能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う 詩的で素敵なタイトル 2月18日にリリースされるアメリカ映画

2017年01月29日 | 映画
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う・・・

詩的で素敵なタイトル・・・
2月18日にリリースされるアメリカ映画のタイトルです。
(「思う」ではなく、「想う」というのが、いいですね)


青山通りの路地裏にある青山ブックセンターの店頭でのプロモーション・・・。
この本屋さん、人通りも少なく、ちょっと目立たない場所にあるのですが・・・笑。

原題は、「Demolition」。
英語で、破壊とか粉砕という意味です。

それが、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」・・・ほんと、ロマンチックな意訳です。
冬季五輪の記録映画が、「白い恋人たち」というタイトルになったぐらいのインパクトです(笑)。

広告代理店に勤務していた若き日・・・米国から一本の映画が入ってきました。
ウーマン・イン・レッド
ワーナーブラザーズ映画会社は、基本、ドンパチもの・・・アクション映画。
そこに、色恋モノの映画が入ってきました。
狂喜乱舞!

さらには、そのテーマソングが、スティーヴィー・ワンダーが歌った名曲「心の愛(I Just Called to Say I Love You)」。

「ウーマン・イン・レッドというタイトルでは、絶対売れません!!!」
強く強く訴えたものの、しょせん、ペーペー。
平社員の声は、届きませんでした・・・嗚呼。

テレビスポットもなく、「ウーマン・イン・レッド」という謎のタイトルにお客さんは誰も関心を示さず・・・涙。

これは、イカン!
小職としては、全国区の花屋のチェーンに飛び込み、封切りの初日には、赤いパラの花を女性限定でプレゼントという企画まで取り付けました・・・。

有楽町のマリオン、新宿のミラノ座、渋谷のパンテオン・・・。
(上司からは、勝手に動くなと大目玉・・・説教部屋・・・涙・・・でも、ワーナーブラザーズ映画会社の宣伝部長からは大絶賛!)

が、・・・興行成績は、ボロボロでした。

それだけ、映画のタイトルというのは重要です。
せめて、「心の愛」だったら、二倍のお客さんが入っていたはずです・・・。
情に訴えかける切り口のタイトルが大切なんです。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

内容は、イマイチのような気もしますが、あえて、このタイトルをつけた・・・そこは買いたいと思います。
この映画のストーリーは、愛する妻が亡くなり、とにかく何でも破壊し始めるちょっと過激な旦那のストーリー・・・結構ラジカルです。


上映日:2017年02月18日
製作国:アメリカ 2015年製作 / 上映時間:101分
監督・・・ジャン=マルク・ヴァレ
脚本・・・ブライン・シップ
キャスト・・・ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツクリス・・・

あらすじ
妻が死んで気がついた。
彼女のことは、よく知らない。
僕はあまりにも君に無関心だった。
自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを抱え、身の回りのあらゆるもの―妻のドレッサー、パソコン、冷蔵庫、そして自らの自宅までを壊し始めたディヴィス。
すべてをぶち壊してゼロにする。
“破壊”を経て辿り着いた、人生で本当に大切なものとは?
喪失と哀しみ、そして再生への旅路を描いた物語。

ロードショーを見に行こうと思います。

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