ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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成人式

2012-01-08 16:05:00 | ノンジャンル
こんにちは。

当たり前ですが、年に一度の当地の成人式でした。

この頃は、呉服屋というよりは「振り袖屋」に成り上がったのか成り下がったのか・・・?

豊坂屋が呉服全般を扱うということにおいて、間違いはないのですが、あまりに比重が違いすぎる。

あたしは着物が大好きです。

でも、商売としての着物の中身として、昨今振袖が重きを置いていることは現実です。

お陰様で、知多半島というご当地に有りましては、さして宣伝をしてもいないのにクチコミでご用命いただいています豊坂屋。

それがなぜかはわからない・・・

ただ、今日もお客様から言われました。

「今ここで着付けしているお嬢さん方の、全部の着物が良い」

・・・

それを聞いたとき(ものすごい贔屓目だと承知をしながら)、あたしは思ったのですよ。

結局、あたしのところで選んでいただく着物にまつわる、例えばセンスとかコーディネートとかいろいろありましょうが、その日その時、なんとな~く「あぁ、これならええのではないか?」という雰囲気で、納得をしていただけるお客様だったということで、あたしは商売ができた。

とどのつまり、365日の間で、およそ100の振袖のお客様が、「あぁ、これならええのではないか?」と豊坂屋=あたしを認めてくださった。

逆を言えば、「昨年のあたしの商いのやり方は、100人にご納得いただけた以上でも以下でもないのね」ということ。

これはとても大事。

お客様を減らすなんぞということは言うまでもなく、今後をどうしたいか?ということについては、あたしがどうであるか?に尽きるのであります。

パソコンで案内状さえろくにできず、花魁の格好がしたいと言えば「おじさんはそれが嫌いだから、どうしてもというなら他所へ行きなさい」と諭し、親が買ってくれるという振袖に憮然としているお嬢さんに「何か一言、親に言うことはないでつか?」と説教をし、それでも食いつないでいる豊坂屋です。

あたしがどうであるか?・・・ということにつきましては、・・・どうにもならんだろう・・・というのが今のところのあたしの推測です。

それで呉服屋として食えなくなったなら・・・

田んぼのお米を頼りに、その日暮らしをするのだろうと思います。

食えるだけマシ・・・だと思われるのでありました。

・・・

晴れやかな成人式で、ありがたくも忙しく動きながら、そんなことを考えておりましたPでした。