブリッド・ティー。
濃黒赤紫色の半剣弁高芯咲き。早咲きで強い芳香がある。
「パパ・メイアン」と同じ交配だが、こちらのほうがコンパクト。

1960年に作出されたつるバラの「ロイヤル・サンセット」。
アプリコット色が少しのったようなオレンジ色で開花後は退色していく。
弁端は波打ち、ゆるいカップ状に咲く。ダマスク系の香りがある。

紫玉(しぎょく)

2010年05月26日 | バラ
5月22日の生田緑地ばら苑からオールドローズを2種。

「紫玉(しぎょく)」はオールドローズのガリカ系に分類されている。
19世紀後半に日本で実生から誕生したようで、明治時代は貴重な品種として栽培されていた。
  
赤紫色の小さな花弁が盛り上がってポンポン咲きになり、咲き進むにつれて紫色が増してくる。
ダマスク系の強い香りがある。
  
「ハリソンズ・イエロー」は1830年にアメリカのハリソン氏が作出。ばら苑ではフェンス仕立てになっていました。
咲き始めはカップ咲きで、やがて外弁が反り返るように開く。香りは中程度。細く尖った鋭いトゲが多い。
(説明部分はNHK出版「バラ大百科」を参照しました)


生田緑地ばら苑

2010年05月25日 | バラ
5月22日。予定していた用事が中止になり18日から開苑した生田緑地ばら苑へ。

ばら苑は日曜日の予定だったのですが雨予報が出ていたのでこれ幸いと繰り上げ出陣。
大勢の人出でした。

今年はいろいろな花の開花が遅めなのであまり期待はしていなかったのですが、
つるバラのコーナーもごらんのようにたくさんの花。

前日の気温の高さで一気に咲いたのでしょうか。
人気のロイヤルコーナーも華やいでいました。

バーラ、バーラと覚えたての言葉を繰り返す幼子を甘い香りがつつみこみます。
記念写真をお願いする声があちこちで聞こえ、私も2回頼まれました。

最初のパノラマ写真には入っていない裏門側の花壇はこんな様子。
中央の赤いのは「カクテル」です。

オフェリア

2010年05月24日 | バラ
5月16日の町田市・野津田公園「ばら広場」で撮った「オフェリア」に関連した品種を。
過去に何度か訪れ、すでに撮影したことがあると思って調べたら今回が初のようでした。
  
「オフェリア」は1912年、イギリスのW.Paulが作出、現在につながる多くの品種の交配親となっている。
アプリコット色をやや含んだ淡桃色で、花弁の基部に黄色いぼかしが入る。
整った剣弁高芯咲き、中大輪のハイブリッド・ティー。花弁数は約25枚、芳香は強い。

「デンティ・べス」はオフェリアを交配親として1925年にイギリスで作出された。
紫がかった桃色の一重平咲きで花芯は赤紫色。花径は約10cm。(昨年春に撮影)

こちらは、つるバラの「ミセス・ピエール.S.デュポン」。
オフェリアを交配親とする同名のハイブリッド・ティーの枝変わり。(昨年春、生田緑地ばら苑で撮影)
  
「マダム・バタフライ」はオフェリアの枝変わりで、1918年にイギリスで作出された品種。
1枚目は昨年春、2枚目は昨年秋に生田緑地ばら苑で撮影したものですが、違う品種かと思っちゃいますよね。

たそがれ

2010年05月23日 | バラ
今回も町田市・野津田公園の「ばら広場」から、日本で作出したバラを。
  
ラベンダー色の「たそがれ」は半八重咲きで花弁の縁は浅く波打つ。
1970年に小林森治氏が作出したフロリバンダで、かすかな香りがある。
花もちはあまりよくないが花つきがよく大房になって開花する。
  
こちらの1枚目は「真珠」。1976年作出のハイブリッド・ティー。もうちょっとというところですね。
2枚目の「うらら」はブログ2度目の登場。花数はまだ少なかったですが整った花姿でした。
  
「高雄」も一度紹介しています。
そのときは黄色い花でしたが今回のは咲き進むと弁縁から緋赤色へ変化するという感じが出ています。

伏見

2010年05月22日 | バラ
5月16日の町田市・野津田公園の「ばら広場」から、日本で作出したバラを3種。
  
「伏見」は1987年に京阪園芸で作出したハイブリッド・ティー。花つきが良く微香がある。
  
剣弁高芯咲きのハイブリッド・ティー「初雁(はつかり)」。
白地に濃いピンクの覆輪が入る。安田祐司氏が1994年に作出。
  
「平成」はデータが見つかりませんでした。
この日開いていたのは一輪だけ。2枚目は昨年5月30日に撮っていたものです。

万葉

2010年05月21日 | バラ
5月16日の町田市・野津田公園の「ばら広場」から、京成バラ園芸の鈴木省三氏作出のバラを。

四季咲き中輪のフロリバンダ「万葉」。
  
濃い杏色~オレンジ色。波状弁平咲き。花径が10cmと中輪系としてはやや大きめ。
花弁数は30枚で微香がある。1988年に平林浩氏と作出した品種。
  
1987年に作出した四季咲き大輪のハイブリッド・ティー「春芳(しゅんぽう)」。
花径12cmほどで強くさわやかなオールドローズの香り。
直立性が強く横に広がらないので鉢植えに適す。

1966年に作出したハイブリッド・ティー「聖火」。
白地に濃ローズの覆輪、半剣弁高芯咲き。花径約13cm。微香。
2年前に生田緑地ばら苑のものを載せていますが、もたれて甘えてる感じが可愛らしくて…。

エナー・ハークネス

2010年05月20日 | バラ
5月16日は町田ぼたん園のあと野津田公園の「ばら広場」へ。
いつもの年に比べ開花は遅れ気味とのことでしたが、思っていたよりは咲いていました。

今年のバラで最初に登場するのは「エナー・ハークネス」。
  
朱紅色の四季咲き、ハイブリッド・ティー。八重咲きの巨大輪でダマスク系の強い香りがある。

オールドローズのブルボン系「ブルボンクイーン」は桃色、八重の浅いカップ咲き。
  
シュラブに分類される「ゴールデン・ボーダー」はレモンイエローの丸弁カップ咲き。
咲き始めは色が濃く、開くにつれて淡い色に変化する。花つきがよく大きな房咲きになる。

和芍薬

2010年05月19日 | 牡丹
5月16日の町田ぼたん園から。
(有料開園期間は9日で終了して現在は無料開園になっています)

和芍薬。
  
洋種のシャクヤクが圧倒的に多い中で、「和芍」「和芍薬」のプレートがついたのが3箇所にありました。


園内ではここ一箇所だけに植えられていると思われる「ロゼアプレナ」。
咲いていた花がそれぞれ色合いが違っていました。
  
咲き進むと色が変化するのでしょうか。ネットで検索してもデータはヒットしませんでした。

長らく引っ張った今年の「町田ぼたん園」も今回で終えます。
ブログに掲載した牡丹と芍薬は200種を超えました。

コーラルチャーム

2010年05月18日 | 牡丹
5月5日に町田ぼたん園へ行ってから休日は用事が重なり、撮り溜めた牡丹で息つなぎ。
ようやく16日にぼたん園を再訪できました。

園内はすでにシャクヤクの世界に衣替え。まずは「コーラルチャーム」から。

赤サンゴ色、巨大輪のセミダブル咲き。
「コーラル…」は何種かあり、これもすでに掲載していたものとばかり思っていましたが、初登場です。
  
こちらも紹介済みと思っていた「フレーム」。明るい桃紅色で一重咲きの中輪。
 
こちらは2008年に一度紹介している「スカーレット オハラ」。
色合いの違うのが混在していて、咲き進むと桃色に変わっていくようです。
  
園内あちこちで咲き揃い、ひと際目だっていたので、御褒美に再登場させました。

緋の扉

2010年05月17日 | 牡丹
町田ぼたん園から。前回の最後が岩戸でしたので、今回は扉でスタート。
  
「緋の扉」は緋赤色の細弁、八重咲きの大輪。

「美玉」。ネットで調べたら、赤、八重・中輪。別名「緋の扉」とありました。
  
園内の数カ所に植えられている「貴婦人」。そのうち3カ所で唐傘が掛けられていました。
係りの人も、名前に負けてついつい…というところでしょうか。
  
唐傘が掛かっていたのを続けて「新潟明石潟」。
花盤は白、淡い赤紫色が入る。千重、大輪。内側の花弁が少し波打つ。
関西から明石潟として新潟に持ち込まれた台木から生じ、誤って明石潟と呼ばれるようになったそうです。
  
そしてもうひとつが「豊麗」。鮮やかな紫色で千重の大輪。