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大塚国際美術館 in 徳島県鳴門市 規模、作品数、コンセプトに圧倒されるレプリカ美術館です

2017年01月02日 | 美術館・アート

念願だった、噂の大塚国際美術館に行ってきました。

四国の徳島県鳴門市にある美術館。

駐車場は、他府県ナンバーのクルマばかり・・・。

京都、大阪をはじめ、品川、練馬、そして宮城ナンバーまでありました。

地元の大塚製薬が造った美術館・・・創業75周年記念とのことです。

企業のメセナ、フィランソロピーで、ここまで大規模な取り組みは珍しいと思います。

この大塚国際美術館・・・すべての作品がレプリカ。

贋作、にせものです。

陶板という技術で、板に焼き付けた実物大の作品。

(この陶板のテクノロジーにより2000年は耐えられると言われています)

この技術は、数十年前に大塚グループの会社が持っていたもので、そのインフラを最大限に活用するというのが、素晴らしいと思います。

ニッポンの匠の技が美術館という舞台装置で花開きました。

ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の実物大からスタート。

その巨大さに圧倒されます。

綾部さんが、この美術館の広報部長に就任しています。

がんばれ!

フェルメールの部屋もあります。

有名な「真珠の耳飾りの少女」・・・。

手が届く距離で鑑賞できます。

世界史の教科書に載っているアレキサンダー大王・・・。

その数、1000点を超えています・・・すごい数です。

普通の美術展では、100点ぐらいの展示ですので、その十倍。

館内を、5キロぐらいは歩く感じです。

展示室の総面積で言えば、国内最大だと思います。

瀬戸内海に隣接ししているということもあり、環境、美観をキープするための構造。

地下3階、地上2階のアーキテクチャになっています。

系統展示として、古代、中世、ルネサンス、バロック、近代、現代という6つのジャンルで構成されています。

ルネサンスあたりまでくると、ちょっと疲れてヘロヘロになります・・・笑。

展示作品の半分は、キリスト教、イエス・キリストをモチーフにしたものでしょうか?

改めて、ヨーロッパの土台が、キリスト教であったことを再認識した次第です。

入場料も、ちょっと破格。

おとなで、3240円、大学生で2160円、小中高生で540円。

どこかで見たことのある絵画が、目の前に・・・。

この美術館。

監視員がいません。

ストロボをたかなければ、撮影OK。

作品に触る人までいます・・・たぶん本当はいけません・・・笑。

世界の美術作品、芸術作品を身近に感じ、鑑賞するには、ベストな美術館だと思います。

ただ、3時間かけて、すべての作品を鑑賞した感想としては、ちょっと無機質、機械的な疲れを感じたということ・・・。

アートミュージアムの持つ独特の空間、雰囲気、匂い・・・それらを切り落としたスペースでした。

ゲルニカも、なかなかの圧巻でした。

現代に入ると、アート絵画の歴史も学ぶことができます。

アンディ・ウォホールの傑作・・・。

百聞は一見にしかず・・・。

一度は訪れたい大塚国際美術館です。


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ウィーンフィルのニューイヤーコンサート2017 グスターボ・ドゥダメルさんのラテン的な棒振りに感激!

2017年01月02日 | 音楽

2017年の元旦も、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団ニューイヤーコンサート2017を満喫することが出来ました。

NHKの生放送で、ウィーンの楽友協会のコンサートをライブで鑑賞できる・・・本当に幸せです。

今年の指揮者は・・・

南米ベネズエラ出身のグスターボ・ドゥダメルさん。

しかも、35歳・・・史上最年少のウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮者に選ばれました。

ラテン系の明るいノリとダイナミックな棒振りには、無限の可能性を感じました。

いたるところで、指揮者ドゥダメルさんの笑顔。

ウィーンフィル創設175年を飾る今年にふさわしい、新しい血の投入。

歌舞伎や狂言の世界と同様、ウィーン学友協会もクラシック界の新しい未来を切り開くためのチャレンジだったのだと思います。

ドゥダメルさんも、コンサートマスターや楽団員に、かなり気を使っていました(笑)。

そりゃそうですよね。

若干35歳で、世界最高峰のウィーンフィルで振るのですから・・・。

 

美しく青きドナウ」では、ウイスキーがほどよく回り、「ラデッキー行進曲」では思わず手拍子してしまいました(笑)。

魅惑のウィーンフィル・・・最高の贅沢です。

ブラボー!

 

来年の指揮者は、リッカルド・ムーティさんとのこと。

小学生の頃、ムーティさんの振るウィーンフィルをライブて観たことがあります。

巨匠カール・ベームさんが存命の頃、ベームさんといっしょに来日。

東京公演はベームさんが指揮、地方公演はムーティさんが指揮。

当時のムーティさん・・・熱きイタリアンのイケメン・・・ラテンの血が騒ぐ情動的な指揮が魅力的でした。

今では、クラシック界の重鎮として活躍されています。

一糸乱れぬアンサンブルを醸し出すウィーンフィルの技・・・。

来年のムーティさんの指揮も楽しみです。


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