萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

黎明×Rene Char

2022-02-28 23:54:00 | 文学閑話翻訳詩
括られない燈、目覚めの旅
燈の旅人×Rene Char


黎明×Rene Char

Nous n'appartenons à personne sinon au point d'or de cette lampe inconnue de nous,
inaccessible à nous qui tient éveillés le courage et le silence.
僕ら括られない人間の唯ひとつ まだ知らない黄金ともす燈の終止符、
勇気と沈黙を目覚めさせたままで僕らを辿りつかせない。
【引用詩文:Rene Char『Feuillets d’ Hypnos 』抜粋自訳】 


第二次大戦下、占領軍に対するレジスタンスが詠んだ詩。
撮影地:神奈川県2013.5

この詩が載る『イプノスの手帖』は覚書のようなカンジですが、生きる意志と理性と感情が綴られるようでドキッとさせらるなあ思います。
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