よっちゃん農場という屋号で自営業を始め、初めて賞をいただきました。
県の掲げる「食材王国みやぎ」推進で活動表彰があり、
地産地消部門で大賞を受賞いたしました。
個人事業、家族経営の農家でこんな賞をいただけるとは考えたこともなく、
昨秋に推薦いただいて応募したものの、紹介する機会をもらった、くらいにしか思ってませんでした。
ありがたいやら恥ずかしいやら表彰式へ臨んでまいりました。
激励に来てくれた河北新報・畠山さんに撮ってもらいました。
スーツは着たくなくて、うちらしいのをとカミさんの友人に羽織を作ってもらいご満悦。
会場では右も左もわからず20年前に「よっちゃん農場」を掲げて右往左往していた頃、
何かと助けてくださった当時の担当職員の方と再会できたり、これまでお世話になった方々、お世話になっている方々も激励くださりうれしい時間でした。
何より、推薦いただいてから資料全般の作成からなにからなにまでバックアップ頂いた
大崎普及センターの石川さんに感謝感謝です。
うちは農家としてはとっても小さく、
地元でも一見、何やって食ってるのかわからない見られ方もしています。
それでも始まりは自分なりに農業をベースになんとか専業でやれる道を模索しながら
今に至り、振り返れば6次化なんて呼ばれてますが、
生き残る術を駆使した結果がそうなだけです。
今でも決して平坦ではありませんが、
思い起こすと、お金には恵まれませんが
人のご縁に恵まれてるなーと、つくづく思います。
それに尽きます。
特に始めた頃は家庭の事情で膨大な負債もあったり、はじめて間もなく母よっちゃんが急逝してしまったり、
どうすっぺ・・・・という究極の場面でお客さん始めたくさんの人に支えられ助けられて来ました。
そんな中で、核であるよっちゃんなんばんを始めとする加工品を続けてこられ、
作りたかった、カミさん主体のお弁当事業も育ててこれ、
震災経験して、もっかい原点から手を入れたいと、
風景である山の竹林事業まで視野を拡げることができているのはとってもありがたい、感謝しかありません。
大きくするつもりも、社長になるつもりもないよっちゃん農場ですが、
「よっちゃん農場にできるならうちでもやれるんじゃない!?」
そんな刺激、選択肢、可能性を感じていただければなーと、
今回の受賞を機に思いました。
小さすぎて、そんなことぐらいしか貢献できないかも、と。
田舎、地域に生きて、お金のためのこともそうでないことにも手をつけています。
どれも大事だけれど、いちいち自分なりに悩み取捨選択して精一杯生きています。
事業家としては3流以下だと思ってますが、やっぱりそれが「自分の生きる道」。
それしかできないので自分なりにこれからもカミさんと笑いながら続けてい行きたいと思ってます。
お客さん、取引先、地域の仲間のみなさま、
今後ともどうぞよろしくお願い致します!