よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

竹・竹・竹。

2021年10月22日 | 農家の風景。

晴れたり雨だったりの秋空続き。

朝の冷え込みもキツくなってきたのもあり、

タイミングが出来たので、竹トンネル設置。





扱いやすい太さではなく、ちょっと力が必要なくらいが設置してみるとガッチリして安定感もある。

小さい頃はこうやって近所のじいちゃんばあちゃんが作って使っていた風景を思い出します。

けれど就農した頃、いざ必要になると、

便利で形も揃って扱いやすい!





と、こんな市販のプラスティックの鉄入り?のやつを買って増やすのに注力していた気がします。

実際使ってみるともたない。捨てるのに気を使う。。。といいこと少ない。




時を経て、


ちょっとの手間で作れてしまう、

ダメになったら土に還せる、

と、あの頃のじいちゃんばあちゃんと同様に、あの頃のじいちゃんやばあちゃんとはきっと、違った理由で竹を使う。竹に落ち着く。



不思議なものだなー。






給食配達帰り、気分転換に市民ギャラリー緒絶の館で開催中の【たけくらべ】へ。







暮らしと共にあった竹工芸、道具から、









遊び心溢れるおもちゃ、アート作品まであり面白かった。勉強になりました。

中でも岩出山のザルと共に展示されていた作品。




その作家の方はよく知る人だった。

イベント販売を渡り歩いてばかりいた頃、

よく一緒に出展されていた竹製品屋のおじいちゃんでした。

それこそなんでもやのように、あらゆる竹製品を持ち歩いていて、

いつも元気なおじちゃんでした。

当時は仕入れたのを売ってるんだなーくらいにしか思ってませんでした。







おー、あのおじちゃん凄げーなー!

こんなの編めるんだ!!立派な職人なんだなー!


と驚きつつ一つ一つ見ていき、プロフィールを見てまた驚き。

7年前にお亡くなりになっていた。。。

元気な印象しかなかった分驚きました。

まさか自分が竹細工を編むことになるとは思ってもおらず、

今お元気だったらそれこそしつこいくらいにコミュニケーションしたがったに違いない。

なんとも残念。

展示の作品は編み方が想像出来ないくらいに見たことのない、創造的な作品でした。


まだまだ趣味の域を出ない自分の竹細工だけれど、今の時代に問いかけられるモノを作ってみたいものです。




夕方納品に出ると、イノシシ群。



20頭くらいいた。

何より驚くのは、車が近づいても、ライト点いててもまったく動じない。

慣れてんだなー。

最近、見かける群れの頭数がとても多い。

被害が甚大になってくわけだ・・・



こっちの群れの方がいいな。