萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚351

2015-03-23 01:30:07 | 雑談寓話

「カワダちゃん孤立しちゃってるよ、どうせ辞めるからって気にしないんならソレでいいだろうけどさ?笑」

って城戸さん(仮名)に言った@サシ飲み会

「え、孤立?」
「気づいてないんだ?御曹司クンのことは小さいこと空気シッカリ読んでたのにさ、婚約者のことは読めないんだな、笑」

なんて応答に城戸さんは驚いた貌をして、
そんな貌に「空気シッカリ読んで」が自己保身だって染みた、

城戸さん=花サンの同期と結婚予定、かつ御曹司クンとXXX的あれこれあった先輩

なんて立場から言えば「空気シッカリ読んで」は自己保身に重要なんだろう?
そんなこと思い出しながら久しぶり言ってみた、

「カワダちゃんはね、城戸さんと付合ってたことで同期から反感を買っちゃいましたよ?嫉妬と秘密の裏切りって感覚かな、笑」

こういうメンドクサい展開は職場恋愛ならではだ?
こんな事態に呆れるテーブル越し、ビールグラス片手に城戸さんは言った。

「秘密の裏切りって、職場恋愛を内緒にしてたことが裏切りってこと?」
「女の子論理ではあり得るよね?笑」

つい笑って言った先、生真面目イケメンは首傾げこんで、
解らないなって貌のまま城戸さんは言った、

「人が誰と恋愛しても自由だろうに、なんで内緒が裏切りになるんだ?」

ホントその通りだよね?
そう想ったまんま言ってみた、

「だったらね、御曹司クンが誰と恋愛しても自由って言える?」

これがイチバン効くだろうな?
そのとおり城戸さんは溜息といった、

「あー…ごめん、俺も同じことやってるよな?」

気づいてくれた、これで話も早いだろう?

多角形な人間関係に↓
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