2発目。
500円のユカタが飛ぶように売れています。
けれども、なぜか、1枚だけ残りました・・・
これもある意味、遠慮のカタマリなのでせうか?
(売れば売るほど損をするという、不思議な商売をしています。感謝の気持ちを価格に代えて・・・店主 拝)
さて、続きです。
お昼を食べ終わって2時近く。
ここ下諏訪から蓼科までは遠くありませんが、あたしの癖として、初めてのところは宿をまず確認して、その後あらためて余った時間をどう過ごすかという算段をするのでありますね。
ということで、とりあえず宿泊地となります蓼科グランドホテルへ直行いたしました。
知らぬ土地では、道がなかなか複雑なのでありますね。
だから、途中何度か、道に迷いましたよ。
大まかな方向は合っていても、一点を目指す時、往々にしてこういうことはあるのです。
ナビがあると、こういうことはないのかもしれませんが、ナビを頼りに走ると、道の途中の思い出が作れない気がしています。
右か左か?と迷った所で、空を見上げて、太陽の方向から東西南北を考える時、あたしはその地点を思い出として記憶できるのであります。
そして、そんなところに旅のおもしろさを感じているのです。
フラフラとしながらも、しばらく走って、それでもやがて到着いたしました。
それでもまだ3時前。
玄関脇に亀太郎を止めますと、ホテルから男の人が出て来ました。
「チェックインは3時からなんです・・・」
少し早すぎるようですね。
あぁ、そうですか・・・とお返事をして、そこからしばらく時間つぶしの計画を立てることにいたしました。
そのホテルのそばには、蓼科湖と白樺湖があります。
めぼしい所は良くわかりませんが、蓼科湖畔には、美術館らしきものもあるようです。
そこで、あらためて亀太郎と発進いたしました。
まずは、白樺湖へ行ってみます。
う~ん・・・湖がありました。(当たり前)
気の向くところが見つけられず、では次は蓼科湖です。
・・・蓼科湖到着。
駐車場に亀太郎を止めますと、何か聞こえてきましたよ。
「ボクと一緒に、遊ぼうよ!」
それは、あたしの子供たちが小さな頃に聞いた覚えがあります、アンパンマンの声ですた。
声のする方へと向かってみますと・・・
アァァァァ! いたっ!

な、な、なつかすぃ~!!!
アンパンマン、バイキンマン、カレーパンマン、そしてドキンちゃんが、そこにたたずんでおられますた。
フッと、子供たちが小さな頃の思い出が甦りましたね。
そして、相変わらず、テープレコーダーなのか、アンパンマンは例の言葉を繰り返すのでありました。
「ボクと一緒に、遊ぼうよ!」
平日の蓼科湖畔に人影はなく、その声はむなしく響いておりました。
それでも、こういう時こそ、あたしの妄想はめまぐるしく働いたりいたします。
「アンパンマンよ。その声は、少しばかり早すぎるのだ。夏休みまであと20日・・・いや、せめて次の週末まで待つが良い。その時こそ、キミの声は、無垢な子供たちの歓声とともに受け入れられるであろう。それまで・・・辛抱してね。」
その後も、アンパンマンは、けなげに同じことを繰り返しておりました。
そんな情景に、あたしは人生の無常を感じていたのでございます。

さて、まだまだ時間はありますもので、そのそばにあります美術館へと参りました。
こちら ↓

マリー・ローランサンさんの作品が展示されているようです。
見たことがある気がしますが、よくわかりません。
そして、受付のオバサンは、あたしが時間をもてあましているのを見透かしたかのようにこうおっしゃるのでした。
「ついでに、彫刻の庭はいかがですか?」
アンパンマンの声には従いませんでしたが、オバサンの声には従ってみました。
で、彫刻の庭。↓

湖畔のそばの森の中に、北村西望を中心として、多くの彫刻が置かれておりました。
(広いのですが、たぶんあたしはその敷地を独り占めしていたと思います)
キレイな裸婦の皆様が、あたしを迎えてくださいまして、ちょっとうれし・・・
そうして時は過ぎ、ホテルのチェックインには充分な時間となりました。
ということで、その2はここまで。
・・・つづく
500円のユカタが飛ぶように売れています。
けれども、なぜか、1枚だけ残りました・・・
これもある意味、遠慮のカタマリなのでせうか?
(売れば売るほど損をするという、不思議な商売をしています。感謝の気持ちを価格に代えて・・・店主 拝)
さて、続きです。
お昼を食べ終わって2時近く。
ここ下諏訪から蓼科までは遠くありませんが、あたしの癖として、初めてのところは宿をまず確認して、その後あらためて余った時間をどう過ごすかという算段をするのでありますね。
ということで、とりあえず宿泊地となります蓼科グランドホテルへ直行いたしました。
知らぬ土地では、道がなかなか複雑なのでありますね。
だから、途中何度か、道に迷いましたよ。
大まかな方向は合っていても、一点を目指す時、往々にしてこういうことはあるのです。
ナビがあると、こういうことはないのかもしれませんが、ナビを頼りに走ると、道の途中の思い出が作れない気がしています。
右か左か?と迷った所で、空を見上げて、太陽の方向から東西南北を考える時、あたしはその地点を思い出として記憶できるのであります。
そして、そんなところに旅のおもしろさを感じているのです。
フラフラとしながらも、しばらく走って、それでもやがて到着いたしました。
それでもまだ3時前。
玄関脇に亀太郎を止めますと、ホテルから男の人が出て来ました。
「チェックインは3時からなんです・・・」
少し早すぎるようですね。
あぁ、そうですか・・・とお返事をして、そこからしばらく時間つぶしの計画を立てることにいたしました。
そのホテルのそばには、蓼科湖と白樺湖があります。
めぼしい所は良くわかりませんが、蓼科湖畔には、美術館らしきものもあるようです。
そこで、あらためて亀太郎と発進いたしました。
まずは、白樺湖へ行ってみます。
う~ん・・・湖がありました。(当たり前)
気の向くところが見つけられず、では次は蓼科湖です。
・・・蓼科湖到着。
駐車場に亀太郎を止めますと、何か聞こえてきましたよ。
「ボクと一緒に、遊ぼうよ!」
それは、あたしの子供たちが小さな頃に聞いた覚えがあります、アンパンマンの声ですた。
声のする方へと向かってみますと・・・
アァァァァ! いたっ!

な、な、なつかすぃ~!!!
アンパンマン、バイキンマン、カレーパンマン、そしてドキンちゃんが、そこにたたずんでおられますた。
フッと、子供たちが小さな頃の思い出が甦りましたね。
そして、相変わらず、テープレコーダーなのか、アンパンマンは例の言葉を繰り返すのでありました。
「ボクと一緒に、遊ぼうよ!」
平日の蓼科湖畔に人影はなく、その声はむなしく響いておりました。
それでも、こういう時こそ、あたしの妄想はめまぐるしく働いたりいたします。
「アンパンマンよ。その声は、少しばかり早すぎるのだ。夏休みまであと20日・・・いや、せめて次の週末まで待つが良い。その時こそ、キミの声は、無垢な子供たちの歓声とともに受け入れられるであろう。それまで・・・辛抱してね。」
その後も、アンパンマンは、けなげに同じことを繰り返しておりました。
そんな情景に、あたしは人生の無常を感じていたのでございます。

さて、まだまだ時間はありますもので、そのそばにあります美術館へと参りました。
こちら ↓

マリー・ローランサンさんの作品が展示されているようです。
見たことがある気がしますが、よくわかりません。
そして、受付のオバサンは、あたしが時間をもてあましているのを見透かしたかのようにこうおっしゃるのでした。
「ついでに、彫刻の庭はいかがですか?」
アンパンマンの声には従いませんでしたが、オバサンの声には従ってみました。
で、彫刻の庭。↓

湖畔のそばの森の中に、北村西望を中心として、多くの彫刻が置かれておりました。
(広いのですが、たぶんあたしはその敷地を独り占めしていたと思います)
キレイな裸婦の皆様が、あたしを迎えてくださいまして、ちょっとうれし・・・
そうして時は過ぎ、ホテルのチェックインには充分な時間となりました。
ということで、その2はここまで。
・・・つづく